2010年5月10日月曜日

バチャンの焼き物



プノンペンで食器をそろえようとしたら、やっぱりバチャンです。バチャンは、ヴェトナムの陶磁器の一大産地の名称ですが、カンボジアの市場で売られている食器といったら、ほとんどバチャンから運ばれてきたものではないかと思うほどです。
バチャンは、焼きが甘くて割れやすいのが欠点ですが、手描きの染付けが素敵です。藍は、もちろん呉須ではなく、コバルトですが、一つ100円以下で買えて、雰囲気も上々です。




今でも、これでご飯をいただいています。ちょっと小ぶりなところも、ついつい手が伸びてしまう理由でしょう。




コーヒーマグも可愛い。でも、手が取れ易くて、とうとう3つだけになってしまいました。もちろん、模様は手描きです。




この蓋物は、小さい方をバター入れにして、使っていました。
大きいものは、市場の、銀細工をつくっているところに行くと、脂(やに)をいっぱいに詰めて、彫金の脂台にしたり、なんだかわからない液体を入れて火にかけたりと、大活躍していました。




私は、プノンペンに住んでいるときは、大きい方にはカレーを入れたりしていましたが、久し振りに蓋を取ってみたら、ここにもメコン川の石が入っていました。

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