2010年8月14日土曜日

ちりとり



ちりとりは、掃除道具の中でも地味な、たいていは見えないところに隠しておかれる存在です。ハエ叩きと同じくらい、注目されない存在と言えるかもしれません。

プラスティックの、いかにも安っぽいちりとりを家に置くよりは、いっそない方がいいと、新聞のチラシを、ちりとり代わりにしていた時期もありました。そして、気に入ったちりとりを手に入れた今では、隠すより見せたいと、額縁を飾るように、壁に飾っています。

これはアルミの、幅が40センチ以上もある、無骨なちりとりです。Heavy-Dutyという名前のアメリカ製ですが、柄が太くて長いので、名前のとおり、重いゴミでも大丈夫。コンクリートをはつったゴミを掃き集めるとき、大変重宝しました。




狭いところでは使えませんが、それ以外では、頼りになるやつです。




一斗缶の廃物利用のちりとりです。骨董市で見つけました。隣のくみさんが、「わぁ、懐かしい。学校で使っていたのと同じだ」と言っていましたから、一時期、広く使われていたのかもしれません。




立ててみると、一斗缶だったことがよくわかります。切り取った縁は、両側に竹を添えて、針金で丁寧に押さえてあります。




カンボジア製の厚いブリキのちりとりは、頑丈そのものです。ときには、大工仕事のときの工具入れになったりしながら、役立っています。丁寧な手仕事で、プノンペンのブリキ屋さんを思い出しながら、使っています。


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