2012年11月15日木曜日

ホウロウの箱


野田琺瑯に、淡い緑色の、縁が青い、復刻三つ組箱があります。
箱好きの私としては、少量だけ売りだされるたびに気にしていたのですが、緑色が我が家の台所にない色だし、お値段も張るのでいつもぐずぐずしていて、すぐ売り切れてしまっていました。
あっという間に売り切れていたところを見ると、人気商品のようですが、つくるのが手間なのか、そうたくさんはつくられなかったようでした。

七、八年前でしょうか。骨董屋アンティーク・タミゼと野田琺瑯が共同で白い箱をつくったのを知り、東京に行ったおり、アンティーク・タミゼに寄って手に入れてきました。

ちょっと重量のある、美しい箱です。


料理の下ごしらえなどには、ホウロウのバットを使いますので、これはもっぱら菓子入れにしていました。
しかし、ほかにも菓子入れはあるので、最近はあまり使わないで大切にしていましたが、昨年の地震でぶつかり合ったのか、いつのまにか小さな欠けができてしまいました。
使っても欠ける、使わなくても欠ける。ならどんどん使った方がよさそうです。

お弁当を持ってどこかに行くということは、ほとんどない昨今ですし、持ち寄りで集まるときなども、欠けないかと気になり、持って行けません。やっぱりお菓子入れでしょうか。
もっとも、ホウロウは欠けないに越したことはありませんが、少々欠けても気になりません。

これを書くために、久しぶりにネットで復刻三つ組箱を見たら、これはこれで素敵です。
うっとりしてしまいました。


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