掌に乗る大きさの、桃の貯金玉です。
どちらが正面か、よくわからない貯金玉ですが、普通はコインを入れる穴は裏側に開いているものなので、こちらが正面でしょうか。
上下にわかれる型を使って、土でつくったものです。
長さ、10センチほど、ちょっと扁平で、浮き彫りの葉が二枚ついています。
おもしろいのは、一度全体を、わざわざ黄緑色に塗ってから、その上に赤を塗ってあることです。
葉は緑のまま残しておけばよさそうなのに、葉も赤く塗りつぶしています。
枝のところには穴が開いていますから、紐を通していたものでしょう。
形はしっかりできているのですが、
色の塗り方は、ちょっと雑にも見えます。
もしかして、素焼きだったものに、自分でペンキを塗ったとか。
お金はたっぷり入りそうです。
口のところが欠けたりしていますから、持ち主だった人は、比較的大きな口から、コインを入れるだけではなく、出してもいたのかもしれません。
もう廃業してしまった骨董屋さんから手に入れたものですが、いつごろのものか、どこのものか、わかりませんでした。 もしかすると、中国のものでしょうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿