近くの牛の放牧場の横の道を散歩していると、間近で人間を見物しようと、ひょこひょこ駈けつけてくる、好奇心の強い牛が、いつも四、五頭います。残りは、遠くからちらちらと見るだけだったり、知らんぷりだったりします。
柵の中の草は短くなっていますが、すぐ外にはちょっと伸びた草が生えています。
先日散歩していた時、夫が戯れに、柵の外に伸びている草を摘んでやりました。
草をやったとたん、いつもは集まってこない牛たちも、急いで駈けつけてきます。
ところが、草を食べていた先着組が、急にすっ飛んで場を離れました。
なんと、ボスがやってきたのです。
後から来たこれがボス。他の連中はボスを遠巻きにして、決して近づきませんきません。
そうなると、夫はおもしろくありません。
余計なお世話にも、草を摘んでは、ボスを避けて、周りを取り巻く下っ端どもにだけやろうとします。
でもうまくいきません。下っ端の牛どもは口の前に草を出されても尻込みするのもいれば、一口だけは食べる勇気のある牛も、すぐすっ飛んで下がり、ボスに場を譲ります。
あれ、もう一匹尻込みしないのが、やって来ました。
ボスにすり寄って、一緒に食べているのは、ナンバー2でしょうか。それともボスが二匹いるのでしょうか。乳牛たちですからどれも雌でしょう?
知らなかった牛の世界を垣間見た日でした。
どの社会でもボスが取り仕切っていますね、
返信削除(ラーゲルの中や闇市でも。(良い悪いを別にして)
化石調査の離島でもボス猫は私に抱かれるので家来も遠くからみていました。
貴重な写真が残っています。
放牧の牛に脱いだシャツを食べられました。
心配いりませんね、草と一緒に吐き出しました。
昭ちゃん
返信削除あはは、動物が複数いるところ、どこにでも「社会」ありだったんですね。
戯れで草をやり、勉強になりました。また、飼い主がいたりすると別反応だったりするんでしょうね。
シャツを食べられたって?おもしろいですね。
放牧地のある牛たちは幸せです。牛舎にしかいない牛もいますから。