2013年6月4日火曜日

パキスタンのポット

東中野の駅近くに、18年前にバラックが建っていて、その中にパオが組み立ててあり、たくさんの絨毯を置いた店がありました。十年もすれば、あたりの様子はすっかり変わってしまう昨今、その店が残っているとは思いませんでしたが、渡辺医院に入院中、思い出してバラックの建っていたあたりを歩いてみました。
目指すバラックはなかったのですが、ビルの一階と二階に、どうみてもアフガニスタン、パキスタンあたりのものが見え隠れしているお店がありました。
ドアが開きっぱなしになっていたので、準備中で人影もない店内に入ってみると、豪勢に絨毯を敷いたところに座るレストラン、室内のカウンターになった居酒屋、通りに開いた屋外の居酒屋などあり、店のあちこちには、南アジアの民具が溢れていました。

「あのお店はなんというビルに入ったんだろう?」
通りの向こう側からそのビルを見上げてみると、「PAO」と書いてありました。なんとつぶれるどころか、お店、キャラバンサライ・パオは大成功を収めて、バラックは九階建てになっていたのです。


パオのショウウインドーには、たくさんのパキスタンポットが飾ってありました。
パキスタンポットは知ってはいましたが、現代生産品ではあるし、どこででも買えるしと、特別惹かれたこともありませんでしたが、たくさん並んでいると、かわいいこと。
ある夕方、食べ物商売のはじまる前に訪ねてみました。

ポットは大きいのは赤だけ、小さいのは赤、白、モスグリ-ンの三色ありました。


白いポットも欲しいと思いましたが、注ぎ口が異常に太いので、赤だけにしました。


蓋を開けたところです。
蓋を開けても重みで倒れたりしない、姿もかわいい、よくできています。


蓋の留め方が、またいいのです。二股になった鋲を通して、端で広げて留めてあります。




たくさんあれば、かわいさ倍増、こんなに欲張ってしまいました。
大きい方で640円。一人用のティーポットとして、使えるでしょうか?


そのティーを飲むカップです。
手づくりなのに、カップは一個90円、十個買ったら一割引きのお安さ!


模様がついたの、無地の、買わなかったけれど青磁のもありました。
糸敷きもきれいなの、ごつごつしたの、でこぼこしたの、いろいろでした。


このカップは紅茶(チャイ)だけでなく、お酒も、お茶も、アイスクリームにも似合いそうです。
もっとも、せっかく入院したのだから、間食もお酒も当分口にしないつもりですが。


パキスタンのアフガニスタンとの国境のペシャワール、アフガニスタン側のカンダハルあたりは、もっとも行ってみたいところの一つです。




4 件のコメント:

  1. 春さん東京に行きたくなりましたよー
    東中野に先輩がいるのでお馴染みで大江戸線もあるし便利です。
     楽しい道具いつも目を見張っております。 

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  2. 昭ちゃん
    ちょっと行くには楽しいけれど、長居するところではありませんね。あのあたり、古い家が一軒つぶれると、真ん中に舗装道路をつくって、奥と両脇にコの字型に家を配置します。五軒から六軒てとこかな。というわけで、行き止まりの短い道ばかり、もうひしめき合って住んでいます。
    やっぱり、いなかは、ええべぇ!草刈りが大変だけど(笑)。

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  3.  春さん
    東京は遊ぶところで住むところじゃーござんせん。
    「♪東京砂漠♪♪」です。
    群馬弁で「がんばんべー」20%の未練バイ。

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  4. 昭ちゃん
    んだ、んだ、ご同感です。

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