私は、ランプの時代もかいま見たし、電気をまだ明かりとしてしか使っていない時代も知っています。
長じてからも、いろいろな国で、電気も水道水もない生活も経験しました。しかし、電気のある時代の方がない生活よりよかったというものでもなく、そのときそのときの、その土地その土地の生活の喜びやその深さは、どの時代でも同じ、比べられないのではないかと思います。
しかし、イナウと出逢ったときは、
「ネット時代に生きていてよかった!」
と、つくづく思いました。
ネット・オークションで見つける以外、イナウと出逢うことがあったとは考えられません。
船の長さ26センチほどの小さなものですから。祭儀用のものではなく、父が子に与えたおもちゃだったのでしょうか?
だったとしたら、おもちゃ好きの私には、なおさら嬉しいものです。
木彫りの舟に、削りかけが三本立ててあります。
きれいにカールしたイナウ。
船の舳先(へさき)と艫(とも)に立つ削りかけは、てっぺんが花のように削られていて、そこから、らせん状に削ってあります。
私の削りかけたちは、アイヌのイナウが加わったことで、ほぼ完成です。
欲を言えば、これに秋田のぼんでこ(祝儀棒)が加わればいいのですが、あまりに欲張るのもどうでしょうか。
削りかけコレクション
返信削除生で拝見したいものです。
素晴らしい文化ですよね
Unknownさん
返信削除コメントありがとうございます。集めてみるとそれなりに見えますが、たいしてコレクションと呼べるほどのものではありません(笑)。
Unknownさんですから、どなただかわかりませんが、機会があればご覧にいらしてください。
あれから、昔から気になっていた梵天(ぼんでこ)も手元に来ています(http://koharu2009.blogspot.com/2015/10/blog-post_15.html)。