塗装屋を無事引退した私は、今度は鉄屋の助手になっています。
下のコの字型鉄骨と、上のアングルとをボルト締めします。
12ミリの穴を開けるために、まず3.5ミリのドリルで小さい穴を開け、次に5.5ミリのドリルで穴を広げ、最後に円錐形になったドリルで12ミリの穴にします。
しばらく前までは、12ミリの穴を開けるときは、一番上の太いドリルを使っていました。
力がかかるので、インパクトドライバーには直に接続できないようにつくられているドリルです。接続部品を使って、もっと力の強いドリルに装着していました。
まず小さい穴を開けます。
それを広げます。
さらに、広げていきます。
この形のドリル(スパイラル・ステップ・ドリル)を、インパクトドライバーで使うときは、力を使って抑えつけないと開きません。
そして、電動のドライバーを使うときは、力は少なくてすみますが、ときどき反対方向に向かおうとする強い反動が来るので、必死でドライバーを抑えていなくてはなりません。
まあ、力を使わないですむ方に、軍配は上がるでしょうか。
もっと、根元で太くなっているのを使えば大きい穴が開くし、好みの直径の穴が開けられる、とても優れ物のドリルです。
助手は地上で作業していますが、親方は高いところで同じような作業しています。
「受け」穴はあらかじめ開けてありますが、いくつかは現場で合わせて穴を開けるからです。
12ミリの穴が開きました。
それを、ボルト、ワッシャー、ナットで留めます。
完成したところです。
それを、親方が所定の長さに切断します。
この、アングルを取りつけた細い鉄骨は、南側の二本目です。
一本目の幅の広い鉄骨は、先週あげました。
というわけで、今下で準備しているところ。これから上げます。
炭鉱閉山後鉄鋼関係で働いたので、、、、
返信削除当時はほとんどインチねじでしたよ、
職人は教えてくれないので帰ってからも勉強をしました。
釈迦に説法ですが、
グラインダーでの切断と穴くりは
くれぐれもご注意ください。
訂正中に飛んで行きました。
返信削除昭ちゃん
返信削除だからお詳しいんだ。今もネジはインチとセンチが混じっています。最初は知らなかったので、よく見て買わなくて、合いそうで合わなくていらいらしたこともありました。
グラインダーでの切断、恐ろしいでしょう?私は絶対やりませんが、夫はコンクリートでも、大谷石でも、鉄板でも何でも切ってしまいます。コンクリートを打ったとき、うっかりして膨らんだところまで、グラインダーで切ります。気をつけるように言っておきます。切断機もあるのにね。