2015年5月2日土曜日

自転車籠


小さい頃、もっとも身近にあった籠の一つに、自転車籠があります。岡山県ではばかん籠と言っていました。
昔の自転車の荷台は大きくて武骨でしたが、その荷台に自転車籠は綱でしっかりくくりつけられて、舗装されていない道を行きかいました。
行商に来る魚屋さんやお菓子屋さんの自転車籠はとりわけ大きく、籠の中から何が出てくるか、見ているのは、おもしろいものでした。



長い間、大きめの自転車籠をさがしていましたが、気に入るものはありませんでした。
大きいものはなかなかないし、高価。しかもほとんど縁は針金で巻いてあります。

一年ほど前だったか思いがけないところで、十分くたびれているけれど、縁に針金を巻いていない、値段も手ごろな自転車籠を見つけました。


何故、大きな自転車籠が欲しかったか?
それは、寝室の、犬の寝床の上に置いて、犬の布団や毛布を入れるためでした。


最下段は、犬の寝床ですが、真冬の夜はヒーターを入れるので猫まで乱入して、混みあいます。そして、布団や毛布を掛けてそれにくるまって寝たがります。
その毛布、布団類を、その上の棚にただ畳んで重ねて置いていたのですが、籠に入れたらもっとすっきりすると思ったのです。
犬たちはいつも、せっかくかけてやった毛布を踏みつけて敷き、さらに別のを掛けて欲しがります。そのため、いつも数枚必要なのです。

上の方の棚の籠は引き出し代わりです。 偶然にも、無印良品のヴェトナム製の籠が三つ並ぶ幅でした。
上の段の深い籠には、予備のタオル類、季節はずれの寝巻、そしてお手洗いと脱衣場に敷くマットを入れています。そして、その下の段の浅い籠には、夫の寝巻、私の寝巻、そして古タオルの雑巾が入っています。


自転車籠の横には、違い棚というか、右半分だけ低い棚をつくって、手つきの籠二つを並べたいと、もうずいぶん前から考えています。
ただ、木工室(と言っても、ビニールハウスですが)では、このところ荒仕事ばかりなので、土木工事が一段落してから、丸鋸の刃などを全部研ぎ直し、調整し直した後でないと、普通の大工仕事に取り掛かる気持ちになれません。

来年には、普通の大工仕事のできる環境を整えたいものです。





5 件のコメント:

  1.  懐かしいかごですね、
    昔の自転車は子供用以外は荷物運び用なので
    荷乗せもスタンドも大きいですからね。
    良くありましたね。

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  2. 昭ちゃん
    懐かしいでしょう?あの、鉄鉄した荷台も思い出すでしょう?あんなのに、乗せてあげると言われた日には、嬉しいんだか迷惑なんだか、道がでこぼこしているので、そのたびに飛びあがって、落ちるときに荷台が尾骶骨に響いて(笑)、どっかにつかまって腰を常に浮かしておきたい気分でした。
    子ども用自転車は贅沢品で、誰も持ってなくて、大人用でサドルに腰かけないで乗っていました(届かないから)。男の子は自転車を倒しぎみにした三角乗りでした。
    近所に両手に荷物を持ってハンドルは持たないで自転車に乗れる人がいて、いつも羨望のまなざしで見ていました。いつか私もと思っていましたが、舗装道路でさえ、両手離してはとうとう乗れませんでした(笑)。

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  3.  私も三角乗りでした。
    友人を荷台に乗せ交番の前を、
    見つかると「こらー」っと叱られます。
    その代わり1銭を拾うと交番へ、
    絶対呉れますからねー

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  4.  大人用自転車でも営業用になると
    荷のせは重いのでスタンドの接触面に
    リブが入り倒れませんね。
    もうみませんが。

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  5. 昭ちゃん
    何でも重かったですね。嘘のように軽くなりました。

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