2016年2月12日金曜日

木彫りの熊


のらさんから、我が家から行った犬クマの写真が送られてきました。
犬クマのご加護だったのか、のらさんは一度だけコメントしてくれることができたのに、そのあとはまた、認証画面が途切れていて、コメントできなくなったそうです。
やれやれ。


犬クマはのらさんの家で、小さな熊たちの仲間入りしましたが、もっと大きな熊たちもいるというので、お願いして写真を送ってもらいました。


おぉ、立派な熊さん。そして、よいお顔。


上の写真の熊と同じ姿ですが、よく見ると違う熊のようです。
鮭を獲って運んでいるのでしょうか。
「どこも家にもクマがいた」
と書きましたが、こんな勇壮な熊は見たことがなかった気がします。


お馴染みの鮭をくわえた熊たちと、吠えている熊。


北海道には、芸術的価値や歴史的背景を理解したうえで、アイヌの木彫りの熊を集めている人がいらっしゃるそうです。
また、近年は博物館や美術館が木彫りの熊の収集をはじめているとか、アイヌの手仕事の技術が評価されるのは、とても良いことだと思います。

それにしても、木彫りの技術の後継者はほぼいない状態で、アイヌなら誰でも彫ることができた木彫りの熊は、いまや機械彫りに取って代わられ、風前の灯火のようです。






4 件のコメント:

  1.  保育社や北隆館の時代から山渓と写真も素晴らしくなりましたね、
    並んでいる本をみてほっとしています。

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  2. 昭ちゃん
    のらさんの蔵書のことをおっしゃっているのでしょう?興味津々ですよね。のらさんは漂着物学会の会員さんですが、正ちゃんはご存じなのでしょうか?
    並んでいる本、どれもいいですねぇ。『クマにあったらどうするか』なんて本は切実な感じがしますけど。
    確かにカラー写真の技術は、この数十年で格段に進歩したと言うより、コンピュータの画像と比べて、紙での表現の限界すら見えてきましたね。私が若いころの美術書の印刷は、本文とは一緒にしないで、カラー印刷したものを切って貼りつけたものでした。
    保育社の図鑑、もう長い間開けていません。というか、調べものならネット検索の時代になってしまいました。

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  3. 祖母が北海道へ旅行したとき買ってきたお土産も木彫りの熊だったことを思い出しました。昔の人は、度に出ると必ず民芸品を買ったのだと思います。
    それにしても、のらさんの本棚、素敵ですね。

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  4. mmerianさん
    そうそう、本棚が素敵です(^^♪
    いくらネットで検索できると言っても、本には負けます。あの本に載っていたあれ、と見つけるのは無上の喜びです。
    ところで、最近は図鑑類をほとんど開かなくなりました。ネットで検索して、ブログに「これ何だろう?」と載せたら、誰かが教えてくれると思って(笑)、手を伸ばせば図鑑があっても「面倒だ」と思ってしまいます。暇なときにじっくり見ることもなくなりました。だめですねぇ。

    寂しいことですが、買いたたかれたとしても「お土産品」として需要があった時まで、アイヌの技術は途切れることなくつながったのでしょう。それが、マトリョーシカのように「芸術品」として認証される前に廃れてしまったのが残念です。
    それにしても、かつてはナイフを使えるということが生きることでもあった文化が幅広く分布していました。カナダのヘアーインディアンなどは、四歳で自由自在にナイフを使えたと言いますから、人間の能力は退化したものと言えば退化したものです。

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