何の変哲もない、昔の小引き出しです。
大工道具入れにしようと思って、ずっと前から用意していました。本当はもっと欲しかったのですが、たくさん見かけたのに、状態がよくて、安くて、てらいのないものが、そうそう転がっていなかったのです。
あまやさんで気に入ったものを見つけたときなど、値段を聞くと、
「6000円」
「ええぇっ!どうしてそんなに高いの?」
「引き手がいいだろう。戦前のものだから。引き手だけでも一個1000円はするよ」
確かに、素敵な引き手でしたが、そんなのは買えません。
というわけで、たくさん用意できなかったのです。
引き出しは柔らかい杉でできているので、金物をそのまま入れたら、傷みます。
そこで、残っていた、薄い合板を底に敷きました。
あら不思議、どこにも狂いがないように見える小箪笥、けっこう直角になっていないのね、曲がっています。昔の職人さんも、私同様、つじつまを合わせていたのです。
大工道具には重いものも多いのですが、薄い杉の引き出しですから、できるだけ軽そうなものを入れます。
これは、文房具をまとめた引き出しです。
引き出しの一つ一つに合わせて、中に入れる仕切りをつくります。
仕切り板には、大工さんが門の瓦桟に使った切れ端があったので、薄く削って利用しました。
組んだ仕切りをはめ込んだところです。
インパクトドライバーのビットやアタッチメントの引き出し。
やはり、インパクトドライバーに装着して使うソケットの引き出し。
六角レンチ、チャック、スパナなどの引き出し。
少し整理できました。
が、まだまだ道具が残っています。早く片づけたいので、あとの引き出しは自分でつくるつもり、釘隠しなど考えず、機能一点張りのものをつくるつもりです。
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