2017年2月22日水曜日

窓づくり


このところ、窓をつくっています。
家に積んであるケヤキから、部材を取り出します。太いものは80×60ミリですが、ほとんどは、厚みが45ミリあれば足ります。
虫が食ったり、一部皮がついたりしている材から切り出すので、何度も失敗したら、代わりがなくなります。


部材を取った後も、まだ細い部材が取れそうなものは残しておきます。
右上に見える削った材は、切り目を入れた鋸の深さを失敗して使えなくなったものです。仕方なく部材を取り直したので、次の出番を待っています。


虫食いが激しかったり、短かったりと、使えそうにないものは薪になります。


ガラスを入れるためのくぼみをつくったとき取り除いた材は、細すぎて、もうガラス抑えにも使えません。
薪ストーブのつけ木にぴったりです。


揃えた部材は、角のみ機でほぞ穴をあけます。


それに、ほぞをつくって差し込みます。


四角い木に四角い木をぶつけるのは簡単なのですが、ガラスをはめるための溝を切って変形させてあるので、とたんに頭がついていかなくなっています。
「えっと、どうはまるんだっけ?」
何度も当ててみて、慎重にやっているつもりでも、ついつい間違えてしまいます。
やれやれ。


枠が、やっと二つできました。


倒れるので、屋根側から支えながら、はめてみました。
最初、ここの窓は下に落とし込む窓にするつもりでしたが、雨仕舞がうまくいきそうもなく、両開き窓にしました。均等割りではなく、正方形+残りという形です。
これから、細い方の窓をつくり、内に開く網戸もつけなくてはなりません。


夫は、南側の引き窓の敷居と鴨居をつくり、取りつけました。
「鴨居には、えらくたくさん溝があるのね?」
「あたりまえだ。ガラス窓と網戸と障子だ」
「えぇぇぇ!障子まで入れるの?やめてぇぇ」
ガラス窓は、敷居にはレールを取りつけるので、これは障子のための溝だったのです。

他人に頼んでいるなら、手間賃のこともあって、「ここが手の打ちどころ」というところで妥協します。ところが、自分たちでつくっていて、材料も買わずにあるものでできるとなると、なんでもやりたいだけやることになり、際限がありません。
母屋はそうでしたが、作業棟はもっとさっくりやるつもりだったのに、なかなかそうもいかないようです。






2 件のコメント:

  1. 薪を積んである横にも障子が見えますが、これも手作りなのですか?障子を手作りなんて考えたことない!
    東京たてもの園で見た前川國男邸の障子が印象的で、障子がある今の中古の家にしたような記憶があります(もちろんそれだけが理由じゃないけど)。でもうちは障子を開けると道路から中が丸見えで適してないかも~。
    旦那さんは、ただの作業棟で終わらせない魂胆がありありですね(笑)。

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  2. hiyocoさん
    母屋には建具屋さんにつくってもらったのと、私の作った障子が混在しています。障子は居間の大きいガラス戸にも全部あって、閉めると確かに雰囲気は違いますが、毎日写真撮るわけじゃないし(笑)。
    夫はあの作業棟の二階は、最初から宴会室にしたいという目論見を持っていて、私は反対し続けています。「誰が宴会するの?」「誰が料理を運ぶの?」「誰が洗い物をどこでするの?」などなど反論点がいっぱいあるのです(笑)。だいたい、15人くらいなら母屋で集まれますし、年のせいで年々、宴会が面倒になりつつあります。
    で、今窓をつくっているところも客室になりそうですが(宴会室兼か?)、下の集会室との間を遮断して気密性をつくらなくてはならず、トイレを二階にも設置するなどなどまだまだ先が遠いのです。
    だいたい、階下の集会室が無駄だよねぇ(笑)。一度だけ夫の同窓会で50人くらい来たことがあったけれど、そんなことはそうそうないし。ジャンベ叩く友人を招いて、アフリカ音楽会をするのは楽しそうだけれど(笑)。まぁ、家をつくることが目的だから、いいんだけれどね。
    前川國男の東京文化会館、大好きです(^^♪特に小ホールが...。

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