2017年9月7日木曜日

ガラス窓をつくっています

しばらく前から、作業棟二階の展望室の窓をつくっています。
 

左右(南北)で、8枚の窓です。
ガラスを嵌めるための溝をつくると、窓枠の断面は不定形になります。そうなると、立体に弱い私の頭は、なかなかついていけません。
まず、実寸の模型をつくってみました。


ほぞ穴の方は、角のみ機があるので、簡単です。


ほぞの方は、
「えぇと、えぇと。あそことここがぶつかるから、ここはこうなって」
と、頭ががんがんします。


これでどうでしょう?


ぴったり入りました。
やれやれ。
これを参考にしながら、ガラス窓8枚分の部材、32本を加工しました。
削り足りないものは再度削りなおすことができますが、削り過ぎたらもう使えないので、一つ一つ合印をつけて、微調整しながら組み合わせます。


上部は、組んでから鴨居にはまるように「しゃくり」加工しますが下部は、レールの上をすべらせるので、組む前に滑車を取りつけます。
滑車を埋め込む穴は、予行練習ではドリルとノミで開けたので手こずりましたが、本番は角のみ機で開けたので、楽ちんでした。


接着剤をつけて部材を組みました。
ちゃんとどれも合印をつけておいたのに、間違えたものが一組ありましたが、なんとかなりました。 組んでしまえば、もう、たくさんの部材がごちゃごちゃしないので、ほっと一息です。


高さを調節しながら、取りつけました。


まだ枠だけで、ガラスがはまっていませんが、こんな感じになります。


外から見た感じも、よくなりました。
窓の左は白い漆喰壁ですが、まだ手付かずです。






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