昨日は、『広辞苑』の改訂版が、十年ぶりに売り出されて、話題になっていました。約一万語増えたのに、紙を薄くしたので、本の厚さは変わらないのだとか。
本棚をつくったので、半地下室に段ボール箱に入れて積んであった本の整理をしていますが、捨てるかどうか迷うのが辞書類です。
辞書という辞書を、もう十年以上も開いたことはありませんが、その昔は大いにお世話になったものでした。しかも、家族のみんながそれぞれに持っていたので、数もたくさんあります。思い出深い辞書もあります。
場所を取る『広辞苑』も、段ボール箱の中で何年も過ごしました。箱やカバーはかびていたので捨てましたが、本体は健在です。まあ捨てられない、開くあてもないのですが、本棚に収めました。
それでも、人名辞典など、絶対に要らないと思えるものは処分しましたが、あまり必要でないとわかっていても捨てがたいものもあります。
オックスフォード・ドゥーデンの絵で引く英語辞書は、息子のために買ってやったものです。あまり使いませんでしたが、どのページも絵が美しい。改めて見直そうと、持ってきてみました。
哀れなのが、毎年発売されていた(今でも、されている?)『理科年表』です。
様々なデータを調べるために、本当に役に立つものでした。でも今は、ネットでもっと詳しく、もっと広範囲なデータが調べられます(でしょうか?最近は調べることもないので、本当のところはわかりませんが)。
この、文庫本の形を取っている国語辞書も、発売された時は画期的でした。物語を読むように読めよとつくられたものです。
毎日電車通勤などしていたら、きっと楽しく読めたことと思いますが、あいにく、開く時間を見つけられません。
春姐さんラジオで聞きました
返信削除一段と分厚くなったことでしょー
とにかく視力がないので小さい字は大変です。
「理科年表」
大正14年の初版本が復刻版で発売されましたね、
今あるのは2001判でやはり本箱の隅です。
一番使うのは虚子の歳時記・昭和26年購入・450円
昭和21年朝日年鑑・15円です。
昭ちゃん
返信削除広辞苑は紙を薄くして一万語増えても厚さは変わらないそうですよ。それに、二冊に分けたのも発売されましたね。
昨日、古い彫刻家の友人に会ったらなぜか広辞苑の話になって、今でもよく見ているのですって!彼はコンピュータもやらず、山羊を飼ってのチーズをつくって売り、夜遅くまで彫刻の制作にいそしみながら本も読んでいるとか。コンピュータでちゃらちゃらと遊び、夜は早くに寝てしまう私たちとは大違いでした(笑)。
理科年表の復刻知りませんでした。1925年が初版でしたか、面白いでしょうね。もう、理科年表がなくても困らない時代になりましたが、捨てがたいです。