先日、1円切手を買ってきたのを機に、切手を整理しようと見ると、簡単には整理できないほど、中がごちゃごちゃになっていました。
以前はゆうパックを出しに行くときなど、いろいろな金額の切手を少しずつ持って行っていました。それを持ち帰ったまま突っ込んだりしているので、金額別にしまっていたはずの切手が、混じりに混じっているのです。
これまでは、郵便関係のものの整理にA4のファイルを使っていましたが、ファイルそのものが切手やはがきに対して大きすぎるし、ポケットは多すぎました。
できたら2段になっているファイルにしたら見やすいかと、ホームセンターに行ったついでに、クリヤーファイルを見てみました。
ところが、2段のファイルはなくて、ほかになかなか適当なものがありません。
切手は小分けしたいのだけれど、はがき用ファイルでは小さすぎます。それに、はがき用ファイルは、頻繁に出したり入れたりするようにできていません。
横長のファイルの方が出しやすいかと、何度も手に取ってみましたが、難点は本棚に収まりにくいことです。それに値段も張りました。
というわけで、迷いに迷いましたが、B5の縦型のクリヤーファイルにしました。
さて、切手を全部ぶちまけて仕分けしてみたら、昔の62円切手などはほぼ使い切っているのに、20円切手が山のようにあることが判明しました。
かつては、ゆうパックなど切手を貼るスペースが多いものにはできるだけ20円切手を使っていましたが、最近はそういうことにマメになるのに疲れて、使うことを怠っていたようでした。
1円、2円、7円、10円など、金額別にファイルに入れてみましたが、これでは一目で金額がわかりません。
そのうちごちゃごちゃになってしまいそうです。
そこで、一目でわかるように台紙に金額を書き込もうと、転写レタリングを出してきました。
大きい文字の数字のシートは、使いかけが2枚、新しいのが1枚残っていました。
これを転写したいところに置いて、上から固いものでごしごしこすると転写できるのです。
昔は、何かにつけて転写レタリングを使っていました。アルバムの背表紙や、コピーした手づくり本の表紙や背表紙などに貼るのに欠かせないものでしたが、コンピュータの質が向上し、打ち込んだ文字を拡大して印刷し、それを切って貼りつけるようになると、すっかり出番がなくなっていました。この20年、もしかしたら30年近くは使うことがありませんでした。
使ってみると1枚は乾燥して転写できなくなっていましたが、あとの2枚はなんとか使えました。
これで、切手は見やすくなりました。
アルファベットのシートも一枚残っていたので、背表紙にSTAMPと転写することにしました。Mはなくなっているけれど、Wを逆さまにすればなんとかなります。
ところが何てこと、糊面が乾燥しきっているのか、やってもやっても転写しません。
諦めて、一度も開封していない、樹木のマークなら転写できるかと試してみました。
これも、乾燥していて、何回もボールペンのお尻でゴリゴリこすったのですが転写しきらず、シートの方に枝が少々残ってしまいました。
樹木マークは、民家の実測調査したときなど、平面図を起こしたときに上から見た木として使うものです。
もう、転写レタリングシートは全部捨てた方がよいくらいですが、捨てられない私のこと、一応取っておきました。
切手入れはしょっちゅう使うものだから、背表紙に名前がなくても困りません。