2020年9月2日水曜日

手が足りない!



一度は素敵に片づいたこの斜面、今年は一度も刈ることができなかったらこのありさまです。
あぁぁ、野生への道は近い!近すぎる。すぐに戻れます。


それでも、私は道端だけは草を刈っているけれど、


私が刈ったところから上を刈っていたMさんは病に倒れて、お連れ合いに引き取られて他県に行ってしまい、家は無人になったままです。
ときおり、シルバーボランティアの方たちが家の周りは刈っていますが、道までは手が回りません。


左手奥の梅林の持ち主のSさんは、もう15年以上も入院中。人を頼んでの手入れも、この数年はなくなりました。
手入れしていない梅林には竹が入ってきて、蔓延ります。道路から手の届くところは、通りがかりに私や上のたけさんが筍のうちに折ったり、冬に切ったりしているのだけれど、梅林は荒れゆく一方です。


そしてMさんの上に住むたけさんが、道の左の畑(元の棚田)を耕さなくなってもう10年以上、道路から下へと広がる畑は、足を踏み入れることもできないほど草が茂っています。
今年88歳になるたけさんは、それでも家の周りには、ちょっとだけ畑をつくっているのですが、刈り払い機を使わなくなって数年になります。乱暴に扱ってすぐ壊す人ですから、壊れたのを契機にやらなくなったのですが。

せめて、1年に1度の草刈りで、どこもがきれいに保たれるんだったら、無理してでも私が刈る範囲を広げますが、そうはいきません。
年に3回でも場所によっては無理、4回刈れば、見苦しくはないほどにはきれいになります。


もっとも、草刈りが行き届かないと、花や実、虫などが楽しめたりします。


刈ってない土手に、センニンソウが今、きれいに咲いています。








 

7 件のコメント:

  1. 高齢化社会どこも同じ次期世代はそれどころでは、
    無人の親の家はいらないそです皆んなそこで育ったのにねー
    お助けたちもヤギの乳を飲んだりしていました。

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  2. 昭ちゃん
    ここに20年いるから、みんな20年年取っちゃった(笑)。気がついたら、私が20年もいたところはここだけです。
    東京にも年より増えているみたいですよ(笑)。

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  3. 過疎化は都会でも同じで
    足りないのは高齢者を受け入れる施設です。
    テレビでは高齢者の動く姿を、これ以上は写せないコードが、、、、、。

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  4. 春さん、山を守るって大変ですね・・・。
    「田んぼって、本当にきれいよね」と会社で言うと、
    「そんなこというのは、田んぼ、やったことないからです。一度手伝いに来ませんか?」と
    若い人たちにたしなめられます。

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  5. 昭ちゃん、高齢者を受け入れる施設の話ですけど、本当にそう思います。
    高齢者はだんだん幼児に戻っていく・・・という言い方がありますが、
    ほんものの幼児とは違って、大変な個人差があることで、そこをうまいこと区分けして
    受け入れるのが大変ですよね。

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  6. 昭ちゃん
    高齢者ばかりまとめて集めるより、やっぱりいろいろな世代がうまく出会える社会がいいでしょうね。
    同じ世代だと話が合う?そんなこと考えたこともありません。
    前働いていた職場もいろいろな国籍、いろいろな世代がいました。みんな等しくつきあってきました。

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  7. akemifさん
    目先のことを考えたり、お金に換算したりするとだめですね。
    でも林道の草刈りも、みんな年取って、昔は丁寧にしていたけど今ではできるだけ早く切り上げようとしています(笑)。しかたないです。
    かといって、絶対に除草剤は使って欲しくない!
    平地の田んぼはある程度機械化に適応したので、しばらくなくならないでしょう。でも谷津田とか畑は難しいですね。

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