昨年、草刈りしていたときの写真、我が家の坂道(左)を下ったところの公道です。
滝へと続く道の両側は、私たちがくる以前は、年に一回の村の草刈りの時に、集落の人みんなできれいにしていたそうです。そして、私たちが来てからは我が家の入り口の上下それぞれ約50メートルを、私たちが刈っています。
道の左の上り斜面は、側溝から1ないし1.5メートルくらい、刈り払い機の届く範囲を刈り、その上には灌木が茂っていました。
また、15年ほど手入れされていない右の梅林は、道端の草は刈りますが、梅林の中は手つかず、葛がのたうち回って、梅も弱っていますが、私としては上から侵入してくる真竹を切るくらいしかできません。
さて、10日ほど前だったか、夫が外から帰ってきて、
「うちの前の道の草を刈っているぞ」
と言います。
「あら、そう。梅林?」
「違うよ。道の際だよ。市から委託されたんだって。3人もいるよ」
夫の話はあまり要領を得なかったし、私もさして関心がないしで、そのときは見にも行きませんでした。
側溝から3メートルぐらい刈り上げられて、境に生えていた灌木はなくなっています。
えらくすっきりしてしまいました。
我が家への坂道の両側は私が刈っていますが、写真の手前がこんなに刈られたのは、ここに来てから初めてです。
戦後すぐのころまで、クヌギやコナラも薪や炭にするために定期的に伐られていたので、林全体の背は低く、下草は牛馬の飼料として焚きつけとして刈られていました。山は裸足で歩けるくらいきれいだったとか、お年寄りたちの原風景とも言える風景が、ちょっと出現しかけています。
しかし、私が年月をかけて刈り進んだ場所と、今度刈ってくれた場所の間にはまだ篠竹があって、つながっていません。
灌木のあいだには、何本ものイノシシの道がありましたが、消えてしまいました。隠れ場所がなくなり、潜むのがちょっと難しくなることでしょう。
今はまばらに見える篠竹も、夏になると生い茂ります。せっかく足がかりをつくってくれたので、茂る前にこちら側から攻めることにしました。
といっても、薄い壁でしたが。
斜面なので、足を踏ん張っての作業、午前午後と刈ったら、足がヘロヘロになりました。倒木の上あたりが、私が刈った場所です。幸い(?)それ以後わりと雨が続いて、これ以上は進んでいませんが、今日はいい日和です。
境に生えていた灌木の、マルバウツギ、モミジイチゴなど、それに絡まるフジ、スイカズラ、アケビ、ヤマノイモ、ヤマブドウなどなど、みんな刈られてしまいましたが、すっきりしたと言えばすっきりしました。
もうひと踏ん張り、カシの木の足元まで草を刈るかどうか、思案中です。
林とは言え、道路わきは陽当たりがいいので、これから草や木がわっと生えてきて、一年放っておけば、元のようになってしまいます。
さて、今年の夏はいったいどんな感じになるのでしょう?
ちなみに、この林の持ち主は隣村に住んでいますが、彼が手入れすることは一度もありません。上の平らな部分は農地解放で小作の人たちのものになってしまったし、細く斜面として残ったところ、彼としては手入れする理由もありません。
右の梅林もそうですが、その上のかつては谷津田だったところも、杉を植えてあるところも、山の裾から真竹が侵入してきて、荒れ放題です。
2 件のコメント:
草刈りって大変ですね、
家内の実家の跡は河川敷が広がり
思い出す物は一つも残っていませんが
無人の農家が三軒いまだに残っています。
一輪車や破れたままの肥料袋家の中は畳を押し上げた
篠竹で見るのも悲しい状態です。
街中の空き家も問題になっている近年で
二代目まではまだ連絡が取れるようですが
我が家もいづれ、、、、
昭ちゃん
一度刈るとせめて2か月くらい持ってくれるといいんですけどね。真夏になるとたった2週間でわっと生えて、あちらを刈るうちにこちらが生える、草との戦いとなります(笑)。
このあたりでも、ずっと荒れている土地もあれば、途中から荒れた土地もあり、荒れていたのに片づけられた土地もあります。でも、まだまだ手が入っている土地の方が多くて、助かります。
それに比べると、空き家は悲惨ですね。屋根が落ちたのなんか、見たくないです。
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