2020年12月31日木曜日

私の2020年

「1年の締めくくりが漫画?」
そうなんです。9月に『アシガール』を読みはじめたら止まらない。漫画は、読み返すと新しい発見があるものとはいえ、何度も読み返すのは時間の無駄と思いながらも、つい、寝る前には『アシガール』を手に取ってしまう日々が続きました。
『アシガール』は今も雑誌への掲載が続いている漫画で、14巻ははらはらする場面で終わっています。それなのに、15巻が出たのが12月も末、待っていられないと読んだのが、すでに完結している、同じ森本梢子さんの『高台家の人々』(集英社)でした。


『高台家の人々』は、人の心が読めてしまうテレパスの3きょうだいと、妄想好きの女性が出会ったラブコメディーですが、これがまた面白い。
『アシガール』症候群からは脱しましたが、やっぱり繰り返し読んでしまいました。


次に読んだのは、実写化されたものが世に知られていたせいか名前だけはなんとなく知っていた『ごくせん』(集英社文庫)です。「ごくせん」とは、「極道先生」の略、荒れた高校の新卒女性教師はやくざの組長の孫娘、次々といろいろなトラブルに巻き込まれて行くラブコメディーです。
いやはや、何年も前に完結している漫画ですが、遅まきながら面白い。大勢の登場人物の一人一人のキャラが立っていて、それぞれが魅力的なこと、くすくす笑いながら読みふけりました。
漫画の面白さにどっぷりつかった数か月でした。

世界的にはパンデミックで大変な年でしたが、オイルショックもバブル経済も、そしてリーマンショックも、悪いこともよいことも何の影響もなく過ごしてきた私たち、おかげさまで今回もほぼ変わりない日々を過ごしてきました。
それでも、2021年が、平らな年であれと願う気持ちでいっぱいです。





2020年12月30日水曜日

石鹸バラバラ事件


しばらく前から、お風呂の石鹸に斜めに筋が入っているなと思っていたら、バラバラになってしまいました。


どんな石鹸を使っていたか忘れてしまっていますが、いったいどんなつくり方をしたらこんな風になるのでしょう?
もちろん、使いはじめは何の変哲もない石鹸でした。


石鹸は、おかげさまでお土産にいただいたインドやインドネシアのものがいっぱいあります。戦下でもつくられているアレッポ石鹸を買いたいと思いながらも、とにかく今あるものを消化してからと思っているうち、早何年も経ってしまいました。
私しか固形石鹸を使わないので、なかなか減りません。


ばらばらになった石鹸を捨てて、新しい石鹸を降ろしましたが、これも割れ目が入ってくるでしょうか?
とてもそうは見えませんが。





 

2020年12月29日火曜日

お正月がやってくる


明日、次男一家が来て、数日滞在します。
また、大晦日には九州に移住した長男が、娘のたけちゃんと二人できて1週間ほど滞在します。福岡空港から茨城空港の直行便があって、とても便利なのです。
「そっちにオムツある?」
と問い合わせて来たので、
「先回来たとき置いて行ったのが残っている」
と連絡すると、
「おしり拭きとうんち袋は?」
と再度聞いてきました。
どちらもないと答えましたが、日常生活には全然マメではない長男、子育てに関してはマメです。たけちゃんは最近2歳になったばかり、1歳のときも1歳半のときも、お母さんは来ないでお父さんだけと我が家に来ました。
この現象、我が家では誰も不思議だと思ってなかったけれど、これってもしかして珍しいのかしら?
さて、11歳のはなちゃんと次男の関係は、なかなかの仲良し関係です。
で、たけちゃんが11歳になったときの長男との父子関係はどうなっているでしょう?
たけちゃんは今、積極的には言葉も教えられず、何も導かれず、学校にも行かせないと言われながら、すくすくと育っています。どんな子どもになって、どんなふうにお父さんを認識するのか、ちょっと楽しみです。






 

2020年12月28日月曜日

干支飾り

年末の恒例にしている、干支人形中心のお正月飾りを、土間入り口の棚に飾りつけました。


赤ものと呼ばれる練りものは、もとはと言えば天然痘除けですが、新型コロナ・ウイルス除けにも力を発揮してもらいたいと、鯛を持った金時(鯛金)たちに、首を揃えてお出ましいただきました。


来年の干支は牛です。
何も考えず、まず4匹連れてきて飾ったところで、ふと気づきました。
「あれっ?これって牛だったっけ?」
危ない、危ない。牛ではなく馬でした。絵馬の原型、茨城県東海村の真弓馬と奈良県手向山の板馬でした。


馬は引っ込めて、改めて牛を連れてきました。
牛人形は比較的多いので、いつもの獅子舞などは出さず、牛以外はめでたい鯛だけにしました。そして牛優先、大きい鯛車は場所を取るので割愛します。


ビルマの張り子の牛がかわいい、カンボジアの牛車のコブウシくんたちもいい感じです。


インドの牛や中国の牛も参加しました。


郷土玩具は色鮮やかなので、土間入り口は一気に華やかになりました。







2020年12月27日日曜日

お家拝見


昨日は、夫の友人Iさんの設計した家の見学会に行ってきました。
もともと、建築とは無縁の仕事をしてきた夫ですが、八郷に家を建てはじめてから、なにかと建築家の方たちとの交流が増えました。
そしてこの私、家を見るのが昔から大好き、まだ小学校に上がる前には、建設中や新築の家を見ると、
「私、ここにお嫁に行く!」
と叫んでいたという逸話も残っています。


都会の、道幅の狭い建て込んだ場所だからというわけで、外も中もコンクリートで武装した家でしたが、私が気に入ったのは、角々としたしつらえでした。


お風呂がきっぱり四角い。
これに比べると、我が家のお風呂は縁のあたりがあいまいな形をしています。


洗面台もきっぱり四角い。
先日、福島に行ったとき訪問した家の台所のステンレスのシンクも、
「こんな成形ができるんだ!」
と驚くばかりのきっぱりしたエッジでした。写真が残っていないのが残念です。

夫が気に入ったのは天井からの自然光でした。確かにこれがあるとないでは、特に都会の家では、明るさも気分も全然違います。







 

2020年12月26日土曜日

トラ柄の袱紗

熱海のMさんから本サイズの荷物が届きました。
「何だろう?」


開けてみると、袱紗の箱が出てきました。
なぜ袱紗と思いながら、箱を開ける前に同封の手紙を読みはじめて、思い出しました。そうそう、しばらく前にMさんは、日本刺繍を習うのを再開したと言っていました。


箱を開いてみると、トラ(我が家の猫)の刺繍をした柿色の袱紗が入っていました。
トラは幼いころ、犬のうなぎに耳を甘噛みされて毛細血管がだめになり、カチカチになった耳を、獣医さんに折り取られてしまいましたが、その短い耳がそのまま表現されています。


拡大して見ると、
「わぁ、こっまかい!」
古い綸子の布に、撚りをかけてない絹糸と、自分で撚りをかけた絹糸を使っているそうです。トラもかわいいし、松竹梅もかわいい。
埋め尽くさないで、「空」を大切にする日本刺繍、どんな時にこの袱紗を使えるかなぁ、とっても楽しみです。




2020年12月25日金曜日

クリスマスはケーキで


いわゆる洋菓子を買って食べるということはめっきり少なくなったというか、ほぼない状態ですが、Nさんの手づくりのお菓子、今年は何度かいただきました。そして、今年最後のお菓子が、クリスマス前に届きました。


「イツモノ」お菓子、今回はマフィンとガトーショコラの詰め合わせです。


マフィンはニンジンたっぷり、温めて食べてと書いてあるのに、そのまま美味しくいただいています。ガトーショコラは冷やして食べてと書いてあるのに、これまたそのまま美味しくいただいています。


6月のお菓子の写真もありました。
このときのケーキには、ズッキーニが乗っているのが見えます。
ニンジンやズッキーニだけでなく、小麦粉も自家製のケーキ、美味しくないはずがありません。




 

2020年12月24日木曜日

缶マトリョーシカ


紅茶のお店カレルチャペックから、自分へのクリスマスプレゼントが届きました。


じゃぁ~ん!
久しぶりのブリキ缶マトリョーシカです。


カレルチャペック店長のイラスト、紅茶の香りが漂ってくる意匠です。
カレルチャペックの看板娘はミツバチで、


全部にミツバチが描かれています。
それにしても、この缶には見覚えがありすぎます。


古くはペコちゃん、近年はショコラーシカ、まったく同じ缶です。
こうなると、私の関心は缶工場の方に移ってしまいます。
いったいどこでつくっているのかしら?
マトリョーシカ缶以外にもつくっているのかしら?
ショコラーシカもまだ続いているのかしら?
缶だけつくって食べられているのかしら?


 ペコちゃん。


ペコちゃんの背中。


ショコラーシカ。


ショコラーシカの背中。


カレルチャペックだけ、底にも模様があります。


中には、スノーバニラティー、メリークリスマスティー、そしてリトルベリーティーが入っていました。




2020年12月23日水曜日

(大)掃除

年の終わりに当たって、一日に数時間ずつ(大)掃除をはじめました。
掃除はいつもの私流で、全体をまんべんなく掃除するのではなくて、一点集中的に、狭い面積をしこしこと掃除します。


今朝からは、招き猫の部屋に取り掛かりました。棚の上や梁の埃を掃除機で吸い取り、雑巾で拭いた後、一つの棚の掃除にかかります。
招き猫どもは棚から降ろし、棚も掃除機をかけて、やはり雑巾がけします。


2011年の地震の後に通したアルミ棒が、ちょっと掃除をしにくくしています。


猫どもは外に運んで、刷毛で埃を払います。








招き猫も、1匹1匹表情が違います。


棚1つ掃除したくらいで、陽も高くなり、外に出て作業する時間になります。
明日は後ろの棚に取り掛かりますが、招き猫だけでも棚は大きいのだけで5つ、急がなくては年が明けてしまいそうです。






2020年12月22日火曜日

クリスマス飾りは、なし

このところ、ブログの更新を怠ってしまいました。
その理由は、晴れが続いていることだと思います。平日は作業、日曜日もお餅つきなど行事が続いていて、とうとうクリスマスの飾りつけもできてないのに、夫が注連縄を買ってきて飾ってしまいました。 


もう無理だよね、クリスマス飾りは。

クリスマスの飾りは、まとめて箱に入れて一か所にしまってありますが、降誕人形のように一年を通して、展示室に飾っているものもあります。それを集めて飾るので、半日がかりですが、ついでにあれこれ掃除したりしていると、一日がかりになってしまいます。
モールのサンタクロースは数年前、「あれっ、こんなところに!」と思うところにしまっていたのを見つけました。今年はそれも忘れずに飾ろうと、しばらく前から折につけて、あちこちの箱を開けたりして探していたのですが、見つかっていませんでした。それも飾りつけが遅れた理由の一つでしたが、ブログを見返してみたら、
「なぁんだ!」
一昨年はそのモールのサンタクロースを飾っていたので、すでにほかの飾りたちに合流させていたみたいでした。ここでも無駄な時間を使ってしまっていました。


というわけで、今年のクリスマス飾りはなしにします。


ターシャ・テューダーの本を見ると、大きなクリスマスツリーの飾りつけはクリスマスイブにしています。というのも、イブには本物のろうそくを灯すので、ツリーに火が移って火事になったりしないよう、伐ってきたばかりの木を使うからだそうです。
クリスマス飾りをお正月まで持ち越せるなら、私も今からでも間に合いますが、すぐにお正月飾りにしなくてはならないとなると、ただでさえ時間がないのに忙しすぎます。

それにしても、テューター家のクリスマスツリーは、ガラスのクリスマス・ボーブルも、ガラス玉のリボンも、焼いたばかりのジンジャー・ブレッドのオーナメントも素敵すぎます。私が小さいころのモールのサンタと紙の家や紙の星、そして銀紙のリボンや綿の飾りつけとは大違いです。


とはいえ、日本の、誰かの内職だった青い目のサンタさんを飾った日本のクリスマス飾りも、それはそれで、そこはかとない味のあるものでした(かな?)。
それに、このモールのサンタや紙の家や星は大量にアメリカに輸出されて、アメリカの貧しい家の(?)クリスマスツリーを飾っていたはずです。