息子家族の家は、最初、小さな家なのでごつすぎないようにということで、東西の端の梁を除いて、南に梁が突き出さない設計になっていました。でも、梁が出て、その上に垂木と野地板が見える方が気持ちいい、というわけで、夫が設計変更しました。
すでにプレカットしてもらった梁を挟むようにして、幅(たっぱ)210ミリ、厚さ45ミリの板をビス止めして、梁の長さを伸ばすのです。
そのため、45ミリ厚の板16枚に、すでに組んでいる桁に乗るところ、その上に乗せる桁を受けるところの刻みを入れました。
また、南の壁の部分で、桁と桁の間にガラスをはめ込むので、その切り込みも入れました。
なんと、図面をよく見ないで、必要ないところに切り込みを入れてしまい、夫がみっともないから板そのものを短く切ってしまうというのを説得して、材質の違うケヤキを嵌めなくてはならないというおまけもありました。
忙しいのに、一手間増えてしまったというわけでした。
クレーンを使わず手で乗せているので、夫と私だけでは重くて乗せることができません。息子と夫でもへとへと、というわけで、また23日火曜日に来てくれるという頼もしい助っ人Kさんを待っているところです。
といっても、この20年手伝ってくれているKさんも、その間20歳年を取ったということですから、それだけ重いものを持つのが苦になっているはずですが。
というわけでこの週末から、私は一人でもできる土台の大引(おおびき)をはめ込んでいます。
プレカットは、これまでまったく間違いがなかったのですが、ここは、夫とプレカット屋さんとの打ち合わせの手違いか、30ミリだけ低くなっていました。また、ストーブ置き場があるあたりはどうなるかわからないからというわけで、最初から壁の土台に刻みを入れてもらっていませんでした。というわけで、新たに刻んだり、高さを出すために既存の穴に木片をはめ込んだりと、しばらくそんな仕事が続きます。
本当は柱を立てる前に土台の大引をはめるのが手順だったのですが、歩きにくくなるので後回しにしていました。しかし、木の土台の内側にも断熱材を貼った方がいいとアクアレイヤーの前田さんのご指摘があったので、大引を嵌めることにしました。
案の定、大引を嵌めると歩きにくくなっています。いちいち脚を高く上げて歩くのは、身体によさそうではありますが、えらく時間とエネルギーがかかります。