2021年6月8日火曜日

ガラスの招き猫

骨董市で、民具をおもに扱っている骨董屋さんの店に、ガラスでできた飾り棚が置いてあり、こまごまとした人形がぎっしり並んでいました。
こんなとき、骨董屋さんは売れ残るものがないよう、飾り棚を中身ごとまとめて売ることがあります。中にガラスの招き猫がいたので、まとめて売っているのかと訊いたら、バラで売っているとのこと、
「どれかい?」
と扉を開けてくれました。
「その、白いガラスの猫」


「・・・・、300円!」
300円なら、喜んで買います。


型を使わず、吹いて形づくったもの、日本製だと思われますが、首に巻いた紐の鈴をぶら下げるところをループにしているところ、目も2色のガラスを使っているところなど、手はそれなりに込んでいます。


黒い部分も彩色しているのではなく、色ガラスを貼りつけています。


ガラスの猫たちに加わった新顔でした。
そうそう、蝶ネクタイの猫は、ヨーロッパのお土産だった気がしてきました。ヨーロッパでは、イタリアのヴェネチアとか、チェコのボヘミアなど、ガラスの産地で動物のミニチュアがつくられています。







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