ちょっともたついています。
暖房のための「集熱箱の下地」部分をやりなおしました。他の場所と同じ高さで、断熱材の入れ方だけ違えていたものを、瓦の高さを考慮して、段差をつけて高くやり直したのです。
まず、垂木の間に入れていた断熱材はすべて取り外し、垂木の上に合板を張りました。その上に、集熱箱のフレームを取りつけやすいよう、縦方向ではなく横桟を入れながら、そこに取り外しておいた断熱材を入れ直しました。
写真を撮る余裕もなかったのですが、akemifさんが撮ってくれた写真がありました。
国産とは言え、合板を使うことには抵抗がありましたが、集熱箱はガラスでできています。ガラスは木と違ってまったく融通が利かないので、きっちり直角を出さなくてはなりません。それには杉の野地板より合板の方が楽、合板は182×91センチの定型なのでガイドにもなるしと、合板を選びました。
軒下から取り入れた空気が、この隙間から上がって、右側の高くなったところに設置する集熱箱に入るという計算です。
この上にさらに合板を置いて、断熱材を覆います。ところが、全体に合板を置いて仮留めして眺めたとき、集熱箱の下地には合板が10枚乗っていました。
「両脇の余った部分には瓦が来るから」
と夫。
「えっ、瓦がそこだけ高くなるのはおかしいでしょう?」
なんだかんだで瓦との取り合いには苦労します。
「あっ、そうだなぁ。じゃぁ集熱箱を10個に増やすか?そうすれば収まるけど」
これまで、9個乗せるつもりできました。
「これ以上、出費はしたくないかな。やり直すから9個にしよう」
というわけで、手戻りですが、集熱箱を乗せる場所の幅を詰めることにしました。
左右で幅を詰め、集熱箱1つ分短くします。
まず、断熱材を取って、横桟を短くしました。この横桟の端に、縦に45ミリの材を打ちつけたところが、新しい出来上がり寸法になります。
断熱材は、熱に強いネオマフォームは40ミリのものしか買ってなかったので、75ミリ高さの横桟に合わせて。25ミリのスタイロフォームと10ミリの発泡スチロールを使って、高さの調節をしています。
横桟は丸鋸と手鋸で切りましたが、合板は幸い丸鋸で切ることができます。
うまく切れた。
高い屋根の端まで来ていた「集熱箱を乗せる場所」は、幅が狭まりました。これで、瓦屋根は心置きなくてっぺんまで登っていくことができます。
西側の手直しは、これからです。
先日はありがとうございました!!!
返信削除一つ一つ、最善の解決をしながら進まれる、ご夫妻の協働ぶりが、眩しかったです!
やはり、百聞は一見に如かず、でした。
今回のブログの意味はわかりました!
かつ、屋根見学以来、すんごく興味が湧いて、通勤の道すがらでも、著名建築物の写真をみても、屋根ばかり見てます(笑)
そして・・・、つい土曜日にやっていた、
「大工職人をいかにして育てるか、大工技能をどのように受け継ぐか」というオンラインセミナーを聴講しました。衝撃的だったのは、大工になりたいといって入門する若者はいるが、やめてしまう・・・という話でした。徒弟制度の社会は、今の若者には、ほぼ、受け入れられないみたいです。
人々が工業化によって、失ってしまったものを感じます。
春さんのところで、お手伝いの真似事をさせていただいて、楽しいっていう記憶だけが残り、
「次の人生は大工でもいいかな」などど勘違いしてしますが(笑)
楽しい勘違いなら、OKだと、勝手に納得しています。
akemifさん
返信削除よいですね。生まれ変わったら大工って。でも現世でもやってみてください(笑)。
私はここに来る前、生まれ変わったら植木屋さんになりたいと思っていましたが、今どきの植木屋さんは重機を動かさなくてはならないし、いろいろ重いしで、すっかり夢はしぼんでしまいました(笑)。
しかし、大工も植木屋も空の下で働く仕事、人はお日さまに当たらないと身体を壊すそうですから、よい仕事だと思います。
植木屋さんですか~! それで、春さんは植物に詳しいんですね!!!
返信削除akemifさん
返信削除植物に詳しくないです。詳しい人が、知り合いにはいっぱいいます。わからない木や花ばかりです。
花の育て方も、木の育て方もへたくそです。何度植えても消えてしまう木が多いです(笑)。
でも植物は大好きですが(^^♪