2022年3月12日土曜日

新しいお鍋

しばらく前から、お鍋が水漏れしていました。


持ち手の端が、お鍋の胴にぴったりとくっついていたのですが、離れてしまって、「点」で接着していたところに小さな穴が開いて、そこから水が漏れるのです。
すっきりしたデザインが気に入っていたのですが、接着に無理があったのでしょう。水漏れに気づいてからも使っていましたが、穴からの漏水は激しくなる一方で、ガス台の上が水浸しになって、けっこう面倒です。

直径16センチのお鍋は2つ持っているのですが、1つで味噌汁をつくって、1つで煮物をしたり野菜を茹でたりと、毎日のように2つ同時に使います。
その2つが使えないと不便で、もう限界と、ネットで探してみました。
一つ、気に入ったお鍋を見つけましたが、それを買うと、手持ちの蓋が余ってしまいます。古い蓋ならまだしも、わりと最近買い替えたです。
EVATRIOのお鍋は我が家には6個ありますが、蓋が1つ壊れ、深いお鍋の底板が取れ、今度は浅いお鍋の胴に穴が開きました。こんなに壊れたら懲りそうですが、40年も使えば、壊れることもあるはずだろうし、長いことEVATRIOばかり使ってきたので、気持ちが切り替えられず、結局、また同じものにすることにしました。
EVATRIOは数年前(数十年前?)に、EVASOLOというブランドに吸収合併されてしまっていて、EVATRIOシリーズとしていくつかのデザインを残すのみとなっています。16センチのステンレスのお鍋は幸い、まだ在庫があるようなのですが、思い切って内側がセラミック加工のお鍋にしてみました。


毎日遣いに、ステンレス以外はどうかと悩みましたが、決め手は持ち手のつき方でした。
ステンレスのお鍋の持ち手のつき方はとてもすっきりしていましたが、堅牢度という点では劣っていました。


それに比べると、セラミック加工のお鍋の持ち手は、リベットでしっかり留めてあるので、これだと毎日の使用にも耐えて、持ち手が剥がれることはなさそうです。


さて、問題は夫です。
何でも熱々が好きな夫は、コーヒー、お茶、スープなど、空いているお鍋に入れて火をつけますが、ほとんど必ずそのまま火のそばを離れてどこかへ行ってしまいます。待つことが嫌いなのです。そしてほかのことに気をとられれば、温めているもののことは忘れ果て、焦げつかせてしまいます。
私が室内にいるときは気づきますが、外に出ているときなど、ドアを開けると焦げ臭いので、
「何か焦がしてない?」
と訊くと、
「あぁぁぁっ!」
と言うことになります。とくに、ミルクコーヒーを焦がしたときは悲惨です。そして、焦げついたお鍋は、ごしごしとスチールたわしでこするのです。
夫専用のお鍋があるのですが、それにお茶の残りが入っていたりするときは、迷わずほかのお鍋でコーヒーを沸かします。そんなことをされれば、このお鍋はひとたまりもありません。空焚き禁止、スチールたわし禁止のお鍋です。


蓋は、もちろんぴったり合いました。


白い鍋肌がどんな風に汚れるのか、汚れないのか、楽しみに使ってみます。







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