まもなく、こんこんギャラリー恒例の「椅子展」があるので、鉄作家のすちさんに出会ったら、直してもらえるかどうか訊いてみようと待っていました。やがて「椅子展」が始まったのでバッグに入れて持って行ったのに、すちさんとは会えずじまい、そうこうしているうちに、もう片方も取れてしまいました。
バラバラです。
直径16センチの、この蓋の使えるお鍋は、多層の底がちょっとはがれてしまったのも入れて三つあり、蓋も一つは健在です。蓋はいつも使うわけではないので、お鍋三つに蓋一つでも事足りると言えば事足ります。
ほんの小さな接着面で30年以上も活躍してきたのは立派ですが、さてどうしよう?
ネットで探すと、かつてこのお鍋を扱っていた店は、すでになくなっていましたが、蓋は別の店でなんとか見つかりました。
私は、お鍋と言えばエバトリオ派でしたが、エバトリオにも、もうステンレス製のお鍋は少なくなり、主流はアルミニウムにセラミックコーティングしたものとかアルミニウムにフッ素加工のものです。そして蓋はガラスをはめ込んだものが増えています。本体は軽く、蓋は中が見える重いものをという考え方でしょうか?
しかも、新しいスタイルのお鍋は、形は同じですが、アルミニウムのせいか、取っ手が外れにくいように、鋲まで打ってあります。
そんな中で、ステンレス製のものが30年以上もモデルチェンジもせずにあることに感謝しながら、蓋を注文しました。
やっぱり蓋が二つあると安心、二つ同時に使うことはないかもしれないけれど、なんだかホッとします。
取れやすいのかもしれませんが、取っ手を軽やかに接着しているところも、私のお気に入りなのです。
4 件のコメント:
エバトリオは初めて知りました。無駄がなくてかっこいいですね!
鍋蓋修理できず、残念でした。
私は、ステンレスの溶接を毎日やっています。
せめて、お知り合いでしたら。
hiyocoさん
あぁぁ、一か月もコメント見逃してすみません。以後、気をつけます。
エバトリオは無駄なくてかっこいいのですが、鍋はステンレスからアルミに加工したものに、蓋はガラスのものになっています。蓋の取っ手のつき方もとってもスマートでしたが、スマート過ぎたか?もっとも30年も毎日のように使っているのだから仕方ないですけれど(笑)。
康之さん
初めまして。せっかくコメントいただいたのに気づかず、すみませんでした。
ステンレスをくっつけるなんて、いいお仕事ですね。鍋の蓋、捨てていませんよ。目につくところに置いて、毎日見ています(^^♪
お知り合いだったらなぁ、一瞬にくっつくんでしょうね。私が、なくした積み木を一瞬でつくってあげられるように...。
私にも、直してくれそうな友人がいるのですが、彼のつくった椅子の修理をお願いしてから、早三年以上経っています。しかも、今年から木こりに目覚めてフルタイムで働いているので、いつ椅子がなおってくるのか?お鍋の蓋も頼んだとしても10年くらい見なくてはならないかもしれません。でも、捨てられません。
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