昨夜、9時半ごろ獣医のKさんから電話が来ました。トラの呼吸が乱れたので、あと30分か1時間の命だと。
急いで行っても30分はかかってしまう。夜が遅いこともあり、Kさんご一家にご迷惑をおかけしてもと、お言葉に甘えて、看取っていただくことにしました。
そして今朝、迎えに行くと、トラはK夫人の手によって花で飾られていました。
「最後までいい子だった」
とKご夫妻と助手のけんちゃん。
20年近く、我が家の犬と猫の面倒を見ていただいたのですが、トラの最後に会えてよかったと言っていただきました。
犬3匹は何だかんだでK医院の常連でしたが、トラは2年に1回の予防注射で訪院するくらい、いたって健康で、このところは老齢だからと予防注射もやめていました。
トラを埋葬しなければならないのだけれど、しばしそのままにしておきたい。でもそのままだと、なぜか気持ちが落ち着きません。
大工仕事にも身が入らず、ブログに書いた昔の記事を見たりしました。
まだ母屋ができる前、2008年頃の写真 |
お昼過ぎには、小春の墓の南に穴を掘りました。そして、3時ごろ、とうとうトラを埋葬しました。花を買ってくると言った夫を押しとどめて、咲きはじめたマンサクを切ってきて供えました。マンサクがいい匂いの花だと、初めて知りました。
小春の墓の左には小春の祖母のアルシが、右には小春の母のうなぎが眠っているので、トラも寂しくないはずです。
私たちがかけた言葉は、
「トラ、元気でね」
「トラ、元気でやれよ」
でした。
さて、犬猫の使っていた食器は、よく洗って人間が使うことにしました。洗っただけで十分ですが、一応煮沸もしました。
どうせ、夫は前からときどき間違えていたので、どうってことないのですが、右が人間用、左がこれまでの犬猫用でした。
以後、これを毎日使うことによって、犬猫を偲ぶことができるかもしれません。と振り返ったら、夫が早速これにお汁粉をよそって食べていました。
トラ、お疲れ様。息苦しい時間が短くてよかったですね。
返信削除アディーが死んでも全く悲しくなかったのですが(今でも)、春さんのトラの記事には目がウルウルしてしまいます。リンク先のトラと小さな小春の写真、かわいいですね。そしてトラが1903年9月生まれになっていて笑ってしまいました。そのままにしておいて下さいね!食器の件でも最後笑ってしまいました。
長生きしたトラはとても飼い主孝行ですね。マンサクの匂いに包まれて幸せ!そして春さんちに来たことも。
hiyoko探偵、さすがですね。
返信削除トラはどうして落日荘にきたのか気になってます。
自分は海に散骨されたいと思っていたのですが、アルシや小春ちゃんたちと埋葬されるトラが羨ましい気がしました。
今頃、みんな楽しくやってるのかな…
春さん、今、小春さんの事故について知りました。
返信削除いまごろ、、みんな楽しくやってるでしょうか…
やってますよね!
hiyocoさん
返信削除hiyocoさんはやりきりましたもの。すがすがしさえ感じるのがわかります。
トラは1903年生まれでした?驚き!!!化け物でしたね(笑)。
トラはうなぎにいつもくっついておっぱいなど吸っていたので、2004年に小春たちが生まれたときは邪魔するかと怖かったのですが、すぐ乳離れしました。でも小春とはいつも遊びたがって、うるさくしていました。
食器の件、もしかしたら気にしていたのは私だけかも。夫も息子も誰も気にしていません(笑)。水飲みのボウルも消毒して台所道具に加えました。
afさん
返信削除トラはネズミ退治のために、近くの猫屋敷からもらわれてきて、よく働きました(笑)。
ビニールハウスの仮設小屋に住んでいたときは、ネズミにいろいろ齧られたりしたので、トラがいて大助かりでしたが、母屋に住むようになってからは、ネズミは自力では入れないのにトラが生きているのを連れてきて、遊んでいるうちにネズミが逃げたのか生き延びて、糞が見つかったことがありました(笑)。
頭がおかしい人が近くに住んでいて、毒をまぶした肉を道端に置いて、小春だけでなく、近くのマロ(ゴールデン!)、サンちゃん(やっぱり大型犬!)も死にました。みんな怒っているけれど、警察も調べたけれど、どうにもなっていません。
春さんちのトラさん
返信削除お孫さん達との微妙な距離とても微笑ましくて大好きでした、トラさんありがとう
はるさんのトラだよりとても楽しみにしていました
ステキな出会いを感謝しています
お別れの前にトラさんの性別を訂正出来て、良かった��
トラさん、いろいろな出来事がありましたけど、春さん家で良い猫生を過ごしましたね。昔の記事もしみじみと読みました。耳があった頃の貴重な写真も。
返信削除お墓も素敵です。以前この場所チラッと目にしたことがあって何か文字が刻んであるのはわかったのですが、何か意味のある場所なのかなと思って詳しく見るのを遠慮しました。とても大切な場所だったのですね。
小さな日だまりを見つけては寝転がっているトラさんはとても幸せそうでした。ブログの写真にニャンコやワンコが出て来なくなるのは淋しいですが、きっと今もこの先もみんなで気持ちのいい場所にいることでしょう。
あかずきんさん
返信削除トラを愛してくれて、ありがとうございます。
我が家にいた犬と猫はみんな女子でした。トラは犬だけでなく近所の猫も恐れるほどの小心者でしたが、我が家の犬たちにはなついていました。
うなぎはトラより前からいて、そのうち小春が生まれたという順番でしたが、祖母犬アルシは息子のところでいつも留守番しているのをかわいそうに思って、ちょっと預かるつもりで連れてきたのがずっといることになってしまった犬でした。アルシが来た日、トラはご飯を食べているアルシの後ろ姿を見て小春と勘違い、すんなり受け入れたところに小春が現れて、ぎょっとした顔をしたのが忘れられません(笑)。
息子のところにはもう1匹犬がいたのですが、泊りがけのときなど連れてくると、その犬ガウは叱ってもトラを追いかけまわすし、トラは肝をつぶして逃げ回るし、毎回大変でした。
梨の木さん
返信削除ありがとうございます。
トラの耳はほんの数日しかありませんでしたけれど見てくださいましたか(笑)。
今とは別の動物病院でしたが、壊死した耳を獣医さんがぺきぺき折っていた光景を今でも思い浮かべることができます。以後、耳がないため、梨の木さんちの猫たちのように写真映えはまったくしませんでした。
トラたちの眠るところは我が家のへそです。
小春は幼くして重い椎間板ヘルニアを発症、「ブラックジャック」と呼ばれる名医に出逢って長時間にわたる手術をしてもらって、半身不随にならなかったのに、元気すぎて背中が痛いのに走って再発。再度、難しい手術をしてもらって奇跡的に生き延びたのに、悲しい事故に遭ってしまいました。
小春が死んだときは夫婦二人とも1年くらい立ち直れず、せめてできることは一番いい場所に葬ってやることでした。
そうそう、今ではみんなで仲良くしていることと思います。