2022年6月4日土曜日

我が家の土地神

八郷に越してきて家を建てる前、サンプラプーム・チャオ・ティーのような土地の神さまを祀る祠が欲しいと思ったことがありました。
家づくりだけで精一杯、祠を木でつくる余裕はなく、石の祠がいいと思って、石屋さんに行ったおりにはいろいろ物色もしましたが、気に入ったものに出逢いませんでした。


そんな石屋さんで出逢ったのが、石の招き猫でした。
御影石を部分的に磨いた招き猫、造形的には凡庸ですがお迎えして、我が家の土地神になってもらいました。
どちらに向けたらいいかわかりませんでしたが、日いずる方向、そして門をつくる予定の方向に向けました。


その石の招き猫が、数年前から、なぜか部分的に紫色になってきました。カビでしょうか?
手に入れたおり、石屋さんから、
「汚れたら漂白剤でこすれば、ピカピカになるよ」
と聞いてはいたのですが、放って置いたら紫色は顔全体に広がってしまいました。


あまり紫色になった石には、お目にかかることがありません。
ここを通るたびに、
「あっ、台座が傾いているのを何とかしなくっちゃ」
とか、
「汚れが進んだなぁ。拭いてやった方がいいのかな?」
など、一瞬頭をよぎるのですが、通り過ぎた途端、すっかり忘れてしまってそのままです。






 

2 件のコメント:

  1. 目と鼻だけは磨いたのですか?紫色になっていませんね。

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  2. hiyocoさん
    目や鼻は磨いてあってつるつるです。他にも耳の縁、首輪、小判の縁なんかも磨いてあるので、カビのつきようがありません。
    ただ私が不思議に思うのは、古い石像なんかで、磨いてはないものでも紫色にカビが生えているのは見かけないことです。一筋二筋だったものがほとんど紫色になってしまったので、やっぱりたわしでこすってみた方がいいでしょうかね。

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