日々大きくなっている子猫たちの体重を計るのが、一仕事です。
秤が小さくて目盛りが見にくいので、嵩張るものを計るときはカップなど置いて嵩あげして、その上に計るものを乗せて、目盛りを見やすくするのですが、カップの上に猫入りの箱を乗せたりしたら、すぐにひっくり返ってしまいます。
猫を入れる適当な容器がないかと見まわしたら、夫のデスク近くに、フィリピンの北ルソンの籠が転がっていました。
タマもマルも、自分からはよく籠に入っているのに、いざ体重を計ろうと籠に入れると、何とか逃げ出そうと必死で、ちっとも落ちついて計らせてくれません。
それにしても、これは何を入れるためにつくられた籠だったのでしょう?
4か所に紐通しがついているので、何かを入れてぶら下げておいたのでしょう。
北ルソンの人たちは籠つくりも木工も得意、必要なものを何でもつくってしまう人たちです。
何気なく見すごしていた小さな籠だけど、丁寧な仕上がりです。
標高が高いのでちょっと涼しい北ルソンの村の軒下で、籠を編んでいる人の姿が思い浮かぶようです。
我が家では、使わない鍵、充電器、消しゴムのおもちゃなどなど、細々した雑物を入れておくのはたいていが蓋つきの、インドネシアのアタの籠ですが、この北ルソンの籠にもあれこれ入っていました。
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