白髪染めの最大手の一つ君が代のビンです。
これはアルミのキャップ、戦後のものです。
四角いビンで「君が代」のエンボスの反対側には、「定量」のエンボスと「HAIR-DYE KIMIGAYO」のエンボスが、もう一面に、「意匠登録93658」のエンボスがあります。
新しいビンですが、アルミキャップが何ともかわいくて魅力的です。
君が代全体については、私があれこれ説明するより、ブログ『ちょっと詳しい白髪染めの歴史』の第10回を見ると、一番よくわかります。
また、ブログ『平成ボトル倶楽部日記』には、同じ形のビンで茶色の色つきのビンがあり、それには「オキシドール」のエンボスがあると書かれています。
泡のいっぱい入ったビンには「ときわ」のエンボスがあります。
形としては白髪染めのビンに似ていますが、「定量」のエンボスがないし、口の形が違うので、白髪染めではなく、家庭染料か食紅のどちらかが入っていたのかもしれません。
「米山商店」のエンボスのあるビン、初期の家庭染料のビンに形が似ていますが、家庭染料にはほぼ、「染」や「染料」というエンボスが入っているので、これも食紅かもしれません。
ただ、ブログ『ジリジリ』を見ると、食紅には食紅のビンの特徴があったようで、米山商店は、食紅としてはちょっと大きすぎる気もします。
そして、maicaさんのブログ『ケラダマヒ』を見ると、後ろ左に「米山商店」とそっくりなビンが見え、このビンには「日ノ出印」とエンボスがあると書かれています。
maicaさんも、家庭染料か食紅かどちらかわからないということで、染料ビンとも並べてみていらっしゃいます。
小さなビンたちでした。
初めまして、ドクターkと申します。ガラス瓶を拝見させていただいてたら「ときわ」が目についたので、コメントさせていただきます。この瓶は、大正時代の初めに発売された白髪染「常磐(ときわ)」の瓶と思われます。「ときわ」瓶は2例目ですが、それと外見はよく似ています。更に気泡が多く、「とっくり型」も古い瓶の特長かと思います。ご指摘のように、口部と「定量」のエンボスがないとのことですが、初期の2剤瓶(過酸化水素水)は口部がコルク栓で簡単にふさぐ形ですが、液漏れなどのためしっかりした口部へと改良されていきます。また「定量」のエンボスについては表示のないタイプの瓶もあり、もう少し調べてみたいと思います。「ちょっと詳しい白髪染の歴史」というブログをやっていますので、そこで解説させていただければと思います。今回は貴重な画像を拝見させていただきありがとうございました。
返信削除ドクターKさん
返信削除はじめまして。そしてコメントありがとうございました。
「ときわ」が白髪染めのビンであること、教えていただいてありがとうございました。
「ちょっと詳しい白髪染めの歴史」知ってます(http://koharu2009.blogspot.com/2021/01/blog-post_63.html)!!!。何という検索力、どの記事も面白くて、心底、興味津々でしたし、今でも楽しみに拝見させていただいています。