お正月なので、我が家の美男揃い(!)の福助さんたちの集合写真を撮ってみました。
左はその昔、浅草の助六で出逢った福助さん、右は骨董市で買いました。
左の福助さんによく似た人を知っています。
福助さんは、後ろ姿も楽しめます。
招き福助さん。
右の福助さんは、口を少し開けていて、えくぼもできているというきめ細やかさです。挙げた手には大きな穴が開いていて、ここに何があったか推測はできますが、真相は不明です。
どちらも、とても精巧にできています。
イケメンNO1の福助さん。
この福助さんによく似た人も知っています。
底を見ると、端正な字で、昭和二十年十二月三十日、於新町求之、一.三〇と書いてあります。一.三〇は1円30銭のことでしょうか?
太平洋戦争がやっと終結した年の暮れ、新町にて買ったものですが、新町は日本国中いたるところにあるので、どこかと特定することはできません。
太平洋戦争のさなかにつくられた福助さんなのか、あるいは戦後すぐ、食べるものさえなかった混乱の中でつくられた福助さんなのか、なにはともあれ、買った人は、新しい年のお正月に向けて、希望を込めて福助さんを求めたに違いありません。
集合写真の後から2列目の右の福助さんにも歴史があり、左の一番年下の福助さんは、これから物語を紡いでいくことでしょう。
福助さんと言うと靴下のメーカー(まだロゴマークで健在)を思い浮かべる事はあっても、じっくりと眺める事はありませんでしたが、それぞれの表情や衣装の面白さを改めて認識しました。「わたしはどこでしょう」で、モデルは「しもむらひこえもん」さんとの事も初めて知りました。
返信削除春さんのお知り合いにもひこえもんさん似がいらっしゃるとか、あるある(いるいる)です(笑)。
reiさん
返信削除私も小さいころ福助足袋のお世話になりました。小学校に上がる前は、下駄ばきが多かったような(笑)。
福助足袋の福助さんも時代につれ世につれて、お顔が変化しているようですね。
いまどきさんも、叶福助とか福助さんとかつくっていらっしゃいます(^^♪
誰かに似ている福助さん。一度気づいたら、見るたびに思い出してしまいます(笑)。