2014年12月31日水曜日

お正月飾り


我が家の、この冬のお正月飾りです。
まゆ玉を飾っていないので、常飾りとそう変わりません。


ナイジェリアの楽隊たちが、陽気な音楽を奏でてくれているのが、聞こえてくるつもりでいます。


この人形は三色の木を削って、それを貼りみ合わせてつくってあります。


どれもが、ナイジェリアの伝統楽器を奏でています。


ナイジェリアの人たちはちょっと喧嘩っぱやいところもありますが、活発で陽気な人たちです。
そんなナイジェリア、1970年前後から石油が出て、貧富の差が一気に広がりました。北部カノは、イスラム過激派「ボコ・ハラム」の拠点となり、痛ましい事件が続いていますが、一日も早い平和を願ってやみません。


2015年の干支の羊さんだけでは足りないので、山羊さんたちにも参加してもらっています。
ロシア、ルーマニア、ドイツなどのものです。


そして、ダヤンの福助さん。
2014年の一年間、ありがとうございました。
そして、2015年も、よろしくおねがいします。





2014年12月30日火曜日

消しゴムの招き猫


セブン・イレブンで出逢った、おもちゃ消しゴムの招き猫です。

巷に招き猫が溢れるようになってから、招き猫、招き猫とは思わなくなっているのに、見かけたらつい手が出てしまいました。


この顔、この値段(50円)から、中国製と疑いませんでしたが、袋に印刷された説明を読んでみると日本製でした。
しかも、「誤飲の恐れがあるので、三歳以下の子どもには与えないでください」という注意書きが、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、日本語の順に書いてありました。
いったい、この消しゴムたちは、世界のどこまで出かけているのでしょう?

黄色い招き猫は「金」をイメージするからか金運を招き、赤い招き猫は元気色だからか健康運を招くとされています。
ただ、古くからそうだったわけではなくて、中国などでも招き猫がつくられるようになった、この二十年くらいだと思います。


おもちゃ消しゴムの招き猫は、フィギュアやフェーブの招き猫の棚に仲間入りしました。






2014年12月29日月曜日

保存ビン


まっすぐ立てることもできる、傾けて置くこともできるビンも、猫ビンと呼ぶのでしょうか?
この形のビンは便利で、食品庫の定番です。


丸い形のものも二ヶ所が底仕様になっていて、どちらを底にしても安定します。
もっとも、この形のビンを立てて使ったことはありません。


無垢の木の蓋の大小のビンが、我が家では最も古く、30年以上使っています。確か、オールドフレンドのセールで買ったものです。
たいてい、お茶類を入れています。


麦茶、ルイボスティー、柿茶など、使う頻度が高いものは、使い忘れることはまずありません。でも、大まかに分けないで、こまごまとストックしておいて、使い忘れることがあります。
そんなものが、ビンの一つから出てきました。封を切ったクルミは捨てましたが、レーズンは未開封です。
「5年前に賞味期限が切れているレーズンが見つかったんだけど、食べられるかなぁ?」
「問題ないよ」
夫は、袋を開いて食べてみています。
「あっ、食べられるよ」
毒見役がそう言うのだから問題はないと、二人でおいしくいただきました。




2014年12月28日日曜日

猫ビン

八郷では、お蕎麦屋さんもギャラリーも、カフェも骨董屋も、行きずりの人なら絶対にたどり着けないようなところにも点在しています。東京に住む友だちが来て、
「こんなところで商売できるなんて、信じられねえなぁ」
と、驚いていましたが、八郷在住の者でさえ、
「大丈夫?」
と危ぶんでしまうような、奥まったところにあったりします。
リムトはそんな、なかなかたどりつけない骨董カフェです。おまけに、営業日や時間がときおり変更したりするらしく、以前、行ってみたけれど、固く閉まっていたということもありました。


そんなリムトにコーヒーを飲みに立ち寄って、大きな猫ビンを買いました。
よく見かける猫ビンですが、そういえばこれまで古いものは買ったことがありませんでした。


買うことになったのは、お値段が良心的だったからに他なりません。
ガラスには気泡がいっぱい。


アルミの蓋は薄っぺらくて、でこぼこになっています。
ちょっと叩いてみたりしましたが、なんともなりませんでした。もちろん、昔の蓋はこれが当たり前ですから、気にしてはいません。
 

これまで、映画のフィルム缶に、ドライプルーンのストックを入れていました。
ドライプルーンは整腸作用があるので、毎日いくつか食べるようにしています。食卓の脇に小さい容器をおいて入れてあるのですが、新しい袋を取り出すため、わりと頻繁にこの缶を開け閉めします。


ところが、縁がいびつで、蓋をするには、両手と時間がかかります。
そんなわけで、この頃は、いつも蓋が半開き状態になったまま、それでも使いにくさを感じていました。
 

ちょうど、なんとかしなくてはと思っていたところだったので、この大きな猫ビンは、すんなりとドライプルーン入れになりました。
というか、ドライプルーン入れとして買ってきました。


食品庫に収めるとぴったりです。
ビンを動かさず、蓋を開けるだけで中のものを取り出せる、猫ビンはすぐれものです。使い勝手が抜群によくなりました。


食品庫で、いろいろなブリキ缶を使っていますが、フィルム缶が一番不細工です。
いっそ捨ててしまおうかとも思いましたが、せっかくここまで命を永らえてきたのに、捨ててはかわいそうと思いなおし、これまで一緒に入れていた乾物と、スパイスのストックとを分けて、頻繁に出し入れしないスパイスのストックを、フィルム缶に移しました。


普段使いには、スパイスボックスがあるので、これなら多少開け閉めが面倒でも問題ありません。
一件落着でした。




2014年12月27日土曜日

シンゴスター・リヴィング


小林東洋さんの焼きもの展を見に、つくばのシンゴスター・リヴィングに行ってきました。
古い蔵を改造したお店ですが、レストラン部分を東(写真では蔵の向こう側)に建設するので、ただいま工事の真っ最中でした。
新しい部分はコンクリートのモダンなもので、完成以後は、蔵はすべて展示スペースになるそうです。


じつは、夫にはシンゴスター・リヴィングの階段を見るという目的もありました。
鉄骨を溶接して、コンクリート板が踏み板として乗せてある階段ですが、真壁づくりの蔵と、とてもよくあっています。


軽々と美しい階段は、そうそうあるものではありません。
久しぶりに見ましたが、やっぱり素敵でした。一階と二階の空間を気持ちよくつなげています。

そして、私にも焼きものを見る以外に、もう一つ目的がありました。いつも見るだけだった果物ナイフ(ペティーナイフ)を思い切って買うことにしていたのです。
たかが果物ナイフと思うのですが、他にいいのは見つからないし、ちょっと予算オーバーですがしかたがない、そう思っていました。
ところがお店にナイフが見当たりません。たずねると、
「あれは、テレビで取り上げられて、突然一年待ちくらいになってしまったんですよ」
しんごさんのお連れ合いが悔しげに言います。
「そんなぁ.....」
何年も、ナイフを見ても買わなかった私ですが、茫然としてしまいました。
「よくも悪くも、テレビの影響は大き過ぎて。何年か経ったらほとぼりが冷めるでしょうけれど」
「いやぁ、まいったなぁ」

家に帰ってから、改めてネットショップで、その果物ナイフをさがしてみました。やれやれ、どこのお店でもSold out、他のは欲しくないし、当分は果物ナイフなしで過ごします。





2014年12月26日金曜日

未年がもうそこまで


2015年キユーピー・マヨネーズです。
この、かわいいんだか、かわいくないんだか微妙なキユーピーが、何とも言えません。


キユーピーは毛糸でセーターを編んでいます。来る年が未年だからでしょう。
もう一人のキユーピーは、編み上がったセーターを着ています。


羊も、まだもこもこと毛をまとっているようですが、毛糸を持って、お手伝いしています。


そして、棒針の編み込み模様のパターンがぐるっと描かれているのも温かそうです。
未年がそこまでやってきています。







2014年12月25日木曜日

ピラミッド・パワー


朝起きて、寝室で着替えながら、箪笥の上に掛けてある絵を何気なく眺めていました。


この絵には、ピラミッド、球、そして人形が描かれています。

油絵となると、お金を払って買ったのは後にも先にもこれ一枚きり。30年ほど前に、タウン誌かなにかに写真入りの個展の案内が載っていて、興味を惹かれて見に行ったとき手に入れたものです。画家のお名前は失念してしまいましたが、当時茗渓高校の先生をしていらっしゃる方でした。
絵のサインを見ると、F.Koichiとあります。


「あれっ?」
寝室には、もう一枚、版画を掛けています。
今まで、まったく気がつきませんでしたが、その版画にもピラミッドが描かれています。


こちらは、関根伸夫さんからいただいた、1984年の年賀状です。


「いただき」という題がついていて、ピラミッドのいただきをいただいています。


うぅぅん。
寝室に二つもピラミッドがあったなんて、偶然です。
しかも我が家には、これ以外にピラミッドの絵や彫刻はありません。

ピラミッド形の下にいるわけではありませんが、きっと毎日寝ている間に、ピラミッドパワーをいただいているに違いありません。




2014年12月24日水曜日

メリー・クリスマス


とうとう全部の窓を開いてしまったアドベント・カレンダーです。
 

まあ、何日も開くのを忘れていたこともあったし、それどころじゃない日もあったけれど、やっとクリスマスを迎えました。


まあ、今年もつつがなく過ごせてよかった。


とりあえず、メリー・クリスマス。





2014年12月23日火曜日

着せ替え


もう一ヶ月半も前のことになりますが、通りすがりに見たお地蔵さまたち、素敵な地蔵堂もつくってもらい、とてもよく手入れされているのに、まとっていらっしゃるものが古く、しかも縫ったものではなくて、ただ布を切って巻きつけただけのようなのが気になりました。


そこで、お節介かもしれないと思いつつ、赤い布を用意しました。石仏たちを見かけてすぐのことでした。
その後も、地蔵堂を通るたびに気をつけて見ましたが、お掃除している人影を見たことはありましたが、お正月を迎えるにあたって、前垂などは古いままでした。
そこで、思い切ってつくることにしました。


まあ、大小いらっしゃるから、一つつくってみて、それより大きいのをつくるか、小さいのをつくるか決めればいいと、適当に布を裁ちました。
よだれ掛けは型紙をつくり、頭巾は大小のお皿をガイドにして、丸を出しました。


そうやって、裁ちためておいたものを、夫が東京に行って留守の日に、外仕事をしないで一気に縫い上げました。


お地蔵さまたち四体分、ひととおり完成です。
弘法大使は、前垂より、マントのようなものの方がいいのではないかと思いましたが、結局お地蔵さまと同じにしてしまいました。

さて、完成してしばらくは、その前を通る機会がありませんでしたが、いつでも着せ替えできるよう、前垂などは車に積んでおきました。
ある日、とうとうその前を通りかかりました。
「あっ、ちょっと停まって」
車を降りて、古い朽ちかけた衣装を手早く脱がして、新しいのと取り替えました。古いのは、揉むとぼろぼろに崩れそうなものもあり、紙袋に入れて、脇に置いておきました。
「はい、ありがとさん」
「なに?写真を撮りに来たんじゃないの?」
と夫。
「いいの、いいの」
その日は曇天、しかも日も暮れようとしていたので、写真も撮らずに帰りました。


後日、一人で通りがかったとき、寄ってみました。
「お地蔵さまたち、これでよかったですか?」


犬供養のように、集落のみなさんで集まってやることじゃないし、お地蔵さまたちの衣装だから、通りすがりの者がやったことをゆるしてもらいましょう。




2014年12月22日月曜日

お餅搗き


I.Tさんの家で、年の瀬恒例のお餅搗きがありました。
数日前まで日本列島がすっぽり寒気に包まれて、強風が吹き荒れたり、前日には雨も降りましたが、日曜日はまたとない餅搗き日和で、陽ざしもあり、風もありませんでした。
  

最初に参加させていただいたのは、ここに来た年、2001年でしたから、すでに14回も参加させていただいていることになります。


I.Tさんの家でお餅搗きをはじめた最初の年は、私たちはまだ八郷にいませんでしたが、I.Tさんの息子さんの誕生日を兼ねたお餅搗きで、搗いたものを参加者がその場で食べただけだったそうです。
やがて、ついでに自分用にも搗いてもらう参加者が増え、今では参加する人誰もが、一臼、二臼搗いてもらいます。
まったく精白していない玄米を持ってくる人、水に浸しておくのも知らないでもち米を持ってくる人、臼が割れたり、杵が掛けたりと、混乱することもありましたが、今ではすっかり手慣れたものです。
 

我が家も例年通り二臼、8キロも搗いてもらいました。


この十四年、大人は誰も変わっていないような気がします。
ところが、お母さんに抱っこされていた赤ちゃんも、走り回っていた幼児も大きく育ち、もう押しも押されもしない、少年少女たちになってしまいました。

 
十四年前には生まれていなかったまもちゃんでさえ、今年餅搗きデビューをしています。
最初から大人だった者たちは、全然変わって見えませんが、もしかしたら年を取ったのかもしれません。


8キロのお餅ってどのくらいあるかと言えば、このくらいです。
切って冷凍しておいて、半年くらい楽しみます。