今年のお誕生日に夫に贈った財布です。
夫は、1月に1回以上、財布を無くしたと騒ぐ人です。大騒ぎして自力で見つかるのが半分、本当に無くして、青くなって探していると電話がかかってきて、直売所のレジにあったとか、郵便局の窓口にあったとかで、見つかって戻ってくるのが半分です。
すぐ戻ればいいけれど、そうでないときはキャッシュカードや健康保険証を差し止め、見つかったときそれをまた戻すのが、とても大変です。
そんな夫ですから、これまでは落としても惜しくない安い財布を使っていました。夫が喜んで使う財布の条件は、ズボンの後ろポケットに入れる(一番滑りやすい!)ので薄くて小さいこと、そして、小銭が見やすく取り出しやすいことです。
そんなに何度もなくしたと騒いでも、この10年間、財布はなんとか見つかってきたので、今度は角がすれてしまうような安物ではなく、ちょっとよい財布を贈りました。
留め金がこんななので、うまく留まらないのではないか、それ以前に留めないで使うのではないかと心配でしたが、ちゃんと留めて使っています。
お札は半分だけ突っ込んで、
カード入れで押さえます。
「えぇぇ、こんなの使えるか?」
と、一旦嫌がりましたが、使い勝手はいいようです。
そして、小銭入れは見やすくて、取り出しやすい。
スーパーなどで、後ろに待っている人がいるのに小銭を出すのに手間取る人がいます。高齢の男性に多いようです。夫の場合、やはり小銭を使いたがり、それもせっかちなので、全部をレジの台の上にぶちまけます。私はそんなときは他人の振りをしていますが、この財布だとぶちまけなくても手持ちの小銭が見やすいと思います(前のも見やすかったんだけど)。
そう言えば、この財布になってから一度もなくしたと騒いでないので、無意識にあちこちに置かなくなったということ、まぁ、よかったでしょうか。
夫が財布を落とした中で、一番劇的だったのは、ホームセンターの帰りに車のボンネットに乗せたままで発車して、交通の激しい国道に落としたことです。自分でさえ、車の流れを止めて拾いにくい場所なのに、拾ってくれた人がいて(財布が車から落ちるのを見ていたらしい)、電話してきてくれて、財布を送ってくださいました。
ちなみに私は、今でもダヤンの財布を使っています。
夫の財布と比較すると、大きさはちょっと大きいくらいですが、厚みが倍くらいあります。