エチオピアのひょうたんのミルク入れがカビていました。
油やヨーグルト、乳などの乳製品を入れて使っていた容器は、瓢箪であれ、木製であれ、素焼きであれ、湿度の高い季節にはほぼカビてしまいます。
この容器の蓋は新しいのをつけ替えたもの、まだ乳がしみ込んでいないのか、蓋はカビません。
他にもかびたものはないかと調べると、ソマリアの木彫りの匙が見事にかびていました。
そして、3年前のこんな
写真がありました。
匙はともかくとして、ミルク入れのカビの出方は、今年の方がずっと少なくなっています。
さて、この
ひょうたんの器は、ガーナで暮らしていたとき、旅先の北端の町で、
「この辺りで、模様を彫ったひょうたんを買えるかしら?」
と訊いていたら、使っているものだけれどと、一人の女性が家から持って来てくれたものです。模様をはっきりと見せるためか、油にくぐらせたようで、てかてかと光っていて、そのときは模様が黒々と見えていました。
帰ってから洗って油を落とすと、模様はすっかり薄れましたが、気にはなりませんでした。ただ、もともと油を扱うのに使っていたのか、洗っても洗っても生えるカビには、20年以上悩まされました。
今ではカビることはありません。
「カビるもの」として、ガーナのひょうたん容器と双璧をなしていた、ソマリアの
ラクダのミルク入れも、カビなくなりました。
これもカビが出なくなるまでに、20年ぐらいかかっているでしょうか。
薬品など使うつもりはないので、対策としては、きれいに洗って乾かす以外ありません。
それに、1年に1回か2回、きれいに洗うのは嫌ではありません。
どちらもすっかり乾きましたが、強いミルク臭がしています。
数年は、まだまだカビが出そうです。
いつまでも乳製品の成分が瓢箪の中に染み込んでいるんですね~。
返信削除hiyocoさん
返信削除干しておいたのをさっきしまいましたが、強く匂っていました(^^♪
素焼きならちょっと水に浸けておくこともできますが、ひょうたんとか木製品はちょっと心配です。修理しているところがあると、そこがばらばらになってしまったりします。気長に付き合うしかありません。
ヨーグルトの器(http://koharu2009.blogspot.com/2009/11/blog-post_26.html)は、やっとかびなくなったのに、3.11で1つ割れてしまいました。