2023年7月31日月曜日

浦島染


浦島染のビンです。ラベルがこんなに退色するようでは、紙印刷と布染めでは染料が違うというものの、品質を疑ってしまいそうです。
虫眼鏡を使うと、製造元は「合同家庭染料工業所」、真ん中に亀の絵があって、真ん中の段の右端に「高」、左端に「級」そして、右に「家庭」、左に「染料」と書いてあります。
maicaさんによると、製造元は大阪だそうですが、ラベルには書いてありません。肝心の染料の色も書いてありませんでしたが、ビンを洗うと、ブラシが微かに赤く染まりました。

maicaさんのブログより

maicaさんの浦島染とはビンの形が違いますが、どちらもビンにエンボスはない感じです。


なで肩のビンは泡がいっぱいです。








2023年7月30日日曜日

ねじれマル


今日のマル、ちょっとだけねじれています。ねじれるのはマルだけ、タマはねじれそうになることはありますが、ねじれません。マルがスリムだからでしょうか?
以下、ねじれマルの1年です。


2022年、8月11日


2023年1月5日


5月22日


6月25日


7月6日


7月29日。
首輪をしている写真とない写真がありますが、首輪は強く引っ張ると外れる仕組みのもので、これまでに2匹で7回失くして、1回だけ見つかりました。つまり、6本が失われました。
これから、首輪なしにするか、これまでより少しきつめにしてつけるか、悩むところです。おそらく、生垣の下などに潜り込んだとき、引っかけて取れたものと思われます。昨日も1本なくしました。






2023年7月29日土曜日

ブロックの赤ベコ


食卓にブロックの赤ベコが置いてありました。
「あらっ、レゴ?」
「ダイソーだよ」
「えっ、これ100円?」
「そうだよ」
「ひやぁぁぁ!」


息子がブロックの入っていた小さい袋と説明書を見せてくれました。小さいピースが130個、輪ゴムが1つ入っていました。


組み立てたら数ピース残ったそうです。
頭は独立していて輪ゴムで吊っているのでゆらゆら動きます。どこから見ても赤ベコです。


3Dプリンターができて、型をつくるのが簡単になったとしても、20種類のピースを過不足なくセットにして100円とは!!!


ただただ感心の赤ベコでした。








2023年7月28日金曜日

出穂(しゅっすい)


この前田植えしたばかりなのに、稲はぐんぐん育って、もう出穂している田んぼもあります。


稲にとってはこの暑さも、ありがたいことなのでしょう。


まだ、70%くらいの田んぼの稲は穂を出していなくて、葉はぴんと立って、緑、みどりです。


こちらは、コンピュータを立ち上げたとき出て来たグーグルの、マダガスカルの棚田と農家の写真です。
なんて美しいのでしょう!


マダガスカルはアフリカですが、かつてマダガスカルから台湾まで軽やかに航海した、アジアの海洋民マレーの文化が色濃く残っている場所です。






 

2023年7月27日木曜日

上野の切手


しばらく前に北海道ののらさんが本を送ってくれたとき、封筒にこんな切手が貼ってありました。
21世紀になって、記念切手がシートになったことで切手を楽しむという気持ちが失われ、シールになって本格的に切手離れした私なので、この切手が発売されたことも知りませんでした。
つぼやの最中と江戸犬張り子があれば、「江戸東京」シリーズかと思いましたが、金魚と福神漬けは何だろうか、わかりませんでした。


ネットで調べると、やはり「江戸東京」シリーズで、今回は上野特集ということでした。
谷中の大名時計博物館、日暮里の羽二重団子、入谷の金華糖、本郷3丁目のつぼやの最中、谷中のいせ辰の犬張り子、池之端の伊豆栄のうなぎ、同じく池之端の十三やの櫛、入谷の朝顔市はわかりましたが、福神漬けの酒悦は知りませんでした。1675年に池之端で創業した老舗でした。
金魚はあまりにも本物っぽくて、飴細工とは気づきませんでしたが、よく見ると串がさしてあります。千駄木に飴細工屋さんがあって、常時見たり食べたりできるようです。

早速郵便局に買いに行ったのですが、3月の発売、とっくに売り切れていました。






 

2023年7月26日水曜日

キルキット


トルコでじゅうたんを織るときに緯糸(よこいと)を叩いて締める木製のキルキットです。木製ですが、堅木を使っていて重みがあります。


木製のキルキットはずいぶん前から鍛冶屋さんのつくった鉄製のキルキットに取って代わられていました。
鉄製は重みがあるし、あまりすり減ることもありません。

『ギョレメ村でじゅうたんを織る』(新藤悦子写真・文、西山晶絵、1993年)より

鉄製のキルキットを実際に使っている様子です。


鉄製のキルキットは鍛冶屋さんがつくりましたが、木製のキルキットは、家庭でつくったのでしょうか?


キルキットは、おもには並行に目を揃えながら織る絨毯織りに使われましたが、キリム(綴れ織り)にも使われました。

写真はセルビアのキリム。横1列揃えながら織るのではなく、色ごとに織り進む

かつて、家庭ごとにキリムが織られていたので、家庭ごとにキルキットを持っていましたが、多くの人が織るのをやめ、今では絨毯用の鉄製のキルキットが、工場でつくられているだけです。




 

2023年7月25日火曜日

猫と掃除機


ロボット掃除機にすっかり慣れたマル、朝8時になると自動的にスイッチャが入って動き出す掃除機を、普段は無視ですが時々かまいます。


わざと掃除機の通り道で、待ち構えます。


「来た、来た、来たぁ!」
タマはまだ掃除機からは距離を置いていて、離れた場所から眺めるだけです。


「あれっ、もう行っちゃうの?」


「タマぁ、行ったよ」
「無視!」


「来るなら来い!」


「逃げるのか?」








2023年7月24日月曜日

北ルソンの平たい籠


一昨日は、M+MのMちゃんと娘のさんごちゃんと、笠間と益子に行きました。
笠間の回廊ギャラリー門では、北ルソンの籠がディスプレイに使われていました。


北ルソンのなら、たぶん直線部分があるはずですが、これは真ん丸なので、箕ではなく干しものをするための籠ではないかと思います。
もっとも、北ルソンのどこかに真ん丸な箕がないとは言えません。


四角い籠の縁は私の持っている籠と同じ仕上げ、丸い籠の縁は私の持っている北ルソンの箕とは違い、カンボジアの箕と同じ仕上げです。


回廊ギャラリー門には、北ルソンの籠が全部で4つありました。これは網代ではなく平編みにしていて、縁に棒状のラタンを2段に回してあって、ちょっと縁が高くなっています。


これも箕ではなく、何か乾すための籠でしょうか。
農家では毎日箕を使うので、干すための特別な籠がなくても箕さえあれば兼用できます。でも、町の人はお米を毎日搗かないだろうから、こんな籠で何かを干すことも考えられます。推測の域を出ませんが。


北ルソンの農家では、虫よけの意味もあるのか、籠はかまどの上に重ねて収納して置きます。すると煤で色がつきますが、一様ではなく、重なったところは黒くならず、色にむらができます。


この籠たちの色は一様で、燻されたというより、目留めのために何か塗ってある感じです。








 

2023年7月23日日曜日

みかど染料


みかど染料のビンです。
何という泡泡! 形も好きです。みかど染料のなで肩のビンは持っていましたが。


底には、菱形の中にKCKのエンボスがあります。


なで肩のビンの方は、底にエンボスがありません。
ところで、KCKとは何でしょう?みかど染料なのに、Mの字はありません。

maicaさんのブログによれば、みかど染料は愛知県起町のみかど染料本舗で製造されたもの、愛知県では琺瑯の看板も見られています。


ヤフーオークションで手に入れた、みかど染料の箱、出品者は、愛知県のお隣の静岡県の古道具屋さんでした。品質第一の文字をステンシルで書き、シールの「みかど染料」の文字を貼った鏡の上にガラスを重ねて箱の前面としています。いくつもつくって、手芸材料店、薬局、何でも屋など、特約店に置いてもらったものなのでしょう。


箱は背面が引き出しになっていて、商品を収納できるようになっています。染料ビンを入れるにしては、ちょっと引き出しが深すぎないかと思ったのですが、深くて正解でした。


そこいらに転がっていた染料ビン、白髪染めのビンや食紅のビン、まだスペースがあったのでインクビン、フィルムケースなどを入れることができました。


これで少し片づいた?
なんか、前とほぼ同じ感じです。