私がO眼科に行くようになったのは、夫が白内障を手術していただいたときに付き添いで行くようになってからです。
夫は別の眼科で白内障が手術の時期に来ていると診断され、手術のできる病院や眼科を紹介されたのですが、その中にO眼科がありました。O眼科では週に3日の手術日(手術は1週間に1度のところが多い)があり、白内障手術に経験の深いお医者さんがいらっしゃいます。
ところが、夫は血糖値(正確にはヘモグロビンA1C)が高く、それを下げるまで手術できなかったので、かなり長く通うことになりました。最初は夫一人で行っていたのですが、白内障が進み、瞼が垂れ下がる症状(のちに病院で手術)も出てきたので私が運転して行くようになり、待っている間にふと私も白内障の検査をしてもらったらどうかと思い、お願いしたのです。
O眼科では、風を当ててからパッと光をあてる眼圧検査と視力検査をしてから、お医者さんの診察がありました。診察室では、検査結果の説明の後、診察室備えつけの機械で目を覗き込まれ、顔はまっすぐ前に向けたまま、眼球だけ動かして上下左右を見る検査を受けました。 その結果、年相応の白内障の症状はあるものの問題ないとのことでしたが、以後2、3カ月おきに定期的に診てもらうことになりました。
昨年の11月だったか、いつもの眼圧と視力検査に加えて別の検査をしました。暗くした部屋で暗い画面を見て、ポッと赤い光が見えたら手に持っているボタンを押して知らせるという検査でした。顔は固定しているのに、眼前の四角い画面はそこそこ広く、赤い光は薄くて小さくて画面のどこに現れるかわからず、すぐ消え、目まぐるしく矢継ぎ早に現れたりそうでもなかったり。しかも検査はあらかじめ知らされてはいたけれど5分間も続いて、集中力は切れるし、反射神経も衰えて、検査が終わった後はへとへとでした。
一体なにを検査されたかわからなかったのですが、そのときの診察で、眼圧が強くなっていたので、左目だけ1日1回1滴だけ、点眼剤を入れることになりました。
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| 埼玉県の藤田眼科医院の絵をお借りしました |
その後、O眼科を訪れるたびに、またあの長い検査をするのかとビクビクしましたが、いつもの検査だけで点眼薬もそのままでしたが、眼圧は落ち着いていると知らされていました。
そして咋日、検査の時に初めての機械の前に座らされました。それは虹彩と角膜の間の隙間、隅角(ずいかく)を拡大して写真に撮る機械だったのです。
隅角は、正常だと24度くらいあります。ところが、私の隅角は、右目が13度、左目が9度と狭く、放っておいても何事も起こらないかもしれないけれど、もし急に眼圧が上がって隅角が塞がると急性緑内障発作を起こし、ひどい頭痛や吐き気で、それはそれは大変な思いをするとのことでした。
では、どうしたらいいか?
二つあって、一つは白内障の手術です。視力は左右とも裸眼で1.2あるので、視力の面で白内障の手術をする差し迫った必要はないのですが、白内障の手術をすると膨張している水晶体が萎むので圧がなくなり隅角が塞がる心配がなくなります。もう一つは、虹彩に穴をあける手術です。こちらは白内障の手術に比べると、急性緑内障発作予防への確実性は劣るそうです。
どちらの手術もそれなりに大変な手術なので、ゆっくり考えて結論を出したらと言われましたが、お医者さんにいろいろ質問したりしながら心は決まり、白内障の手術をすると伝えました。白内障の手術は、説明会や血液検査などを経て手術前日、手術日、その翌日と3日続けてかよわなくてはならず、両目一度に手術するので、特に術後は自分で車を運転することができません。夫は元気、お願いすることができます。
いざ手術かと勢い込んでいると、
「では、執刀するO先生とも調整するので、次の予約は11月にしましょう」
と言われて、ちょっと肩の力が抜けました。
まぁ、お任せしてのんびり進みましょう。予期せぬ不具合も出てきはしますが、身体は今もしっかり動いてくれていて、ありがたいことです。
あのとき、ふと白内障の検査をしてもらおうかと思わなかったら、またその後も定期的に診てくれるO眼科で診てもらわなかったら、眼圧が上がって隅角が狭くなっているとは知らないで過ごしたところでした。なんでもないかもしれないけれど、大変なことになっていたかもしれません。
遠視だった人が隅角が狭くなるとか、遠視の皆さまご用心です。





















































