
昨年の春、妹の家族と同居することになってはじまった、母の身辺整理はまだ終わってなかったようで、最近、野菜と果物のミニチュアを持ってきてくれました。その昔、私の従妹が祖母にあげたパリ土産だといいます。
「ええっ。パリ土産?」、「パリに柿なんてあったかしら」、「京都土産と間違えているんじゃないの」。
などと思ったりもしましたが、栗の先が曲がっています。日本では、栗の先は曲げてつくらないと思うので、やっぱりパリ土産でしょうか。まあ、そんなことはどうでもいいし、なかなかかわいいものです。
柿で直径26ミリほどです。

タイのミニチュアです。籠に入っている一番奥の野菜は日本にはありません。瓜の一種で、硬い皮は剥いて調理します。
ピメントウの左奥は、生食するナスです。最初は、硬いし、苦いし、こんなもののどこがおいしいのと思っていたのですが、そのうちなくては物足りなくなります。脂っこいものを食べたりした後、箸休めとしてがりがりかじっていると、また食欲が出てくるのです。
オクラの長さが25ミリです。

これもタイのマグネットのついたミニチュアです。なんて見事なんでしょう。
半分に切ったジャックフルーツやパパヤは、もう本物そっくりです。釈迦頭には花までついています。拡大してみてください。
左下はバナナの花です。これも箸休め(薬味)で、しゃりしゃりしてほろ苦く、見ていると食べたくなってしまいます。
ジャックフルーツで55ミリです。

インドネシアのバリ島の木彫りです。スターフルーツとマンゴーはだいたい実物大。ドリアンはちょっと小さめだけど、インドネシアだったらこれくらいのサイズのドリアンもあるかもしれません。
この木彫りシリーズでは、釈迦頭やマンゴスティンも持っているんだけど、マグネットのできに比べると見劣りするので、登場願いませんでした。