2021年3月30日火曜日

春霞?


昨日の朝は、その前日雨だったため、陽に照らされて上昇した水分が、山の尾根あたりに水平に雲になってとどまっていました。


足尾山の頂。


 筑波山の頂。


ちょっと時間が経つと、雲はほどけていきました。
昨日は、暑いほどの晴天でした。


今朝は曇っています。
昨日、九州や山陰山陽あたりには黄砂が飛んできて、今日は東にも広がると報道されていましたが、まさか、ここまで黄砂が飛んできたのでしょうか?
昔から春霞と言われていましたが、水分だけでなく、黄砂も飛んでいたのでしょうか?







2021年3月29日月曜日

完成祝い


O家のお菓子工房完成祝いがありました。
工房の中は漆喰とタイル張り、外壁はへぎ板のような薄い木を張っています。
肝心の、工房の中のブリキの収納箱やお菓子づくりの道具が整然と並んでいる写真や、お菓子の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、自家製の米粉でつくった美味しいお菓子が数種類、ふるまわれました。
満開の桜の下、たくさんの子どもたちが走り回って、楽しい午後でした。


母屋の建設の方もずいぶん進んでいます。
お菓子工房も母屋も、どちらもOくん一人でコツコツのセルフビルドです。


そのあと、S家の完成祝いにも顔を出しました。
端正な家の姿、建具などはほぼもらいもので済ませたというS家もセルフビルドです。昨年の11月の写真とそう変わりませんが、お手洗いとお風呂が完成して暮らせるようになったので、近々借家からお引越しです。
かつて、自分で家を建てたいから、家づくりを経験してみたいと、我が家のコンクリート打ちを手伝ってくれたOくんとSくん、あれから6年、りっぱに自力で家を建設しました。
コロナ下、お昼から夜までの間に、友人たちが三々五々集まるというスタイル、コロナでなかったら、さぞかし人であふれていたことでしょう。


こちらも子どもたちが楽しそうでした。
広い庭で走りまわる子どもたち、もしかしたら、彼らも将来は街に出ていくかもしれませんが、思いっきり遊んだ経験は一生の宝物になること、間違いありません。




 

2021年3月28日日曜日

足場が新しくなりました

土曜日に足場屋さんが来てくれるので、金曜日には、それまで使っていた足場を外しました。


手すりが遠く離れていたり、木の足場板が外に傾いていたりして、ちょっと怖かった足場ですが、お世話になりました。


足場は、つくるのも大変ですが、壊すのも大変。最後に残っていた単管パイプや梯子も分解しました。


久しぶりに見る、足場のない姿です。


土曜日、朝8時前には足場屋さん到着です。早!


足場がお行儀よく並んだ車には、いつも感心してしまいます。
足場屋さんは3人、分担して降ろし。所定の場所に運びます。


長い鉄パイプは一度に3本、短い鉄パイプは一度に8本も運びます。足場板を運ぶ人は、背中に背負って珍しい運び方をするなぁと見ていました。あとで、話しているのを聞いたら外国の方、私たちと同じ顔なので、中国の方ではないかとお見受けしました。


足場は東から、時計と反対回りで組んでいきます。


あっという間に北側が完成。


一番高い西側が完成。


南側へと回ってきました。


クヌギとコナラも難なく避けています。
右端に見える階段はありがたい、手すりまでついています。


北側は2寸勾配なので、これまでも立って歩いても怖い感じはありませんでしたが、これなら、屋根の上で飛んだり跳ねたりしても、下まで転がり落ちる心配がありません。


高いところに登ってほっこりする夫。


絶景かな、絶景かな。






2021年3月27日土曜日

古代の籠


快挙、パレスチナのヨルダン川西岸地区にある砂漠の洞くつで、1万年以上前の籠(1万5千年前という記事もある)が、原形をとどめたまま見つかりました。
材料は何かなぁ?まだ特定されていないようです。


見つかったのは、断崖絶壁の洞窟の中でした。


籠、織物などは湿気などで朽ちやすいので、古いものがそのままの形で残ることは稀です。世界では、これより古い籠も見つかっていますが、小さな断片であったり、籠の編み目が土の上についているだけのものだったりで、これほど原形をとどめているものは、ほかにはありません。
この籠は、作物の栽培がはじまったころのもので、収穫物や塩を入れて置いたのではないかと考えられています。
入れていたのは何か、これからの研究が楽しみです。


日本における、原形をとどめている最古の籠といえば、佐賀県佐賀市の縄文時代早期(約8千年前)の東名(ひがしみょう)遺跡から出土された籠です。


これは、大小ある出土品と同じ材料のツヅラフジやムクロジで復元された大きい籠で、ドングリを入れて水にさらしたとか、地面に穴を掘ってドングリを貯蔵したのではないかとされています。
小さい籠は持ち運ぶのに使われたと考えられています。

世界最古の原形をとどめた籠の記事で、気になるのはイスラエルという表記です。
詳しい地図が手元にないので、間違えている可能性もありますが、ワディー・ムラバート(ムラバート渓谷)はパレスチナだと思われます。
ひどい乱暴な記事だと、ベツレヘムをイスラエルとしているものもあります。




2021年3月26日金曜日

食卓ばさみ


台所の引き出しに入れているキッチンばさみは、毎日大忙しです。
一つは、庭で使っていたとき行方不明になって、数年後に土の下からひょっこり現れたもの、長年の地中暮らしで切れ味は落ちていますが、使えないことはありません。


それでも、引き出しを開けると目をとらえるのは赤い色、無意識に赤に手を伸ばしてしまいます。

それとは別に、食卓に置いてあるカトラリー入れには、文房具のはさみを入れていますが、こちらは旅好き、すぐ行方不明になります。また、使おうとするとべたべたして使えないこともあります。夫が、大福やどら焼き、バターのついたパンなどを切って、そのままにしておくからです。


というわけで、食卓にも食べものを切るはさみが欲しいと思っていたら、小さめのキッチンばさみが見つかりました。


分解して洗えるので、これなら、お菓子を切っても、コロッケを切っても、洗うのは簡単です。


カトラリー入れに入れても、普通のキッチンばさみほど大きくないので、目立ちません。
これまで夫に、
「はさみでお菓子を切るのはやめて!」
と言っていましたが、これで切るのを見るのが楽しみになりました。
夫はお菓子を前にすると、健康のため、全部食べないで半分だけ食べようという自制心がいつも働きます。しかし、半分食べると必ず残りの半分を食べたくなって、結局全部食べてしまいます。つまり、半分にする意味がまったくないのですが、たいてい半分にします。
これからも、はさみは活躍するにちがいありません。






2021年3月25日木曜日

足場


作業の足場は全部夫がつくってくれました。
ありがたいというか、この足場がないと垂木もつけられなかったし、野地板も張れませんでした。
けれど、手にいっぱいの板や道具を持って、梯子を何度も登ったり降りたりするのは、正直疲れるし、時間的なロスもあります。梯子はこれまでの工事に使用してきたもの、どれもユンボが当たったり、いろいろなことがあってひん曲がっています。


足場は、垂木をつけてからつくり足していて、構造的には大丈夫とは言え、歩けばゆらゆら揺れるし、手すりにつかまらなくては歩けないし、その手すりは大きく離れています。それに、足場があるのは南側だけ、あとは脚立で作業します。
「ねぇ、足場屋さんを頼まない?」
「お金の無駄だよ」
「そうかなぁ、これから屋根が複雑だし工事に時間がかかるから、保険だと思ってどう?」
「おれのつくった足場に、文句あるのか?」
「文句はないけれど...」
夫が、無駄金は一切使わないぞと消極的なので、私が動くしかありません。以前お願いした足場屋さんに当たってみるつもりでしたが、週末にとりあえずネットで探してみると、足場屋さんを無料で紹介してくれるサイトがありました。質問用紙があってそれに書きこんで送ると、応えてくれるというのです。
無料だからと、県名、個人宅で平屋、ちょっと斜面などの特徴を書き込んでメールすると、週明けの朝早速、メールではなく、電話がかかってきました。
電話では、場所、建坪などを、もう少し詳しく説明しました。午後には同じ方からまた電話があり、3軒の足場屋さんを選んだから、直接連絡してもいいかと問われ、その日のうちに足場屋さんたちから電話がかかってきました。


1人目は足場を設置する場所の写真を送って欲しいと言うので、メールで送付、2人目は、こちらが気を利かせてメールで写真を送付、3人目は、
「明日、見にうかがいます」
と言います。
「えっ、そうですか。そちらはどちらにお住まいですか?」
「つくばみらい市です」
「えぇぇ、遠いじゃないですか。いいんですか?」
「ええ、うかがいます」
そうこうしているうちに、写真を送った1人目と2人目から返事が来ました。1人目は、これからおいおい値段を相談しましょうと書いてあり、2人目は税込み11万円でどうでしょうと書いてありました。お2人には次の日に決めて返事するからと伝え、次の日、3人目に会ってから決めることにしました。とんとん拍子です。

足場屋さんの仕事は、足場を運んできて、半日くらいかけて設置して、3か月経ったら解体して持って行くという、2日だけの作業ですが、足場パイプは重いのでかなりの重労働です。


さて、次の日3人目がやってきました。軒からどのくらい離すかとか、通路をどのくらいの高さにするかなどなど、細かいことを訊かれ、計測し、税別15万円でどうだろかと提案されました。
「お一人は税込み11万円と言っていらっしゃいますよ」
2人目が値段を出していてくれたので、大いに助かりました。
「2人きて半日、設置と解体で4人足と計算して、1人あたり2万5000円、まぁそんなところですよね」
3人目はしばらく考えたのち、結局税込み12万円という値段を出しました。
夫と息子に相談すると、直接会った力は大きく、2人目より1万円多いのに、
「3人目さんでいいんじゃない」
「せっかく来てくれたんだし」
という結論になりました。
2人目もきっといい人だったと思うけれど、足を運ぶかどうかという一手間が、強い決め手となり、電話とメールのお二人にお断りを入れました。
というわけで、金曜日には夫のつくった足場は解体して、土曜日には足場屋さんが足場を設置してくれることになりました。





2021年3月24日水曜日

タイガーグラスの箒

骨董市で手に入れた箒草の箒を、仮設ゲストハウスに常備していましたが、持ち手が太いとか、穂先が固いとか、なにかと使い勝手が悪く、母屋で使っていたフィリピン製の箒をそちらに持って行きました。
その後、母屋で、ちょっと箒を使いたいとき、棕櫚の箒やら、小さめの箒やらいろいろ使ってみたけれど、どうも、フィリピンの、タイガーグラスの箒にはかないません。ネットでさがしてみたら、嬉しいことに、menuiという雑貨屋さんにありました。



早速取り寄せました。
これこれ、これがタイガーグラスの箒です.
日本の箒に近い形をしていますが、左右は対称です。



元から持っているタイガーグラスの箒はビニールも使っていますが、これは自然素材だけで仕上げてありました。


柄の太さは太からず細からず、申し分ありません。
タイにもタイガーグラスの箒がありますが、柄がちょっと太すぎます。


使い勝手は、もちろん上々でした。
私ってどれだけタイガーグラスとの相性がいいのかと、浮き浮きしながら使っています。







2021年3月23日火曜日

果物と野菜


雛壇を分解して天袋にしまおうと、床の間に脚立を置いて登ったら、おやっ、床の間の上の神棚に供えている野菜や果物が薄っすら埃をかぶっていました。
埃とクモの巣は、払っても払ってもやってきます。埃を払うために、野菜の籠を神棚から降ろしてきました。


小指の先ほどしかない野菜と果物ですが、とてもよくできています。
しかも、中国でつくっているプラスティックのミニチュアのように、機械でつくって機械で彩色しているのではなくて、すべて手でひねって、手で彩色しています。


ミニチュアを入れている籠も、しっかりとしたつくりです。コースターにするにはちょっと小さすぎるくらいの大きさですが、とくに平らな部分の編み方が素敵です。
野菜も籠もタイ製です。
ミニチュアの野菜や果物といえば、もっと大きいものもあったと、そちらも出してきて埃を払います。


梅の実ほどの大きさのものは土でできているタイのもの。籠に入れた、ほぼ実物大の果物は、インドネシアのバリの木彫りです。


一番小さいミニチュアは、乾くと固まる粘土のようなもので形づくったあと、乾かしているだけだと思われますが、どれも本物感がただよっています。
それに比べると、梅の実大のものはつくりが甘く、大きさも実際の大きさにかまわずほぼ同じにつくっているなど、子どものおもちゃ感がただよっています。とくにブドウと赤かぶは、絵を見てつくった感じ、平面的です。
さて、この中で、何であるかを当てにくいのは右上の果物でしょうか?緑色のはグアヴァ、その右はリンゴですが、右上の果物は、何かわかるかな?


こちらはほぼ実物大、ドリアンは小さめですが、このくらいの大きさの実もあります。
左上の果物はちょっとわかりにくいのですが、ローズアップル(Syzygium jambos)、日本語ではフトモモと呼ばれているものです。
マンゴーはドライではよく食べていますが、スターフルーツや釈迦頭など他の果物は長く食べていません。
この中で一番食べたいのは、やっぱりドリアンです。


こんなに多種類の野菜や果物があるのに、共通のものがあるのはたったの2種類だけでした。
茄子もエンドウも、小さい方がよくできています。





2021年3月21日日曜日

お雛さま、また来年


今年も、4月3日までは待ちきれなくて、お雛さまをしまってしまいました。
飾るのもしまうのも、思い立ったら吉日です。


毎年、お顔は傷がつかないように紙や綿で覆っているのですが、中野土人形の右大臣の鼻が欠けていました。
これも、お雛さまを飾った日に、夫が行李をどさっと投げ出したとき傷んだのかもしれません。


大正末期の官女さま。


昭和初期の木目込み人形の官女さま。


古い木目込みのお雛さまは、女雛もかわいいのです。扇は手で彩色してあるようです。


戦後わりとすぐ、1950年頃の官女さま。
三者三様です。


幕末の、紙の着物のお内裏さまは、いつも思うのですが、髪の毛はいったいどうなっていたのでしょう?
このままだったのかしら?


ちなみに男雛は、冠を描いてあるので、女雛がこのままだったとしても驚きません。
女雛の扇、男雛の手や刀、台座の布など、見どころ満載です。


お雛さまたち、来年までごゆっくり。

そうそう、時間が経ったら、スマホで撮った写真が勝手にコンピュータに送られていました。めでたし、めでたし。