2021年3月1日月曜日

今年のお雛さま

昨年はお雛さまを飾りそびれてしまいました。
今年は昨年より忙しくしているので、今年も飾れないと薄々思っていました。ところが、Facebookにマンサクの花を投稿すると、Tさんから、「花を見てお雛さまも喜んでいるでしょう」というコメントをいただきました。
喜ぶも何も、今年も飾らないかもしれないとコメントを返すと、「出してあげてください。できればうかがって出してあげたいくらい」というコメントを再度いただきました。
これはもう、飾るしかありません。飾る日は日曜日と決めて、日曜日のくるのを待っていました。


お雛さまは、鈴竹の大きな行李2つと、木箱1つ、段ボール箱1つにしまっています。
納戸の箪笥の上に乗せている行李は、重いので降ろしてくれるよう夫に頼むと、降ろしただけでなく、頭に乗せて居間まで運んでくれました。
そこまではありがたかったのですが、降ろすときドサッと投げるように降ろしました。
「何やってんのよっ!」
その昔、友人の陶芸家川崎毅さんの家で、蓋のつまみにかわいい鳥がついた蓋物など買って、段ボール箱に入れて大事に持って帰ったことがありました。ところが、車から夫がその箱を運んだときは、中に何が入っているかすっかり忘れて、玄関のコンクリートの固い床にドサッと投げて、いくつも割れて、そのときも、大いにがっかりしたものでした。


最も大きい雛壇を天袋から取り出して、組み立てます。


ほかの3つの小さい雛壇は、そのままで使えます。


床の間の馬骨さんの書は、ほかに置くところがないので、このまま残します。


2時間後、一生懸命作業しているのに、まだ飾り終えていません。


土間入り口の飾り棚に至っては、まだ半分も飾れていません。


机の上に転がされている、山口県の大内人形、秋田県の中山人形、兵庫県の葛畑人形、京都府の嵯峨人形、福岡県の文字が関人形などが、飾る場所が定まらないまま、お昼となりました。
お昼ご飯を食べてすぐ、飾りつけ再開です。


飾りはじめて3時間ほど経った頃、やっと飾り終えました。
いつもは雛壇の上がぎゅうぎゅうで、超過密になりますが、私のお雛さまのお道具も、妹の連れ合いのやすおさんの姉上の木目込みのお雛さまのお道具も、今年は全部飾ろうとせず箱に残して、ゆったりと飾りました。


こちらは、いつも通り、ぎゅうぎゅうです。
上の写真では、緋毛氈の上の中野土人形の三人官女が2人しか写っていません。別の場所で治療中のときでした。夫がドサッと行李を投げ出したとき、首が折れてしまったのです。
接着剤で首をつないでいると、夫が来て、
「5人かんじゃの1匹の首が折れてしまったのか」
と言いました。
かんじゃって何?冠者って何する人?1匹って何?
ちょっと腹を立てていた私は、こらえきれずに吹き出してしまいました。まぁ、被害は最小の首一つ、良しとしなくてはなりません。


文字が関人形の雪洞が一つ失われていました。
前の記事の文字が関人形を見ていたら、雪洞一つを桃太郎ご一行と一緒に箱にしまっていることが判明したので、出してきて飾りました。
なんと、いただいてきてから7年目にして、やっと雪洞が2つ揃った雛飾りとなりました。




 

6 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

う~ん、手伝ってくれるのはありがたいけど、ヒヤヒヤしないといけない、そして被害もあったりして困りますね(笑)。夫もボーンと投げがちで「普通に置けばいいのに」と内心イラっとします。
考えてみればひな祭りは明後日!すぐしまうのですか?お嫁に行き遅れる心配はしなくていいので(笑)、しばらく飾るのでしょうか。
シャボン玉屋という商売があったんですね。びっくり!

昭ちゃん さんのコメント...

ヒナ祭り受信有難う。
全てを取り仕切っているのでパソコンを眺める余裕がないなー
ごめんなさい。

さんのコメント...

hiyocoさん
誰でも、長所と欠点がある、そんなものだと思えば、あきらめがつきます(笑)。
熱いもの(お鍋など)を動かすとき、夫は「危ないよ、危ないよ、どいてどいて」と必ず大騒ぎします。そう言いながら肘をどこかにぶつけたりしてもたもたし、「熱い熱い!」とさらに騒いだりします(笑)。で、私が熱いお鍋を動かすとき、周りに注意していれば全然危ないこともなく、安全に運べます。
ところが、工事のときなどいつも私が気が利かないと悪く言われています。誰しも持ち場が違うのでしょうね。
シャボン玉は今だと駄菓子屋に売っているのかなぁ、その昔は砂糖屋だけでもやって行けたのだから、シャボン玉だけで食べていけたのでしょうね。紙芝居屋もいたし。

さんのコメント...

昭ちゃん
お元気で何よりです(^^♪
一人であれもこれもとなると忙しいですね。散歩とか体操とかはしていますか?できるだけ身体を動かしてくださいね。
hiyocoさんのコメントに書くのを忘れたけれど、お雛さまは3月いっぱい飾っておくつもりです。毎年、4月3日まで飾っておきたいと思いながら、途中で急にしまいたくなって、しまってしまいます。

rei さんのコメント...

凄い!これだけの雛人形を飾るのですから、忙しい時期と重なれば躊躇してしまうのは当然かなと。

文字が関人形初めて知りました。おもちゃ美術館でも所有しているか調べてみます(今は、学芸員活動が制限されているのでしばらく後になりますが)。不思議な名前の由来は、文字が門司で、筆と硯とのセットからとの事。地元色豊かな名付けです。

5月には男子達の?人形が見られるのでしょうか。関心の薄い分野なのかなとも思われますが。

さんのコメント...

reiさん
母が身辺整理して、実家にあった私のお雛さまが手元にやってくるまでは、中野土人形など土人形がおもでした。2010年から賑々しく飾っています。
昔の写真を見ると雛壇も幅が狭いもの(http://koharu2009.blogspot.com/2010/02/blog-post_07.html)でしたが、木目込みが参加してから広くなっています(笑)。
五月人形?関心の薄い分野です(笑)。こちらは、子どもたちが小さいころからこいのぼりだけです(^^♪