2021年4月30日金曜日

キャンドルスタンド


家の形のキャンドルホルダー、デンマークのKAHLER社のものです。
本当は家形の、もっと大きいキャンドルホルダーが欲しいのだけれど、手づくりのキャンドルホルダーはなかなか手に入りません。これは高さ95ミリほどです。


キャンドルではなく、最近はLEDライトを使っています。


ろうそくの方が味があるのだけれど、LEDライトは手軽、消し忘れても安全なのが嬉しいところです。




2021年4月29日木曜日

建築家なしの建築


『Architecture without Architects』(Bernard Rudofsky著、1964年)は、ニューヨークの近代美術館で開かれた同名の写真展のカタログ本でした。
私がこれを最初に目にしたのはガーナのクマシで、夫の同僚のアメリカ人の建築家Mの家でした。何と魅力的な本であったことか、確か借り受けて家でじっくり見た覚えがあります。
当時、地球は今よりも広く、しかもほとんどの人たちは自国にとどめられていて、わりと自由に世界を旅ができたのは、アメリカ人くらいだったかもしれません。
この本では、世界中の、その地域に住む人々には当たり前だけど、ほかの地域に住む人々にとっては何とも珍しい風景を、垣間見ることができました。

1966年の秋、夫がガーナ第二の都市クマシにある工業大学で働くために、私たちは初めて飛行機に乗って、1週間もかけてクマシに着きました。
当時の飛行機は長時間飛ぶことができず、羽田からレバノンのベイルートまで、香港、バンコク、カルカッタ、カラチ、テヘランと、給油のためにいちいち立ち寄りながら、飛びました。
しかも1週間に1便というルートも多く、飛行機の乗り継ぎは中継地で数日待つのが当たり前、航空会社がホテル代も食事代もすべて持ってくれたものでした。


初めて見る日本以外の景色はもの珍しく、着陸や離陸のときは窓の外に目が釘づけでしたが、カラチでこのパネルが林立する風景を見たときは、何のためのパネルか、訳が分かりませんでした。


それが、この本を見て初めて理由がわかったのです。
カラチやハイデラバードなど西パキスタンでは、風はいつも決まった方向から吹きます。その風をとらえて、煙突状の穴から室内に取り込んで冷を取っていたのです。冷房がなかった時代の熱帯の知恵だったのです。


テヘランに着陸するとき、屋上にお椀を伏せたような家が連なっていたのも、興味津々でした。
「どうしてこんな形をしているのだろう?」
これは、イランのイスファハーンの写真ですが、テヘランも同じようなものでした。


のちに、パレスチナの旧市街にある家や、古い農家に泊めていただいたとき、この形の建物の内部を、初めて味わいました。
石を積み上げていくと必然的に丸い天井ができるのです。天井が高い室内には、気持ちの良い安心感のある空間が広がっています。


この本には、驚いたことに日本の写真もたくさんありました。
これは北部と書いてあるだけ、屋敷林で囲われていて、冬は家をわらで雪囲いをすると書いてありましたが、もしかしたら富山県砺波地方の垣入(かいにょ)でしょうか?
東北本線で埼玉県の大宮を過ぎると、かつてはどこにでも見かけた、屋敷林のある風景でした。

カメルーンの屋敷囲い

囲われた家というカテゴリーでも、風除け、動物除け、賊除けなどいろいろあります。


植物の屋根というカテゴリーには、日本の兜屋根の家が載っていました。左から風が吹くのかしら、雪が降るのかしら、屋根がこんなに長く伸びた家があったことは知りませんでした。これも、北部と書いてあるだけで、どこだかはわかりません。


草屋根では、スーダンの家も印象的でした。
屋根はとてつもなく厚く、部屋への入り口は小さい。暑さ対策だと思いますが、屋根は屋根だけで終わらず、のちに家畜の飼料とか畑の肥料に転用されるに違いありません。


ヴェトナムでは、家を移転するとき、柱などは解体して運んで組み直し、草屋根はそのまま持って行く話、今ではよく知られていますが、
「これは何?」
写真を見たときはびっくりしました。


水車は、人類が開発したもっとも古い原動機で、日本には平安時代に導入されました。
シリアでは、ビザンティン帝国時代(東ローマ帝国時代、395-1453年)から水車がさかんに用いられたようで、この写真はその痕跡を残すハマーの水車です。ハマーの水車は、直径が小さいものでも10メートル、大きいものでは22メートルもある、巨大な水車でした。

マリのドゴンの村

たまたま、アフリカにいたことで、土づくりの家や集落などを自分の目で見ることができたことは、とても幸運でした。


1976年には、鹿島出版会から翻訳本、『建築家なしの建築』が出版されました。

モロッコのマラケシュ

それにしても、建築のいろいろな表情、長年の暮らしから出てきた形や知恵には、一様に引きつけられるものがあります。

中国の黄土高原の土の中の家

すべてモノクロの写真で、印刷技術もさしてよくなかった時代の写真集ですが、今でも見るたびに魅了されます。







2021年4月28日水曜日

ぴったり!

しばらく前に、長年使っていたキッチンスケールが壊れました。
一度修理に出して、
「直せないので、新しいのを半額でどうでしょう?」
と言われて買い、2台目を使っていましたが、さすがに10年以上使っていればモデルチェンジもするだろうと、今度は修理は考えないで、新しいキッチンスケールを買いました。
犬の餌を計るわけでもないので、今ではキッチンスケールを毎日使うというわけではありませんが、それでもないと困ります。


ネットで調べて、コンパクトなものを買いました。


邪魔にならないし、プラスティックのカバーが2つついていて、汚れ防止になります。


このカバーは、汚れ防止だけでなく、トレイにして計れというつもりもあるようです。しかし、この大きさでは、小麦粉も砂糖も計れません。まして、うどんやスパゲッティのときはは、どうやって使えというのでしょう?


我が家のうどんは、1キロずつ袋に入っているので、いちいち人数分計らなくてはなりません。
重さが偏ってひっくり返らない程度の大きなボウルを置いて計ってみたり、バットに入れて計ってみたりしましたが、それでは操作ボタンが押せないし、字も読めません。しかたなく、計りの蓋に乗せてばらばらさせながら、いらいらと計っていましたが、よいことを思いつきました。


箸箱をトレイにするのです。
やってみると、ぴったりあつらえたようにうどんが収まりました。箸箱は、以前は使っていましたが、今は使っていませんでした。


というのも、洗った箸やしゃもじは籠の中で乾かし、


そのあと、いろいろまとめてカトラリー入れに入れるようにしたからです。
これで、すっきりです。






2021年4月26日月曜日

夢でうなされたけれど


屋根の下地づくりは、垂木を渡した上に野地板を張り、防水のためにルーフィングと呼ばれるシートを敷いて、その上に断熱材を入れて再度垂木を渡し、空気を取り入れスペースをつくった上にまた野地板を張り、ルーフィングを敷いて、やっと屋根を葺く作業に移れるという段取りになっています。

屋根作業は、雨が漏らないよう、野地板もルーフィングも、そしてガルバリウムの屋根材も瓦も、すべて下から上へと作業します。
後回しにしていた南側にもルーフィングを敷き、棟をルーフィングで覆ったことで、南北の屋根が合って棟をつくっている部分にも、断熱材を入れる作業ができるようになりました。南側は集熱箱を組み立てて設置したりしなくてはならないので複雑、まずは北側の屋根の下地を完成させ、ガルバリウムの屋根を葺くところまで、先にやりたいと思っています。


屋根材のガルバリウムは先日、夫婦で大工さんをやっている「白組」から、余っていたものを分けていただいてきました。


先週末には野地板で三角穴をふさいだので、今週から断熱材を敷く作業を再開するための下準備はすっかり整ったはずでした。


そして日曜の夜、珍しいことに、屋根作業をしている夢を見ました。
普段、作業の夢を見ることはまずないのですが、どうしたことか執拗に似た夢を見て、その都度目が覚めてしまいました。
断熱材の代わりに色とりどりの布をパッチワークのように敷き詰めている夢、垂木がなんとしてもうまく収まらないで焦っている夢、まっすぐ敷いているつもりが全部斜めになってしまっている夢、ジグソーパズルのように細かく切ったピースが見つからない夢などなど、どの夢でも作業がうまくいかず、ぐっしょりと汗をかいて目が覚めてしまいました。
「何なんだ?」
無意識のうちに、身体がこの作業に拒否反応を示していたのかもしれません。

ところが、現実の方は、夢ほど面倒ではありませんでした。
南の屋根が伸びて立ち上がっている部分では、オーダーした断熱材の幅と、垂木の間隔が違うところが多く、それに合わせてカッターで断熱材を切らなくてはなりませんでした。


でも今日やったところは、両端を除いて、断熱材が切らずにそのまま使えました。何と楽なのでしょう!
左右対称の反対側はまだ手をつけていませんが、そこもほぼ断熱材を切らずに使えるはずです。そして、南側は垂木と垂木の間隔がイレギュラーにはなっていないので、断熱材を切る必要がほとんどありません。最初に面倒なところを済ませておいてラッキーでした。
今夜は夢も見ないでぐっすり眠れそうです。





 

2021年4月25日日曜日

昔は鮮明、今はおぼろ


昨日、数年ぶりに夫の兄弟と会うために、また別世界に行ってきました。


前々からの予定入れていましたが、くしくも東京に緊急事態宣言が出される一日前でした。


朝の食堂から勝鬨橋を見て、小学生のころ両親と訪れたことを懐かしく思い出していましたが、2017年にも勝鬨橋を見たことは、全く忘れていました。




 

2021年4月24日土曜日

何とかなるさ


南側の屋根と北側の屋根の間に段差があるところ、板を張り終わりました。仕上げにはガルガリウムを貼るそうですが、曲げ機もないし、硬いガルバリウムは扱いにくそう、でも、何とかなるのでしょう。


次に、脇の三角に開いたところを閉じようかと思っていましたが、短い垂木をつける方が、急がれていました。垂木をつけて、野地板を張らないと、ルーフィングを敷く作業が終わらないからです。
垂木の材料は、南側の垂木を切ったときの切れ端です。ちゃんと取ってありました。



それを、所定の長さ(30センチ)に切りました。


そして、順番にビス留めしていきます。


この短い垂木には、瓦が1枚だけ乗ります。
まったくの外ですから、野地板を張り、ルーフィングを敷いたら、下準備が終わりです。それに比べて、南側の屋根にはこれから断熱材を敷き、集熱箱を置いたりと、いま敷いてある野地板の上に、さらに積み重ねなくてはならず、丈が高くなります。
高さの違う屋根の棟に、どうやって棟瓦を葺くのか、私には、まだまったく想像がついていません。
訊いたら、夫もまだ考えてないって!何とかなるのでしょうね。





 

2021年4月23日金曜日

シートと格闘


開口部をふさぐため、空気を通しても水分を通さないシートを張りました。
微風、ほとんど感じないような風しか吹いていないのに、紙は吹きあがります。広くて平らな場所が屋根の上しかないので、シートを屋根に広げて、長さに切って、それから幅に切ったのですが、その間シートは何度も吹きあがってねじれ、シートの上に置いた重しは屋根の下まで転がり落ち、巻いてあったシートの塊も屋根の下まで転がり落ちて、大騒ぎ。
シートの上端を棟に留めたときは、もう大仕事を成し遂げた感じでした。


シートは、ステピュラーで下端もしっかり留めて、その上に野地板を張っていきます。


あれあれ、また木の間でつぶれた虫がいました。虫は、木の間に入り込むのが好き、よくつぶれています。


いったいいつつぶれたのか、ぺったんこです。


後、少し。




2021年4月22日木曜日

雨ざらしの椅子

作業が終わったとき、残照に照らされながら、庭でのんびりするのは、とてもいい気持ちです。


夫が気に入っている折り畳み式の椅子は、ビニールハウスの仮設小屋に住んでた頃は、庭が、今よりもっと生活空間の一部だったせいもあり、かつては10脚ほどもありました。
安い椅子なので惜しげもなく雨ざらしにしていると、張ってあったキャンバス地が軒並み破れてしまいました。それをハウス紐で編んで補修して使っていましたが、それも破れ、編みなおそうにも、椅子のフレームやひじ掛けも次々と壊れ、ほとんど処分してしまいました。
2、3脚残っている椅子も、どこかしら破れています。


それに比べると、鉄の板と木の板を組み合わせたこの椅子は、壊れもせずに長持ちしています。


夫が骨董市で買ったもので、折り畳み式でフランスの椅子に似ているので、かつてフランスの植民地だったヴェトナムでつくられたものと想像します。
これまた安ものだし、とっても薄い板を使っているので、すぐダメになるものと思っていました。


ところがどうでしょう、10年以上雨ざらし陽ざらしにしているというのに、木は腐らないで石化しているというか、何だか別ものになっています。


木は柔らかな部分が失われても、固い部分が頑張っているのです。
もちろん、鉄板もびくともしていません。

この椅子は、フレームの椅子に比べると重いので、ほとんど定位置に置きっぱなしです。
どこででも、すぐ背もたれとひじ掛けのある椅子に座りたくなる夫は、キャンバスが破れてしまった椅子をまた買いたいと思ったようですが、ホームセンターにはもうありませんでした。
やれやれ、私はあの椅子が嫌いだったので一安心ですが、不自由しているみたい、座面の壊れかけた椅子は、まだまだ現役です。







2021年4月21日水曜日

また、面戸板


切妻になっている屋根の棟は、暖房のための太陽熱収集箱を乗せるため、真ん中あたりでは、南の屋根がせりあがっています。


屋根の素材は、南側は瓦で北側はガルバリウムですが、伸びた屋根のてっぺんから北へは、棟を挟んで短い瓦屋根がつきます。
ところで、南側の垂木の先端部分、ここは閉じる必要があります。そうそう、あの面倒なので面戸と呼ばれている板を嵌めなければ、空気が遮断できません。
垂木は、等間隔に置いてあるつもりですが、垂木と垂木の間隔は、25.2センチから26.1センチまで微妙に差があります。それを測って、記録します。


面戸板は、一面を4寸勾配に切って30枚、それぞれの場所の長さに合わせて、ぶつぶつ切ります。


番号をふっておいたので、その番号に合わせて置いて、


嵌めていきます。
ほぼ、加工し直すことなく嵌りましたが、数枚は、1ミリとか0.5ミリとか長すぎるのがあり、それは短くして入れました。


つなぎ目にはコーキングをして、最後の野地板を張ります。


このあと、開口部に空気は通すけれど水を通さないシートを張ってから、野地板でふさぎます。次に、北に向けて短い垂木をつけます。
野地板でふさいだ部分は、最終的にはガルバリウムを被せます。