6月3日は「みの日」=箕の日。箕の日に勝手に協賛です。
NHKオンディマンドで見ることができる、宮部みゆき原作の「ぼんくら」に箕が、正確に言えば箕形のちり取りが登場していました。
煮売り屋、豆腐屋、籠屋、団子屋、大工、桶屋、納豆屋などが暮らしている「鉄瓶長屋」を舞台に事件が起こる物語です。
これは、長屋の若い差配(さはい)の佐吉さんが掃除をしているところ、ちり取りとして藤箕(ふじみ)を使っています。
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| 三木謙次さんの挿絵 |
文庫版『ぼんくら』の挿絵の佐吉さんも箕のちりとりを使っています。
しかし、いくら差配さんとは言え、フジを経材(たてざい)に使う藤箕は立派過ぎませんか?
藤箕は、おそらくいつの時代にも高価だったはず、ちり取りには、藤箕ではなく、竹でつくったもっと目の荒い箕が相応しいのですが、それも登場していました。
これこれ。
同心と中間の間にちらっと一瞬見える、壁に掛けてあるのが、ちり取りや土木工事などに使われた持ち手のある箕です。
別の店子のところにも、持ち手のあるちり取りの箕が常備してあります。
土木工事にも使われた荒物であった箕の縁を、江戸時代当時、針金で綴っていたかどうかは疑問ですが、この形の箕は広く普及していたものと思われます。
針金をつくる技術は、金属加工の技術が伝わった古墳時代から奈良時代に、すでに大陸から伝わってはいましたが、手づくりだったので高価ではなかったかと思われます。
余談ですが、部分的にしか映っていませんでしたが、板を組んだちりとりも出てきました。
私が小さいころ、各戸にあったのはこのようなちり取りでした。
差配さんのちり取りは、差配さんが使うものだから、長屋の住人が使っているものと区別したのかもしれません。
また、壁にか掛けてある、網代に編まれた箕もありました。
長屋の掲示板というわけでもないらしい。謎の使い方でしたが。
追記:
5月3日の箕について「箕のページ」に取り上げていただいています。









































