2026年3月24日火曜日

箱の中

中が見えない焼きものや缶に何か入れると、たいてい何を入れたか忘れてしまい、探しても見つからないことになってしまいます。
先日、猫の毛布にひげが落ちていて、「さて、以前拾ったひげはどこに入れたか」と2、3ありそうな箱を開いてみましたが、見当たりませんでした。そして数日後、突然、
「猫のひげは糊のビンに入れたのではなかったか?」
と思い出し、糊のビンを開けてみたら、1つ目のビンで行き当たり、新しく拾ったひげをどこにしまったかを忘れないうちに、合流させることができました。


床に落ちた猫のひげは掃除機が拾うので、めったに拾えない。3年でたった3本です。


さて、二階の掃除をしていたら、飾り台の下に積み上げていた缶が崩れそうになっていました。片づけるついでに、「チョコサンドクッキー・クレパス」の缶を振ってみたら音がしました。
「何を入れていたんだろう?」
記憶はすっかり飛んでいます。


開けてみると、以前、九州のあかずきんさんに送っていただいたものの一部の、「日本まめ郷土玩具」の説明書や日本丸のビンなどが入っていました。
盃に入っているフィギュアは何でしょう?


足柄山の金太郎でした。
それにしても小さすぎる。リスが高さ5ミリくらい、立てるのに苦労しました。どんな目的でこんなに小さくつくられたんだろうと一緒に入っていた説明書を見ると、ネットに揚げる画像の撮影用につくられたもののようでした。


撮影が目的だと、小さい方が使いやすいのかもしれません。


金太郎は日本の昔話のシリーズの一つで、ほかにはかぐや姫、桃太郎、つるの恩返し、こぶとりじいさん、舌切り雀、一寸法師、浦島太郎があるようでした。






 

2026年3月23日月曜日

花、花、花


花曇り、ときどき晴れ、曇天も必要と思いながらも、晴れると気も晴れ晴れとします。


コブシの花芽は今年も多くはなかったけれど、きれいに咲きました。


トサミズキ。


ヒュウガミズキ。


バイモは相変わらず下を向いて、でも着々と増えています。


昨年夫が思いつきで買ってきたゲンカイツツジは、つぼみが膨らんで開きかけたときに雪が降ったため、その時の花はすべて傷んで、あとから膨らんだ花だけが無傷で咲いています。


そして、室内では今年もカクチョウランがもうすぐ開花です。






 

2026年3月22日日曜日

『世界でくらすクルドの人たち』


いつも思うことですが、『たくさんのふしぎ』は子どもを対象に書かれたものでしょうか?
というのも、子どもではない私にピッタリの本が多すぎるのです。『世界でくらすクルドの人たち』(金井真紀文・絵、福音館書店、2026年3月号)も、そんな1冊です。
いろいろな国に暮らすクルドの人たちを訪ねて、著者の金井真紀さんがクルドの新年の「ネウロズ」を楽しむ人たちを描いた、わくわく感が伝わってくる本です。そして、勉強になりました。


金井さんは、2018年の春分の日に、埼玉県さいたま市の秋ヶ瀬公園に行ってクルドの人たちと知り合ってから、彼らが紹介してくれた、イラン、イラク、カナダ、オーストラリア、イギリス、ドイツなどに住むクルドの人たちを訪ね歩き、彼らがどんなネウロズを過ごすのか観察し、一緒に祝ってきました。


クルドの人たちは、長く中東に暮らしてきました。近代になって「国家」が定められてから、トルコ、イラン、イラク、シリアなどにまたがって住んでいたクルドは、それぞれの国でマイノリティーになりました。そして、迫害されて、たくさんの人たちが国外に逃れるようになりました。何度も国外脱出を試みて失敗、九死に一生を得てやっと国外に逃れた人もいます。
彼らは、母国ではクルド語を話すことも出来なかったり、民族衣装を着ることができなかったり、クルドの新年のネウロズを祝うことも出来なかったりしましたが、定住国では、それらを手にすることができ、クルドの心を大切に生きています。



写真は、イランのウラーマーン地方で、2800年前から着られているフェルトのベストのファランジを着ている男性たちです。






2026年3月21日土曜日

お蔵入り?

台所道具では、ときおり失敗します。
あったら便利そう→欲しい→よく使うだろうか?→きっと重宝する
そう考えて買った道具なのに長続きしないことがあります。それどころか、すぐに、
「こりゃだめだ!」
となってしまうものもあります。


たとえばこの、キャベツスライサーです。ジャガイモのピーラーを大きくしたようなものです。
NHKアーカイブスの「台所訪問」という番組だったか、忙しい、子だくさんのお母さんが、このスライサーを使って、2分の1に割ったキャベツを手元を見もせずに豪快に千切りにしていました。ボウルにはまたたくまに千切りキャベツの山ができました。
「あんな便利なものがあったのか。知らなかった」
と早速買ったのですが、うまく削れません。それに、考えてみれば、私はキャベツを丸のまま割って使うことはほとんどなくて、いつも外から葉を1枚1枚はがしながら使うのが好きなのでした。


千切りも、はがした葉をきれいに重ねて、丸めて、端から切っていく作業は苦でないので、スライサーは1度試しただけで、相変わらず包丁で切っています。

使わなくなった道具としては、かき氷器、ワッフルを焼く器具などがあり、どちらも息子にもらってもらいました。かき氷器は重宝しているようですが、ワッフルを焼く器具の方はどうでしょう?
同じ材料で、ホットプレートでホットケーキを焼く方がずっと楽です。


さて、カフェラテをつくる器具、ムッカエクスプレスは、長いこと(20年も!)見限っていました。舌がやけどするほど熱い飲みものではないと気がすまない夫が、これを使うと、
「ぬるい!」
と嫌がるので、使わなくなったのでした。
使い方も忘れてしまっていましたが、便利な世の中で、「ムッカエクスプレスの使い方は?」とネット検索したらすぐに動画が何本も出てきました。復活させてみようと思っています。

キャベツスライサーも芯をつけたままで削れば、案外楽に削れるのかもしれません。これもネットで動画を見ると、芯をつけたままと取り除いて削るやり方があり、取り除いてやってみましたが、だんだん葉がばらけて、削りにくくなってしまいました。






2026年3月20日金曜日

猫の仕業

先週、コンピュータの前に座っていたら、いきなりキーボードの左にばさっと鳥が落ちてきました。
「わっ、なんだ」
間髪を入れず、キーボードの右にはタマが飛び乗りました。
状況を理解した私は、慌てながらもタマを捕まえて席を離れ、夫に、
「鳥を逃がして!」
と叫びました。 夫が鳥をどう逃がしたか、私は逃れようとするタマを必死で押さえていました。
鳥はシロハラでした。


猫に捕まった鳥は、爪でやられていたり噛まれていたりで、生き延びることは難しいのですが、この時は屋根を超えて飛んでいったとのこと、生き延びたかもしれないと、ちょっとほっとしました。
そのとき、
「無駄な殺生はやめなさい。捕まえるならネズミにして」
とタマに言い聞かせたからかどうか、今朝はダイニングにネズミが転がっていました。尻尾で分かったものの、原型をとどめていたのはお尻少々と尻尾だけ、 あとは食べたもののそっくり吐き出した残骸でした。


よかった、ロボット掃除機が動き出す前に気づいて。




2026年3月19日木曜日

作業棟の左官仕事が終わりました

つかださんの左官仕事が終わりました。
正味何日だったかしら? 5日くらいだったかもしれません。


左官前の作業棟の中です。
ラスボードという、石膏板の上に紙を貼り、それに穴を開けて下地がくっつきやすいようにしたものを張ったまではよかったのですが、足場を足場屋さんに返したあとは、高さがあるので、周りに細い通路があるものの、そこに立つだけでやっとなのに、どうやって塗るかと戸惑っているうちに、長い年月が経ってしまいました。


たった1カ所(左)だけ下塗りしているように見えます。


壁が仕上がってもないのに、ポスターを掛けている壁もあります。
これは動物の実物大の足跡のポスターで、タイのNGOがつくりました。


つかださんは梯子を何台も持ってきて、それに足場板を渡して、瞬く間にきれいに仕上げてくれました。


私が下塗りしていたところは、ちょっとぼこぼこしているかしら?


すっかり美しくなりました。


つかださんの道具はほんの少々であっさりしたもの。お茶の時間もお昼も簡単に中断できて、私のように、「区切りがつかないのでご飯も食べられない」なんてことがありません。お昼を食べるために家に帰っているときは、しっくいを混ぜるフネに、段ボールをかぶせてあります。


しっくいはいピンからキリまでろいろありますが、つかださんはこんなのを使っていました。
私が前に、どのしっくいがいいかわからなかったので、建築家の友だちから教えてもらったのは「城かべ」というブランドでしたが、「村樫のしっくい」は、「城かべ」の倍近い値段でした。






 

2026年3月18日水曜日

ミニチュアの握りばさみ

 
左官のつかださんが来てくれて、白壁がやっと白くなりました。
つかださんが来てくれているうちに、2011年3月の地震で壊れたのにそのままにしておいた母屋の壁もなおしてもらおうと、見ていただきました。


コンクリートと木造が取り合っているところは、多かれ少なかれ影響があったのですが、なおすほどのこともないところがほとんど、しかしこの二階への踊り場の小さい壁だけはひどいことになっています。


普段は、前にものを置いて押さえているのですが、仕上げ塗りが下塗りとはがれて、浮かび上がっています。


壊れた壁の前に置いたものを動かしていたとき、夫の母が遺したくけ台と握りばさみのセットが目に入りました。


長い間ここに置いたままだったので、受け取ったときの写真と比べると、まったく陽が当たらないところに置いてあるにもかかわらず、針山の縮緬の色がすっかり褪せていました。


それに、2012年には握りばさみをUPし忘れていたようです。
ままごとで遊ぶには小さすぎるものですが、握りばさみはもちろん金属、くけ台も金属でできています。


思いついて、小さな握りばさみで紙を切ってみたら、しゃきしゃきと切れました。長さ31ミリの、小さなはさみですが。
プラスティックがあふれる前、職人さんたちはなんて丁寧な仕事をしたものかと、頭が下がります。


刃物が好き、はさみが好きで、布用のはさみだけで、2010年2019年には3回、2025年と、何度も繰り返してUPしています。


ここに集合しているのは握りばさみたち、このほかに現役の握りばさみは裁縫箱の中にあります。
羊の毛刈りのはさみの大きいのはイギリスのはさみ、ちょっと小さいのはルーマニアのはさみです。

追記:


仕上げ塗りがはがれていたところ、今日の午後に出来上がりました。


ここは見ていただくだけと思っていたのに、
「やりましょう」
と言って、簡単に塗ってくれました。


地震から15年、壁が見苦しくなくなりました。