2026年9月27日日曜日

ずぶ濡れの大地


秋雨前線なのか、エルニーニョ現象なのか長雨が続いて、今日も上空はすっぽり雲に覆われています。
中秋の名月の日に、夜は晴れてお月見ができたのが奇跡のようでした。


充分に陽も当たるのに、作業棟の西側のタイルはまたまた苔に覆われてしまいました。取り除いてからまだ1年も経っていないのに・・・・・。


苔を剥がしてしまいたいけれど、この長雨であちこちが草ぼうぼうです。苔剥がしに手をつけられるのはいつになることやら。


しかし、このタイルはよっぽど苔に好かれているようで、このまま放っておくのもありかもしれません。


昨夜降った雨はどんどん上昇しています。


これを書いている間にも、絶え間なく空へと向かっています。

それにしても、目の前の木々は葛に覆われています。
ここに来た25年前、最初の仕事は草刈りと、周りの木々に登った葛や藤の蔓を切ってやることでした。一生懸命切って、隠されていた木をあらわにしたため、生き返った木々がどんどん大きくなり、あっという間に我が家から見えた山の稜線を隠すようになってきました。
だから、今は葛は放りっぱなしです。





 

2026年9月26日土曜日

韓国と中国の竹細工

このところ机まわりの大片づけをしている夫が、
「これ、二階の本棚に入る?」
と大型本を私に見せました。
夫も執筆している、大切な古い本でした。
あまり本を読み返さない夫の本は、作業棟の壁の上の方に押し込めてしまって、母屋の使い勝手のいい本棚は全部私が占領しています。
私は何かにつけて本を見返すので、この配置は仕方ないのですが、ちょっと後ろめたさがないわけではありません。
「いいわよ」


本棚はぱんぱんに詰まっているので、何かを取り出さなくてはなりません。物色していたら、背表紙に「ゲーム」と印刷した紙が貼ってあるファイルがありました。


ファイルを開いてみたら『GAMES AROUND THE WORLD』という、1981年にUNICEFが発行した、本ではなくばらばらの印刷物でした。


目次があり、ボール遊び、あやとり遊び、棒遊び、脳トレ遊び、ボードゲーム、かけっこ、ビー玉遊び、問答遊び、工作とあるのですが、

あやとりのいろいろ。上から、ガーナ、ギアナ、フィリピン

その遊びの写真はなく、遊び方が図解されている遊びはあやとりなど少数で、誌面の半分では国の紹介がされています。


例えばボール遊びとして、ナイジェリアのドッジボールが紹介されていて、遊び方の解説もされていますが、まったく別の写真が載っています。
というわけで、ユニセフがこの印刷物を何のためにつくって、どう使ったのかは不明ですが、どの遊びも少ない材料でたくさんの子どもたちが気軽に遊べる遊びばかりであるのは確かでした。


さて、表の写真の中に韓国の写真がありました。
店先で子どもたちが自転車籠に入って、楽しそうに笑っています。
「韓国にも自転車籠があったんだ!」
元々中国から伝えられたものだろうから(と言っても、いつ頃?)、中国にも韓国にもあるだろうとは思っていたのですが、写真で見たことはありませんでした(この写真はその昔見たはずだけど)。自転車籠は、そっくりもそっくり、まったく同じです。これが、東南アジアまで行くと、運搬用の籠は、まったく違った形をしています。

韓国の遊びとして紹介されていたのは、大人や子どもが輪になってするゲームで、大人数で遊べるゲームです。まず鬼を決め、鬼は両手で耳を塞ぎます。それを見た鬼の右隣の人は左手で左耳を塞ぎ、左隣の人は右手で右耳を塞ぎます。
間違えなかったら、鬼は新しい鬼を指名して続けますが、モタモタしたり、間違えたりした人が輪から抜けていって、最後まで残った人が勝ちというゲームだそうです。


そして、別の紙の中国のベビーベッド、モノクロ写真だけでの判断ですが、たぶん竹製、籠師さんが目にも止まらない速さで、しかし丁寧に編んだものに違いありません。
ベビーベッドといい、乳母車といい、子どもへの優しい思いが伝わってきます。
この冊子が発行された1981年は、私が初めて中国を訪れた年ですが、人々は皆人民服を着ており、移住の自由は制限されていて、一人っ子政策が取られていた時代でした。
中国の遊びとしては、凧づくりが紹介されていました。





 

2026年9月24日木曜日

招きハダカデバネズミ


招き猫の棚の掃除をしていたら、ハダカデバネズミの足が取れているのを見つけました。
すぐ気づけば、もしかしたら破片を見つけたかもしれないのに、3.11から15年も経って、今ごろ気づきました。


もっとも当時は破片が散乱していたので、見つかったかどうかわかりませんが。


田坂太郎さんは、素敵な作品を作り続けていますが、2010年ごろ大ブレイクしました。益子の陶器市では初日の朝行っても空っぽの棚があるだけで、何一つ見ることができないという状況が何年も続いています。未明から行列ができて、開店と同時に対応し、昼前には完売してしまいます。
年1回の銀座三越での個展では、毎回完売、三越はじまって以来の現象だと聞いたことがあります。


これは、その陶器市で珍しく棚に残っていたものです。
大ものではなく小もので、似たものをたくさんつくった中の一つだったので残っていた「招きハダカデバネズミ」です。
ハダカデバネズミを検索したら、いやぁ、気持ち悪い奴でした。
最近は、益子の陶器市に行くことも無くなってしまいましたが、


田崎さんのFacebookを見ると、最近の個展で発表した、迫力のある猫神が目に飛び込んできました。



 

2026年9月23日水曜日

大きなポケット


このところ、毎日の温度差が大きいので、箪笥の中に見つけたヴェストで気温調節しています。大きくつくってあり、軽いので着やすい。そういえば星茂子さんはとっても着やすい服をつくっていたなぁと、懐かしく思い出しました。


1990年代のはじめごろ、今のように着物のリフォームが盛んでなかったころ、星さんは「大きなポケット」というブランドで、布(法被や着物など)選びから、解き、裁断、縫い上げと一人でやって、服ができたらデパートに小さな小さな店を開いて売っていました。
星さんが店を開くデパートは2店くらいあったか、売り場は試着室にはそう遠くない通路の一角や階段のわきなどで、パイプでできた洋服掛け1つに服を掛け、その横の椅子に、法被(はっぴ)でつくった洗いざらしの服を着たアフロヘアの星さんがちょこんと座っているというものでした。


上は、星さんと初めて出会ったときに買った、法被をリフォームした服です。
紋を別々にして後ろと前に使い、


右胸にどこから切ってきたものか、赤い花のアップリケをして遊んだりと、星さんらしい服です。


穴が開いたり、かぎ裂きができたところは、表から繕っています。
「私の服は型紙をつくらないで立体裁断するから、着やすいわよ」
と星さんが言う通り、身体に合わせて立体裁断すると言う服は、確かにとても着やすいものでした。ただ、ズボンやレギンスを履くと脚にまとわりついて歩きにくいので、このワンピースには、紅絹(もみ)の裏地を、私が勝手につけてしまいました。

その後、星さんが店を出しているところでもう1度偶然に出逢い、そのときから案内の葉書をもらうようになって、以後半年後、ときには1年後に、服がたまって星さんがデパートに出店するときお会いするようになりました。


今年の夏は、久しぶりにこのワンピースを着る機会がありました。
端午の節句の幟(のぼり)でつくったワンピースで、
「着るとね、ちょうど武将の顔があったところに着た人の顔がくるようにつくったの」
と、星さん。
幟は、戸外で日光や風にさらされて、布が弱っているものが多いのですが、これはいい具合に古びているのに、何度も洗ってもしっかりしています。


星さんの服の中で、これが一番出番が多かった服かもしれません。
蚊絣(かがすり)の単(ひとえ)のコートで、薄くて嵩張らないのに羽織ると暖かいので、特に遠出をするときに重宝します。


所々に型染めの鶴のアップリケがあります。
藍染は、他の色のものと一緒に写真を撮らないと黒くなってしまいますが、実物はもっと美しい藍色です。


星さんの服の中で、おそらく最後に買ったコートですが、これだけはあまり着る機会がありませんでした。


表地が2種類の絣で、裏地に縮緬(ちりめん)を使っているのですが、裏が絹なので滑りやすく、前開きですから、すぐに肩から落ちそうになるのです。着やすい服をつくってきた星さんにしては珍しいというか、私が着こなせなかったのかもしれません。

星さんは、デッドストックなど、新品の布は使いませんでした。
着古した布の中には、しっかりしているように見えても脆くなっている布もあり、中には解いて洗濯機で洗ってみると破れて、使いものにならなかった布もあったそうです。
ブランド名の通り、どれにも使いやすい大きなポケットがついている、星茂子さんの服でした。




 

2026年9月22日火曜日

やっとだね!

夫が昨日から、
「コンピュータの調子が悪い、お天気のせいか」
と言っていました。
私のコンピュータは問題ないしスマホも問題ないので、問題があるのは夫の古いコンピュータだけじゃないのかと言ったら、4月に新調したのに使ってなかったコンピュータに、やっと重い腰を上げて乗り替えることになりました。
ところが、もう初期設定はしてしまっていたのにパスワードを忘れています。パスワードを再設定しようにも、パスワードを入れないと「設定」の画面が出てこないので、簡単に再設定できません。
そこで、解決方法を調べているうちに行き着いたサポートの画面でチャットをしました。いろいろ訊かれて答えていたら、最後に、「今日は198円いただくけど、会員になって月々6千何がしの会費をいただくことになる。その手続きをしたら解決方法を教える」という、契約画面になってしまいました。いやいや、そんな。ただだと思ってやっていた私がバカでした。
すぐ切って、どうしたらいいか、九州にいる長男に訊きました。これまでWindowsを使っていたのをMacにしたので、Windowsを使っている近くの次男より長男の方が詳しいからです。


息子とメッセンジャーでやりとりしていたら、埒が開かないと思ったのか電話をかけてくれて、電話で教えてもらいながら操作して、やっとのことでパスワードを再設定して、開くことができました。けっこう面倒なものでした。ずっと使っていれば、パスワードをいつも使うので忘れっこないのでしょう、
私も息子も、そして待っていた夫もへとへとでしたが、一安心でした。

ところが、夫のコンピュータの中は、デスクの回りと同じでゴミ屋敷状態です。
「今忙しいから、あとでまとめて片づける」
というのが口癖の夫、その「あと」がいつまで経っても来ません。やたらブックマークをつけていて、それを分類しないでいるのです。
今日はとうとう、何年も前からブックマークしたものをほとんど捨てるよう促したので、我が道を行っているその道は、少しはスッキリした道になったと思われます。








2026年9月21日月曜日

敬老の日

今日は敬老の日です。
敬老の日のルーツとされるのは、1947年(昭和22年)に兵庫県野間谷村(現・多可町)で行われた敬老会で、なんと55歳以上が対象でした。
敬老の日が祝日となったのは1966年、老人の明確な年齢基準はありませんでしたが、1963年に老人福祉法で65歳以上を高齢者の目安としたので、それに準じていました。
老人とは何歳かという話のとき、よく引き合いに出されるのは「船頭さん」の歌です。

♪村のわたしの せんどうさんは
 ことし六十の おじいさん
 年はとっても おふねをこぐときは
 げんき一ぱい ろがしなる
 それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ♪

60歳でおじいさんだって!
今どき、私の周りでは、60歳は若い人です。


井上陽水の1972年に発表されたファーストアルバム「断絶」の中の「人生が二度あれば」があります。

♪父は今年二月で六十五
 顔のシワはふえてゆくばかり
 仕事に追われ
 このごろやっと ゆとりが出来た

 父の湯呑み茶碗は欠けている
 それにお茶を入れて飲んでいる
 湯呑みに写る
 自分の顔をじっと見ている
 人生が二度あれば この人生が二度あれば♪

そして、子どものことだけに生きてきた63歳のお母さんの歌へと続きます。
この歌が発表されたとき、私の父は56歳で母はまだ40代でしたが、私から見ると当時はおじいちゃんとおばあちゃん感がありました。やれやれ、こんな年だったのかと思うと、おかしくなってしまいます。
「人生が二度あれば」が発表されたとき井上陽水さんは24歳、彼にとって65歳は十分年寄りに見えたことでしょう。
そして、竹内俊子さんが「船頭さん」を作詞したのは36歳の時。当時は60歳が年寄りだったかどうかというより、彼女にも60歳はやっぱり年寄りに見えたことでしょう。


今日は、TBSラジオで「森本毅郎(87歳)・スタンバイ!」を聴いた後、開局75周年記念の特別番組の、「森本毅郎スタンバイ!特別編」と「荒川強啓(80歳)デイ・キャッチ!特別編」を聴いて過ごします。






2026年9月20日日曜日

祭りだ、祭りだ!

台風が近づいているようですが、昨日と今日は石岡のお祭りです。
咋日、お祭りのことを失念していて、石岡の町にこの季節限定の栗蒸し羊羹を買いに行きました。お祭りの準備に町が湧き立っていたので、帰りは大通りを避けて裏から帰ろうとしたのですが、そうは問屋がおろさず、山車に遭遇してしまいました。
お祭りには、狭い旧市街から、12もの山車が出ます。


信号が青になっても、山車が通り過ぎるまで車は進みません。
山車の格納庫の天井高は限られているのか、山車を引っ張り出しながら上部を組み立てていますが、お囃子が鳴り、おかめやひょっとこのお面をつけた人は、変わるがわる舞台で踊っています。


大通りでは電線が地下に埋められていますが、一歩裏通りに入るとどこも電線だらけ、道幅は狭く、山車を曳く人たちは大変です。


一体、信号を何回待ったでしょう。やっと通ることができました。
山車を曳く人たちは曳くのに一生懸命、お囃子や舞う人は直前稽古に一生懸命、山車を組み立てる人は組み立てるのに一生懸命。
さて、今日は朝から雨で、どうなさっているのでしょうか?


栗蒸し羊羹は、生の栗を使ってお彼岸の頃から約1ヶ月だけつくられる美味しいお菓子、つくるのに5日かかるそうです。