2021年4月3日土曜日

屋根仕事


玄関の東に梁を掛ける工事は、梁材がとても重いので、息子がほぼ一人でやってきました。


その玄関回りも、形が見えてきました。
息子は4月半ばからは仕事に復帰するので、これからはあまり来ることはできませんが、ここまでできればあとは力仕事はそうありません。


玄関の屋根には断熱材を入れないので、わりとシンプルにできますが、母屋の屋根工事はなかなか複雑です。そして、手順というものがあります。


野地板を張ったあと、まず軒先に、金属の空気の取り入れ口をつけました。


空気口は、野地板を挟むように設置して、釘で留めています。
そして、軒先から上へとルーフィングという、防水シートを敷きます。


ルーフィングは、残っていたものを使ったあと、新しく買ってきたのを継ぎ足したので、色が違っています。


南の屋根と北の屋根の出逢うところは、段差ができています。
作業はすべて、水が入らないように下から上へとやるので、ルーフィングの後、この部分に通気シート(空気は通すけれど水を通さないシート)を貼ります。


通気シートを貼ってから、屋根には再度垂木を設置し、垂木と垂木の間に断熱材を入れます。
これは垂木をちょっと置いてみているところです。


北側は2寸5分勾配のガルバリウムの屋根、南側は4寸勾配の瓦の屋根、その取り合いがどうなるのか興味津々ですが、南側はまだこれからです。






6 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

北と南で材質も傾斜角度も違うものになるのですか!傾斜はソーラーシステムの関係かと想像しますが、瓦とガルバリウムの取り合わせの理由を知りたいです。

岩崎駿介 さんのコメント...

それはひとえにに経済的問題ですが、ガルバは自主施工です。

さんのコメント...

hiyocoさん
すごいでしょう!聞いたことないですよね。
北はあまり見えないので、安いガルバリウムで済ませます。友人から余ったのをもらい受ける話がついていて、自分で葺くので確かに安く上がります。必要な役物(軒先とか両端など)を買い足しても全部で5万円くらいです。ガルバリウムは勾配がゆるくていいので、屋根のたっぱが低い家のわりに天井が高くとれるという利点もあります。
南はよく見えるので瓦、こちらは最低でも屋根勾配が4寸勾配でないと葺けません。はじめは瓦を買ってきて自分で葺くと言っていましたが、それはやめてもらいました(笑)。作業棟のときも、見えない側(その時は南側)を、夫はガルバにしたがっていましたが、そのときは瓦屋さんに、「安くするから全部瓦でやりましょうよ」と言われて瓦にしました。
瓦は軒、端、棟瓦などの役物は高いけれど平たい瓦はそう高くありません(北側全部で5万円ではできないけど)。しかし、今度は屋根勾配を2寸5分勾配にしてしまってあるので、今から瓦に変更することは、技術上できません。
ソーラーシステムは2寸勾配でも7寸勾配でも大丈夫、わりと柔軟性があります。
どんな家になるか見ものですよね。舞台の大道具みたいになるか、瓦とガルバリウムがしっくり合うか(笑)。

af さんのコメント...

どんな風になるか楽しみですね〜!!!
瓦屋根希望ですが、どうなりますやら…
今日は法律に翻弄されてきました。
密集した街のための防火の規定が複雑です…

af さんのコメント...

屋根素材が2種類の話ですが、とても合理的だと思いました。
構造的にも有利ですよね。
まず、荷重として有利だし、また、屋根ふき材の吹き上げに対する検討という意味でも、
暴風してくれる木々がバックにある北側は勾配低くというのもいいわけですよね。
先生の設計は、いつも、学校で学ぶ理屈に整合しています。

さんのコメント...

akemifさん
棟の中ほどが高くなっていますが、ここだけは北側にも瓦が来ます。その上に棟瓦を積みます。両端には鬼瓦も使うのでしょうね(実際に鬼のついたものではありませんが)。
両脇も棟瓦を何枚か積むでしょう。何枚積むかは単にかっこの問題、少なすぎると貧弱だし、積みすぎると「役物は高いけど、ふんだんに使ったぜ」という成金感を出しますが、バランスを崩して嫌らしくなります。
美しい、美しくない、貧弱、成金臭は結構紙一重、面白いですね(笑)。