「乳白色のビー玉持っていたっけ?」
と、ビー玉の入った箱を差し出す、おもちゃ骨董のさわださん。
「持っているわよ。さわださんからまとめて買ったこともあるじゃない」
「そうだっけ」
などと言いながら、その箱を手に取ります。
「一個百円。こっちはもっと古いけど、これは持っているでしょう?」
と、緑のガラスにキャラメル色の模様のあるビー玉を指さします。
「うん。それは持ってる」
見せてくれたビー玉は、乳白色の中に透明なところも混じっています。
かたわらに立っていた男性が、
「持っていると言いながら、見るんだねえ。古くはないって昭和のものかい?」
と、さわださんにたずねます。
さわださんの店の前には、こうしてたむろしている男性客が、いつでも一人や二人いるのです。
「昭和じゃないな。大正だよ」
とさわださん。
それから二人で新しいビー玉やおはじきと、古いビー玉やおはじきがどう違うか、話が弾んでいます。
それを聞きながら、どれがきれいか、選んでいたら、やっぱり買って来てしまいました。
ところどころに透明ガラスの入ったビー玉もきれいですが、ずっと前にさわださんが持っていた、ちょっと小ぶりのビー玉も、とっても素敵です。
古いビー玉は、丸く見えて、完全な球体ではないものも混じっています。
もっと透明感の少ない、ものもあります。
ガラスにすが入ったり、皺が寄ったりしています。
この、ほぼ乳白色だけの大きなビー玉も、表面がごつごつしています。丸めていたとき、ガラスが冷えて、行きわたらなかった感じです。
それにしても、100円ショップには何でもあるものです。一番下は、43個で100円の中国製のビー玉、模様は味がないけれど、遊ぶには全然問題ありません。
あれっ、それにしてもそんなに安かったかな、もしかしたら二袋買ったのだったかもしれません。忘れてしまいました。
2 件のコメント:
ガラスのビー玉今でもあるのですか、
写真の現像液は酸化するのでいつも液は瓶口まで、
ビー玉をいれました。
懐かしいです。
昭ちゃん
ビー玉は、「昔おもちゃ」を売っているコーナー、おしゃれな雑貨屋、100円ショップなどなど、いろいろなところで売っています。
ただ、きらきら光るとか、磨りガラスっぽいとか、きれいすぎるのが多いです。ためしにAmazonを見たら、ビー玉を各種売っていました。ただ、遊んでいる子どもたちを見ないのが、玉に傷です(笑)。今の子どもたち遊べるのかなぁ?
検索しては見ませんでしたが、いまどきのことだから、「ビー玉の遊び方」というサイトもありますよ、きっと。先日母が綾取りで、四段梯子しか覚えてないというので、ネットで見たら一段から五段までかな、全部やり方がわかりました。ネット万歳(笑)。
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