えりまきトラ

気立てのいいトラが、数日前から、抱っこすると、ぎゃぁーと鳴きます。
怪我をしているに違いないと、お医者さんに診ていただきましたら、しっぽの付け根の裏側に傷がありました。猫に噛まれたらしいのです。

猫の皮膚は薄くて傷口がふさがり易く、ふさがった皮膚の下で、膿んでいることが多いそうです。トラも傷が化膿していて、毛を剃ってみると、しっぽのつけ根が赤く腫れあがっていました。
傷を切開して、深いところの膿が出るように、排膿管もつけていただきました。




傷口をなめないように、えりまきをしていただきましたが、いつものように頭を下げて歩こうとして、えりまきが床にぶつかっては動けなくなり、端を端を歩こうとして、いろいろなものにぶつかっては動けなくなり、不自由なことこの上ありません。
でも、少し慣れて、小さな犬猫出入り口も、なんとか通過できるようになりました。




しかし、自由には程遠く、屈辱的なことには変わりありません。
一生懸命傷口をなめているつもりでも、なめているのはえりまきだけです。
しかたなく、ふて寝です。
排膿管は明日はずしていただきますが、トラのえりまき生活は、もしかしたら抜糸する二週間先まで続くのでしょうか？




食事姿も哀れです。傷口のところはいつも隠すようにしているので、見えません。
えりまきも、ずいぶん傷んできました。