2021年2月27日土曜日

上棟しました!


助っ人Kさん、再び現る。
昨日は、梁(はり)や上桁(うわげた)に束(つか)を立て、その上に母屋(もや)を組みました。
「小屋組み」と呼ばれるところ、躯体組み立ての最終段階です。


全部手であげて、組んで、上棟しました。
棟木は細く、母屋の一部と呼ぶ方がふさわしいものですが、自力で組むつもりだったので、太い木は使いませんでした。
母屋には垂木を乗せるために斜めの刻みがついていますが、設計変更したため、新しくつくっている軒桁には刻みを入れなくてはなりません。写真はそのため、夫が刻みを入れる深さなどを、図面はできているけれど、実際に当たってみているところです。
設計変更以前は、軒桁を置かないデザインだったので、垂木は通常の1尺5寸間隔ではなく、たっぱの高いものが1尺間隔に入っています。ということは、たくさん刻みを入れなくてはならないということです。


そこいらじゅうに積んであった材木が一掃されました。
これから、屋根がかかるまで、もうひと頑張りです。




 

4 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

基本的な質問ですが、木と木は釘を使わず差し込んであるだけですか?柱はどうやって立っているなかな~と思いまして(今更~)。

さんのコメント...

hiyocoさん
結論から言えば、組み合わさったところに上からスクリューボルトを打ち込んでいるところもあります。
前は、上棟は大工さん任せだったので釘を打ったのかどうか、覚えていません。12㎝、9㎝の釘を供給しましたが、それをどこに使ったのか?屋根の下地などで、躯体には使わなかったかもしれません。大工さんはスクリューボルトは使いませんでした。使うことがいいかどうか、半々です。
ホゾが深いので、柱は自立し、それを桁なり梁などで押さえるとそれだけでしっかりします。ただ大きい地震で上下に揺れたらと思うと、つい固めたくなってしまいます。
今回、古い写真を見るとわかりますが、最初は開口が大きい居間の横に、コンクリートの柱を立てていました。その柱と木造をつないで、地震でつぶれないようにしようとしたのです。ところがその柱は、模様までつけたのに汚く打ててしまったのでみっともないと、引きずり倒して埋めてしまいました(笑)。
柔構造と剛構造をつなぐことには賛否両論があったのですが、結果的に柔構造だけで行くことになっています。今のところかっちり固まっていて、傾いたりする心配はなさそうですが。
そうそう、込み栓というカシの棒を、交わるところに貫通させたりもします。

af さんのコメント...

人力による上棟、誠におめでとうございます!!!!!
お手伝いにいけなくて、不甲斐なく思います・・・

それにしても、立派な架構ですよね。
揺るぎない安心感が伝わってきます。

先生が単管足場で作業をされている写真も、危なげがなく、凄いなぁって思います。
私は高いところが苦手なので、たぶん、あそこにすら登れない自信があります。(笑)

話は変わりますが、昨日の講義で、「サウンドスケープ」という概念が出てきました。
八郷の暮らしには、風や鳥の声といった、穏やかで心地良い「サウンドスケープ」に囲まれているのだと思いました。

さんのコメント...

akemifさん
高いところの怖さって、ちょっとしたことで解消します。
この足場も、手すりがなかったら嫌だろうし、梯子も誰かに抑えてもらったりして倒れないという保証があれば高いところもずっと怖くなくなります。
ここは人工的な音が少なくて気持ちいいのですが、耳が悪い人がいるので、私が大声を出しています(笑)。