新しい建物はコンクリートの打ちっぱなし、それも斜めに傾いだ壁で、通りから見ると大きな石が転がっているように見える、斬新なデザインです。
建物は複雑な、つながった形をしているので、コンクリート打ちは、打ち継ぎなしの一度だけと聞いていました。
それが無事終わり、今はコンクリートの外側の表面を叩いているというので見に行きました。
ひゃぁぁ、やっていました。しかも手で。
しんごさんとスタッフの方二名で、「ビシャン叩き」という、先がワッフルの焼き型のようになったゲンノウを持って、ひたすら人力でコンクリートを叩いています。
腕や肩は痛いし、腕がすっかり太くなったそうです。
それでも、一日一人、畳で二畳分ほど叩けるというお話でした。
叩いたあとのコンクリートの表面はこんな感じです。
ビシャン叩きではなく、ハンマードリルや電動鏨(たがね)ではつった、凹凸のもっと激しい我が家とは、だいぶ趣が違います。
機械より、人力よりの方が速いのにはびっくりしました。
我が家は一日に1メートル四方くらいしか叩けませんでした。 もっとも機械は重いので、長時間やっていられなかったということもありましたが。
ビシャン叩きは、六月のはじめからはじめて、もう、建物の三分の二ほど終わったそうです。
これは旧館に面した壁ですが、ここはまだこれからです。
これまで、Singostar LIVINGは、正午からの営業でしたが、新館完成後は、天窓からの朝日を感じる朝食を食べてもらいたいから、朝7時から夕方7時までの営業にするのだとか、楽しみであると同時に、他人ごとながら、
「わぁ、たいへんだなぁ」
と思ってしまいます。
ル・コルビジェのシャンディガールの教会のような室内です。
七月の開店を目指しているとか、どんなになるのかなぁ。楽しみです。
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