梅雨時でちょっと体調を崩されていた、書家のBさんの家におじゃましました。
Bさんの暮らしている家の屋号は「氷屋」、かつては氷室があって、氷をつくっていたという家です。
「夏なお寒し」、冬にはあまり行きたくない家ですが、この時期は快適です。
Bさんがアトリエにしている一室には、さまざまな墨、絵具、筆などが所狭しと置いてあります。
そして、その奥の部屋は、
「昨日、Oくんが片づけてくれたんだ」
とのことで、さまざまな和紙や中国紙、厚いの紙や薄いの紙が、使いやすいように、きれいに整理してありました。
助っ人Oくんすごい!
いろいろな和紙を見ているだけで、わくわくします。
Bさんの美しい水屋箪笥。
水屋の種類についてはよく知りませんでしたが、これは近江箪笥というものだとか。お世話になった方に差し上げるため、中をきれいに片づけたのだそうです。
昭和3年生まれのBさん、九月には水戸で個展をなさいますが、表装に少なくても一ヶ月はかかるのだとか、七月いっぱいが勝負のようです。
これは夫の大好きな、Bさんの書。
縦80センチ、横55センチくらいの紙に一字だけ描いてあります。
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