日曜日にはキャロットケーキをつくりました。
キャロットケーキやバナナケーキは、砂糖を控えても甘いのが嬉しいケーキです。
ところで、小麦粉をふるうには、1950年代にイギリスでつくられた、Talaのシフターを使っています。
あらかじめ、小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、スパイスなどを計ってシフターに入れておいて、卵、砂糖、油などを混ぜたものの中に加えるときになって、持ち手の中にあるハンドル部分を引いたり離したりして粉をふるい入れます。
ハンドルは、持ち手の上部にばねつきで設置されていて、引いたハンドルは離すと勝手に戻ります。
持ち手の下の本体に穴が開いていて、シフターの羽(?)の中心とつながっています。
本体の底には曲がった針金が取りつけられ、ハンドルを握ったり離したりすると、羽が左右に動くというわけです。
針金を曲げた羽は、内側の、網すれすれに設置されていて、左右に動くと粉を網にこすりつけて、下に落とします。
この原理はイギリスで開発されたものなのか、今でも同じ原理で粉をふるうシフターが売られています。ただ、現代の工場製品は形がちょっと複雑で、洗いにくそうに見えますが、シンプルなこのシフターは洗いやすいことも気軽に使える理由です。
イギリスのヴィンテージ台所道具は、ハーブチョッパー、泡だて器。パン用まな板など、今でも役に立つものが多いのですが、粉シフターは、野菜の水切り、ポテトマッシャーと並んで、我が家では出番の多い台所道具です。
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