2024年7月14日日曜日

ワンピースが縫えました!

夏が来たので、昨年、裁っただけで突っ込んでいたアフリカの布を取り出しました。 


買った型紙の通りに裁ちましたが、縫い方のマニュアルも同封されていたので、これを見ながら縫っていきました。
端の始末、袖ぐりなど、これまで私が縫っていたよりずっと簡単で、とくに袋ポケットのつけ方は超簡単で、こんなことならもっと早く縫えばよかったと思ったほどでした。
ワンピースの裾は、柄がボーダー柄なので直線のままにしていました。縫い上がって着てみてから、脇がちょっと長くなっても直線で仕上げるか、あるいは脇で短くするかを決めることにしていましたが、


着てみると、そのままでよさそう。ボーダーを生かして、まっすぐな裾にすることにしました。


じゃーん! 出来上がりました。
着やすいし、キテンゲは厚手で身体にまとわりつかないので、涼しく着られそうです。


そこで欲を出して、骨董市で水屋さんのお連れ合いから手に入れた、有松絞りの藍染め布もこの型で縫ってみようかと考えています。


有松絞りは、値引きしてもらった上、洗張りした羽織の裏地を合わせて、3,500円でした。もっとも、羽織裏は正絹の羽二重なのに、最初から200円という値段がついていましたが。


早く水洗いしたいのに、タマがどっかりと居座ったままです。


布(未使用)に貼りつけてあった説明書によると、まず水に浸し、よく振り洗いして「アク」を十分取るとありましたが、染められてから少なくとも50年以上は経っていると思われる布なので、藍は洗ってもそう落ちませんでした。


また、軽く絞って竿にかけ、巾丈をそろえて干しあげるか、生乾きのときに丸棒に巻きながら巾丈をそろえるのもよい方法と書いてありました。軽く絞るとは手で絞ることを想定しているのでしょう。しぼをつぶさないように手で軽く絞って。ぽたぽた水が垂れてはかなわないので、1分ほど洗濯機で脱水しました。


そして、紙筒を探してきて、生乾きのうちに巻きつけておきました。


一夜紙筒に巻きつけて地伸しをした後、そのままでは乾かないので広げて、もう一度乾かしました。
有松絞りは、しぼがあるので、ミシンで縫ったら大変なことになりそう、ワンピースにするとしたら、手でだましだまし縫う以外、方法はなさそうです。





6 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

ワンピース、とっても素敵だしお似合いです!色が渋めなので、大胆な柄でも派手に感じません(写真では  笑)。肩と裾にちょうど同じ柄がきているので、このワンピースのためのデザインのように見えます。この夏、活躍ですね!
有松絞りは初耳ですが、有松は絞りの町なのですね。布は木綿ですか?幅が狭いので、身ごろの中央も縫い合わせる感じですかね?

さんのコメント...

hiyocoさん
ありがとう。何とか着られそうですね。こんな色の服は初めてですが(笑)。
アフリカに布も、タイやカンボジアの布も、インドもそうですかね、経糸が横になるように使うので、ボーダーがあれば、上下に出てきます。

有松絞りは浴衣地、木綿です。
最近のものは模様が簡単すぎるのと、青い色でさえ化学染料で染めたものばかりですが、これは嬉しいことに藍で染めてあります。着物巾なので、何枚も接がなくてはなりませんね。まぁ、ボチボチやります(笑)。

hiyoco さんのコメント...

経糸が横になるように使うということは、模様は横向きにデザインされるということですね!日本の生地屋さんでそのような布は見たことないのでびっくりです。面白~い。

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hiyocoさん
インドネシアのバティクは1ヤード幅の布を2ヤード使って腰巻にしますが、東南アジア各国も似たような使い方です。また、インドのサリーは1ヤード幅で6ヤード使うので、自然と経糸が横になる感じになります。
アフリカでも、細く織った手織りの布をつなぎ合わせるときも、もとはインドネシアやオランダから入ってきたプリント布も、やはり横向きに使います。
中央アジアや中東でも、昔は着物くらいの幅の布が使われましたが、こちらは縫い合わせて服をつくったので縦に使います。
日本で裁縫するとき、横使いは絶対避けますよね。でもボーダー柄はどうするのかしら?横に使う場合もあるのかもしれません。

karat さんのコメント...

アフリカの布、憧れがありますが沢山の色が入っていて、自分の物にするには勇気がいります(^^;)。
これはバティック風の色合いでちょうどいいですね。でもカバや象がいるからアフリカですね。巻き付いているのはヘビですか?
そういえばバティックは端の模様を生かそうとするとなかなか難しいです。
ハワイアンファブリックも幅1ヤードの布でスカートを作るようになっていて、模様も大体横使いを前提に描かれていますね。

さんのコメント...

karatさん
アフリカの布は、もともとインドネシアのバティクををヨーロッパ人が持ち込んだのが起源なので、渋い色使いのものも多いです。ただ、模様は大きいものが多いですね。
私はうねっているのは道だとしか思っていなかったのですが、言われてみれば蛇かもしれません(笑)。よく見てもいませんでした。
アフリカでは「それどこで買ったの?」と訊きたくなるような素敵な布を身につけている人をよく見ましたが、市場で探しても全然巡り合わない、そんな感じでした。