またまた、f邸コンクリート打ち見学記です。
テラスの基礎のコンクリート打ちをしてから、なか2日置いて入り口の水平基礎のコンクリート打ちがありました。我が家の時と同様、ポンプ車なしでコンクリートミキサー車から、太い樋のようなものを使って直接生コンクリートを流すというので、それを見たかったのです。道路が高い位置にあるので、ミキサー車と打つ場所との関係は最高です。同じ地平にミキサー車がいたら、こうはいきません。
ちなみにこの樋はU建設さんのものですが、我が家にもこの長さのものともう少し短いものがあります。
余談ですが、ミキサー車の運転手さんは、23年前に、生まれて初めて、我が家の坂道のコンクリート打ちをした時に来てくださった運転手さんです。生コンクリート屋さんは、お隣のひろいちさんが紹介してくれました。
当時は、生コンクリートの会社は、打つコンクリートの場所や形状によって、セメント、砂、砂利の配合と水の分量を計算し、それらを高い塔の上から人力で操作して、それぞれの部署からミキサーに落として混ぜて、用途に合った配合のコンクリートをつくっていました。例えば坂道だと、流れにくいように水をちょっと控えます。砂利も、砕石を使ったり川砂利を使ったり、両方を混ぜたりと、いろいろありました。その、毎日塔に上って、次々と入る注文通りに材料をミキサーに落とす仕事を、ひろいちさんがやっていたのです。
ところが、それらの仕事を、全部コンピュータがする時代がきました。人が高いところに上って、下に材料を落としたりしなくてもよくなったのです。建設の需要も減っていく中、コンピュータ化できないで廃業する生コンクリート屋さんがたくさんありましたが、「Y生コン」は、ひろいちさんがコンピュータの使い方を習得するなど努力して、会社は大きい会社に併合されはしましたが、従業員はそのままで、生き残ることができたのです。
さて、ミキサー車の操作をすると、生コンクリートが流れはじめて、たまっていきます。
たまったコンクリートを鍬で動かそうとすると大変ですが、バイブレーターを突っ込んで振動を与えると、あら不思議、勝手に広がっていきます。
2度ほど落とす場所を動かしました。
ミキサー車1台分ではちょっと足りなかったようですが、ほぼほぼいっぱいになり、コンクリート打ちは終了しました。
補充する分は、自分で練ることができる量だったようです。
昨日の、入り口部分です。
傾斜した道と階段との取り合いが、気になります。間にU字溝もあります。
テラスの基礎の方は、型枠は外されて、土もずいぶん埋め戻しされていました。
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