2025年9月20日土曜日

テラスの基礎のコンクリート打ち

「f邸のコンクリート打ちはいつ?」
「知らねぇよ」
「訊いてきてね」
コンクリート打ちには、なんだか興味があります。夫が金曜日と訊いてきてくれました。
さて、金曜日になり、現場に行こうとしている夫に、
「今日はコンクリート打ちだね。何時からかな?」
と訊くと、
「知らないけど、見たいの?」
と、珍しいものでも見るような顔をしています。
「うん、見たい。訊いてきて」
と頼んでおいたら、8時半からとの電話がありました。
「もうすぐじゃん!」


早速行ってみると、もうポンプ車もミキサー車も来て、コンクリート打ちがはじまっていました。


お隣のゆみこさんも見に来ました。普通、コンクリート打ちの現場を間近に見ることなどできません。近づいても胡散臭そうに追っ払われるだけです。
コンクリートは、ホースの先から飛び出さないように手で抑えながら流し、もう一人はバイブレーターで振動を与えて、コンクリートを隅々まで流します。


途中からバイブレーターは2台使用となりました。
コンクリートを好きなところにホースで運べるポンプ車がなかった時代は悲惨でした。東京タワー建設の映像を見ると、コンクリートを一輪車に乗せて、高いところに渡した足場の上を、大勢の男たちが走りまわっています。そして、一輪車も入らない場所には、人力でバケツリレーをする以外ありませんでした。
その昔、タイやカンボジアで、コンクリートを入れたバケツを滑車で高いところに次々とあげているのを、何度も見ました。1990年ごろだったか、日本に来たタイ人がポンプ車を見て、「こんなものがあるのか!」と感動していたのを思い出します。


右の2人がポンプ車つきの職人さんで、左はこの型枠を組み立てたU建設のUさんです。


1本目の柱にコンクリートが詰まったら、型枠が垂直に立っているかどうか最後のチェックをします。
片端は問題なかったのでそのままで、片端は斜めに渡しているパイプのネジを、ちょっとだけ調節して、次の柱に移りました。

夕方、型枠をつくるUさんから連絡があり、夫がf邸に行くというので、同行しました。


端にU字溝のある、斜めになっている道路から玄関へと階段をつくるのですが、斜めの道路に階段をどうつなげるのか、道路下に見えている、断面のでこぼこした土との取り合いはどうするか、そんな相談のようでした。


テラスの支柱は、天端がきれいに均されていました(当たり前ですが、素人だとでこぼこしてしまいます)。

八郷の稲刈りはすっかり進んでいて、ほぼ刈り取られました。緑色に見えているのは、早くに刈り取られた田んぼに青々としてきたひこばえです。




 

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