2025年9月22日月曜日

羽鳥駅

常磐線の羽鳥駅のことを書いた過去の記事を見返してみたら、書いてからまだ8年しか経っていませんでした。
でも、旧駅舎があったのは、遠い昔のことのように思えます。


旧駅舎は、改札口がプラットホームの上にあって線路の両側に出て行ける駅ではなく、改札口が線路の北側だけにある、小さな駅でした。
小さな待合室には大きなステンドグラスからの光が差し込んでいて、ここで木のベンチに座って人を待っていて、狭くて視界が限られた改札口にふいに待ち人が現れたときは、お互いに笑顔がはじける気持ちになったものでした。


新しい駅舎が完成してからもう5年も経ちましたが、改札口にまで上って行ったことは数えるほどしかありません。
このごろでは、たいていの人は特急に乗って、ひとつ前の石岡駅で降りるからです。


羽鳥駅で降りるのは下の息子くらい、私たちも快適な特急にすっかり慣れきってしまって、そして石岡駅周辺の駐車場事情がよいことから、羽鳥駅を利用することはほとんどなくなってしまいました。
羽鳥駅より早くに改築して改札口が二階にある石岡駅の改札口で人を待つとき、待ち人はかつての羽鳥駅のように不意に現れるのではなく、遠くからお互いの姿が見えるので、くすぐったい気持ちで近づくことになります。


羽鳥駅は駅の反対側が開発されて久しいので、反対側に降りる人はたくさんいるのかどうか知りませんが、こちら北側に降りてくる人は、日曜ともなればほんのまばらです。







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