一昨日、斜面の草を刈りました。
斜面の傾斜は、おそらくは30度ちょっと、でも立つともっと急斜面に感じます。
急すぎて立てないところもあるものの、なんとか踏ん張って立つことができる傾斜ですが、重い刈り払い機を振り回すのでバランスよく立たなくてはならないし、歩も進めなくてはならないので、気を抜くとつるっと滑ってしまいます。
刈り払い機を持ったままで滑り落ちてはまずいので(けがをした友人もいる)、身体に力を入れたままで1時間弱、汗はとめどなく出るし、無理な姿勢を続けたので、身体はすっかりこわばってしまいました。
刈り払い機のオイルがなくなって止まったあと、道に落ちた枝などを片づけてから、坂道を登って家まで帰るのがきつかったこと、早くたどり着いて冷えた麦茶を飲もうと思いながら、のろのろとしか歩けませんでした。
坂道を登り切り、庭を横切り、家に入ったころには、脳貧血というのか、ちょっと頭から血の気が引いた感じでした。麦茶を飲むより先に、まず横になって心臓の負担を軽くした方がいいと、玄関の床の上に倒れ込みましたが、ハァハァと肩で息をする状態がしばらく続きました。軽い熱中症です。
熱中症にはかからないように気をつけていますが、作業していると、「もうちょっと、あとちょっと」と、つい休むのを先延ばしにして、気持ち悪くなってしまうことがあります。
熱中症と言えば、一番ひどかったのは、25年以上前のこと、プノンペン近郊の農村で、日陰のないところで立って客人たちにあれこれ説明し終えて、歩き出したら、急に目の前の景色の色が失われて白黒になってしまったことがありました。「あれぇ、変だ」と思っているうちに、視野が左右から狭まってきて、景色が縦長になってしまいました。
まだ若かったので、短時間で回復しましたが、今回は年のせいか回復に時間がかかってしまいました。昨日は残した草を刈る予定でしたが、前日に踏ん張って普段使わない筋肉を使ったこともあり、節々はまだ痛いしで、とうとう山仕事はできずじまいでした。
そんな昨日、一昨日が嘘のような今朝の涼しさ、1枚羽織っていますが、夏はもう終わりのようです。
1 件のコメント:
おはようございます。
米沢では一昨年、自転車で下校途中の女子中学生が熱中症で亡くなっています。熱中症は怖いです。
僕も若い時に2回程死にかけました。年齢は関係ありません。
我が家は夏場に庭の手入れをしなかったので雑草が生い茂り、虫達の楽園になっています。
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